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「おひとりさま」には「おひとりさま」の苦労があるとも知らずして、寂しさよりも「おひとりさま」の自由に憧れる夫帯者のシニア女性たち。
新年会を兼ねた茶話会に行ってきました。
参加者は60代~70代の女性5人で、
そのうちの2人は離婚経験者と未亡人の「おひとりさま」です。

初めは他愛のない各家庭のお正月風景を語り合い、
次はあそこが痛いだのここが痛いだのという相変わらずの話になり、
「みんな同じよ・・」でその話は終わり、
そして次は離婚経験者と未亡人」の2人が、
おひとりさま」は如何に自由か!の話をし始めました。
同じ「おひとりさま」の仲間同士で映画を観に行ったり、
食事に行ったり、日帰りバス旅行に行ったり、
また、好きな時間に起き、好きな時間に床に着き、
24時間は誰にも束縛されずに自由に行動できるという、
自分だけの時間の気楽さを延々と語るその姿に、
私を含めた夫帯者の3人は、
思わず、その自由さと羨ましさに
ため息を付いてしまったのでありました。(笑)

夫帯者の中の1人のF子さん(66歳)は、
ご主人様の晩酌のおつまみと夕食作りのために、
午後3時までには家に帰り着かなくてはならないために、
午後2時からの水泳教室に入りたいのも我慢して、
いつも家路を急ぐ人なのですが、
そこで、ご主人様への不平不満を堰を切ったように語りだしました。

F子さん曰く。
「みんな、聴いて。
あのね。私が水泳教室に入りたい・・と主人にお願いしたら、
俺の飯はどうするんだ!ってイヤ~な顔をするのよ。
その日だけはコンビニ弁当にしてくれるように頼んだんだけど、
聞く耳持たずで、頭ごなしにものすごい嫌味を言われたのよ。
「誰のおかげでお前は飯が食えるんだ!」って・・
確かに主人の年金で暮らしてはいるけれど、
私が支えてきたおかげで主人の今がある!と思うのよ。
夫婦とも、もう同等の立場なんだから、
週に一回の夕食ぐらい自分で作ればいいと思わない?
結局、主人が家にいる間は、
私は死ぬまで無給の家政婦をしなくちゃいけないのよ。
早く主人が病気になって入院でもしてくれるか、
ポックリ逝ってくれないと、
私には思うままに自由に生きることはできないのよね・・。
子どもが巣立った後の主人の役目って何なのかしら?
どこが男女平等なのかしら?それとも、いないよりマシなのかしら?
誰か教えてくれない・・」

そこへ、離婚経験者のG子さん(63歳)と未亡人のH子さん(65歳)が、
F子さんにアドバイスめいたことを言いだしました。

G子さんは60歳を機に調停離婚をしたのですが、
「自由になりたければ、私のように調停で離婚しなさい。
年金は分割されるし、自由だし、なんとかやっていけるものよ。」

H子さんは55歳のときにご主人様を病気で亡くされたのですが、
話によるとダメ夫としてお決まりの、
酒、女、ギャンブルに魅入られた男だったらしく、
脳梗塞で倒れて1週間の入院で亡くなられたとか・・
ですが、ダメ夫ゆえに喪失感も湧かず、
むしろ、「嗚呼!やっと死んでくれた!」
と喜んでしまったのだとか。
あまりにも優しく理解ある旦那様だと喪失感が大きいので、
むしろ、普段から憎しみを増大させていたほうが、
悲嘆感はないと思う。

だそうです。

さりとて、F子さんは離婚をする気まで行っている訳でもなく、
ただ単に現状の夫婦間の不平不満を誰かに聴いてもらい、
少しだけ楽になりたかっただけであり、
憎しみを増大させてまで、夫婦生活を送りたくない。
そういう人です。



その話を黙って聴いていた、もう一人の夫帯者I子さん(70歳)が、
笑いながら口を挟んできました。

「そういうのを無いものねだりと言うのよ。
ここでのように、皆本当のことは口にはださないけれど、
おひとりさまにはおひとりさまの苦労が、
おふたりさまにはおふたりさまの苦労があるものなのよ。
私の姉は50代でおひとりさまになったんだけど、
あらぬ噂を立てられたりして、
世間の風はものすごく冷たかったらしいわよ。
そのうち、F子さんもN代さんも、嫌でも・・じゃなくて、
待ち望むおひとりさまに必ずなれるわよ。
そうしたら、思いっきり自由を満喫すればいいんじゃない?
人間なんて置かれたところで、最後まで精一杯生きるしかないのよ。
そういうわたしも、
できれば早くおひとりさまになりたいけれどもね・・フフ♪」

だそうでございます。

ちなみにI子さんのご主人様は、脳梗塞の後遺症で、
右半身麻痺になり、現在は週に3回ほどデイサービスに行っているそうです。



思いますに・・
幾らご主人様の不平不満を言い連ねても、
アルコール依存症で手がつけられない状況であるとか、
もしくはDV夫であるとか、そういう急を要する場合でもない限り、
この歳になると、気力と体力の衰えが顕著であるので、
余程の資産家でもない限り、離婚もできず、
夫婦生活の現状はそう簡単には変えられません。
逃げているのでもなく、努力を放棄したのでもなく、
男と女は永遠に分かり合うことはできない、ということを
悟ってしまっただけかもしれません。

茶話会の一番の年長者であるI子さんの
「人間なんて置かれたところで、最後まで精一杯生きるしかないのよ。
そういうわたしも、できれば早くおひとりさまになりたいけれどもね・・フフ♪」
の、「フフ♪」という微かな忍び笑いに込められた意味合いに、
妙に納得して家路に着いたのでありました。フフ♪

我が家は晩酌はしません。そして、私の毎週火曜日午後の水泳教室の日は、
夫が夕食を作って私の帰りを待っていてくれます。
ですが、暗に見返りを求められるので、私は夫のそのような束縛愛?が重いっ!
と思うことも多々あります。
男と女は永遠に分かり合うことはできません。
さらに分かり合えないのが、婚姻年数に関係なく、、
今の時代の夫婦という男と女の謎の集合体なのかもしれません・・。

私的には、子育て後や定年後の夫婦関係の理想としては、
平安時代のような通い婚、もしくは別居婚週末婚にして、
お互いの人生の総仕上げに邁進し、介護等でお互いが必要になったら、
再び同居するのがお互いのためだと思うのですが、
あまりにも虫が良く、また都合が良過ぎる考え方でしょうか・・。

元始、女性は実に太陽であつた。真正の人であつた。

今、女性は月である。

他に依つて生き、他の光によつて輝く病人のやうな蒼白い顔の月である。

私共は隠されて仕舞つた我が太陽を今や取戻さねばならぬ。

「隠れたる我が太陽を、潜める天才を発現せよ、」

こは私共の内に向つての不断の叫声、押へがたく消しがたき渇望、

一切の雑多な部分的本能の統一せられたる最終の全人格的の唯一本能である。

                                                      By 平塚らいてふ


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テーマ : シニア・エッセイ ジャンル : 日記

tag : おひとりさま おふたりさま 茶話会 夫帯者 通い婚 別居婚 週末婚

夫源病の妻VS.妻源病の夫
先日、新聞広告の『妻の病気の9割は夫がつくる (医師が教える「夫源病」の治し方』
が目に付いたので切り抜きをしておいた。その後、プールに行ったら、
読書好きなA子(60代後半)が夫源病に関する本数冊を先日読み終えたので、
今度持ってきて貸してあげるわ。」と言うのでありがたく借りて読むことにした。



●『妻の病気の9割は夫がつくる (医師が教える「夫源病」の治し方』主な内容

夫源病は夫婦の会話がなくなることから始まる
・良妻賢母であろうとする女性が夫源病になりやすい
・いい夫婦像が映画やドラマにあふれて夫源病が急増
・96%の妻が夫に不満を持ち、83%の妻が離婚を考える
・なぜ夫という生き物は妻の心を傷つける言動を取るか
・定年後の生活を夫は楽しみにし、妻は危ぶんでいる
・更年期障害の症状が出る人と出ない人がいるのはなぜ
・医師からこんな病名を宣告されたら夫源病を疑え
・家事は夫と妻で「完全分業制」にするのがベスト
・育児中の妻が夫に「イクメン」を期待するのは間違い
・子どもが巣立った後の「空の巣症候群」を防ぐカギ
・お互いに心地よい距離感の夫婦関係ができるプチ別居
・夫源病を治す最終手段「離婚」を決める前の注意点
・これが夫源病を防ぐ中年以降の夫婦のベストなあり方

(「BOOK」データベースより)


A子は30代後半から現在に至るまで原因不明の不定愁訴に悩まされているらしい。
複数の病院でありとあらゆる検査を受けても毎回、内科的には異常なしで、
医師からは原因はなんらかのストレスでしょう。と言われ続けてきたという。
そして今やっと夫源病の本を読んで初めて、
彼女は突然襲ってくるめまいや呼吸困難、動悸、胃部の不快感等
の不定愁訴の原因は長年に渡る鈍感夫へのストレスしかない!と確信したという。


いつも夫婦仲良く?プールに来ているかに見えるA子の御主人様はといえば、
最近、妻の料理の味付けが濃くて、
普段から高い血圧がさらに上昇しつつあるのです。
もしも、「味付けが濃いんじゃない?」
などと言おうものなら、料理にだけは自信のある頑固一徹な妻に、
「私の料理はあなたの健康を考えていつも薄味よ!
気に入らないなら自分で作って!」と言われそうなので、
小心者の自分としてはなかなか言い出せないのです。
僕の血圧が高いのは妻源病のせいなのかもしれません・・と言っていた。
それに、その本をわざとらしく、自分の目の付く所に置いてあったことも、
ものすご~く嫌みに感じたが、そのことについても、
無用な争いを避けるためにも、何も言わないことにしたそうな。


いつだったか、我が夫も、私が見ていた夫源病を扱ったTV番組をチラと見て、
「夫源病があるなら、妻源病もあるさ。」と言いながら、
フンッ!と鼻先でバカにして、別の部屋へ行ってしまったことがあった。
私もそのときは、「あっ!私も夫源病だ!」と思ったものだが、
よく考えると、夫婦なんてどっちもどっちじゃん。
という結論に達した。


結婚生活4?年の私が言うのもなんだけど・・・(^_^;)
少子化で日本の未来が危ないと言われようが、
地球環境的には人口増加は好ましくはない事態になっているので、
ストレスだけの結婚なんて、できるならばしないほうがいいと思う。
それに、家族という別人格の人間に気を使いながら、
神経をすり減らしストレスでがんじがらめで
苦痛極まりない人生を送るよりも、
初めから独りでいたほうが自由で良いんじゃないかと思えてならない。
独りでいる寂しさもあるだろうけれど、自由は寂しさはには勝つらしい。
このことは友人の複数の未亡人たちと生涯独身を貫いた中高年の女性たちの全員が全員、
口を揃えて同じことを言うので、きっと真実なのだろうと考えられる。
それでも、寂しさに耐えられそうもない人は、
自由を奪われるのを承知で、またストレスを貯め込むのを承知で
何回でも好きなだけ結婚をすればいい。

私個人としては、どうしても結婚したい場合は
週末だけ会う別居婚がお勧めだけど・・。

でも、若いとき=繁殖期においては、大いなる勘違いともいう
「美しい誤解」には太刀打ちできないものでもあるのよね。(^_^;)




アンブローズ・ビアスは『悪魔の辞典』で、
「結婚とは、主人一人、主婦一人、それに奴隷二人から成るが
総計では二人になってしまう共同生活体の状態または状況」
と書いている。

文芸評論家、亀井勝一郎は『青春論』で、
「結婚とは、恋愛が美しい誤解であったことへの惨憺たる理解である」
と書いている。

オスカー・ワイルドは、
「結婚とは、まさしく相互の誤解に基づくものである」
と書いている。


思うに、どの夫婦も程度の差はあれど、夫源病と妻源病なのではないだろうか。
そして、夫と妻にストレス(心身の不調)を作りだしているのは、
それぞれの心の中にある惨憺たる理解ではなく、
自分では気づかない特異なメンタリティが作りだす
惨憺たる無理解の結果と諦観の産物なのでは?と思えてならない。



「夫婦とは悲しみと切なさと苦痛は半分ずつ分かち合い、
日々の喜びと生のエクスタシーは倍にする努力を惜しまないこと」

と、4?年間の惨憺たる理解の中での結婚生活から得た経験として
そのように思いたいけれど、
残念ながら、私はまだまだその境地に至ってはいない・・。(ーー゛)
きっと、夫婦のどちらかが先に三途の川を渡るまで、
惨憺たる理解は続くのだろうな・・。
130404r
老いという未体験ゾーンに入りしも先に見えるはスパイラルな霧
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テーマ : ひとりごと ジャンル : 日記

tag : 夫源病 妻源病 アンブローズ・ビアス 悪魔の辞典 亀井勝一郎 オスカー・ワイルド 惨憺たる理解 惨憺たる無理解

人生の断捨離で一番捨てたいのは”夫”です。
120315r
↑は一週間程前の新聞に載っていた「婦人公論」の広告である。
「一番捨てたいのは”夫”」と答えた妻たちの気持ちを勝手に想像してみたり、
また、この広告を見て、非常に不愉快な気分になったであろう、
世の夫たちの顔を想像して苦笑いしてしまった。

読者100人の答えらしいが、広告だけでは
「一番捨てたいのは”夫”」と答えた人たちの年齢層が判らない。
その年齢だけを知るために買って読むほどの気持ちはないし、
またわざわざそのためだけに書店まで立ち読みに行く気もないので、
読者層の推定年齢は、多分40代~60代と限定して、
私の思ったことを偏見だけで書いてみようと思う。

私は亡き父もサラリーマンであり、夫もサラリーマンであったので、
サラリーマンの妻の立場でしか物事を語ることはできないが、
結婚生活4?年のアラシックス妻から言わせれば、結論として、
夫婦なんて「どっちもどっち」でしかないんじゃないの。

もしも「婦人公論」の男性版として、仮に「紳士公論」のような雑誌があったとして、
夫たちにアンケートをしたら、「人生の断捨離で一番捨てたいのは”妻”です。」
のごとき答えが帰って来るんじゃないかと思う。(^^ゞ


有名人や芸能人、名の売れた作家や芸術家。
また国家資格があり、尚且つその資格を活かして、
年齢に関係なく、バリバリ稼げるキャリアウーマンの妻ならば、
経済的な不安もなく、あっさりと夫を捨てること(離婚)ができるかもしれないが、
年金は第3号被保険者のサラリーマンの妻であったなら、
老後は夫の老齢年金+企業年金(あれば)に頼らざるを得なく、
心の中で「夫を捨てたい!」と思うだけで、
実際にはそう簡単に捨てることはできない。

表向きの社会では男女平等を唱和するが、それは口先だけであり、
裏側では男尊女卑が根強く残るこの日本で、
大多数の妻たちは、外からは見えない家庭という牢獄に置かれ、
家族からは良妻賢母を求められ、夫への不平不満等は
決して外へは漏らさずに自分の心の中に抱え込み、
匿名のアンケートのときなどに、
人生の断捨離・・一番捨てたいのは”夫”」などと書いて
憂さを晴らすしか術がないのだろう・・。

私自身、40代までは願望として「夫を捨てたい」と何度も思っていたが、
50代の初めに入院、手術を経験した後は、夫に対する見方が少しだけ変わった。
老いれば夫婦ともに、嫌でも病に罹る率が高くなる。
自分たちの生活で手いっぱいの独立した子どもたちに頼るわけにもいかず
まだ運よく「おふたりさま」でいられる場合、
その時に頼れるのは一番身近な存在の「捨てたい夫」しかいない。

「一番捨てたいのは”夫”」と答えた妻たちは、今は健康に何の問題も無く、
今以上のものを夫に求め、「夫たるものはこうあらねばならぬ症候群」
に惑わされているのではないかと思う。

人は相手の嫌な所ばかり見がちであり、その嫌な部分だけが脳にインプットされる。
心理学で言うと、その相手の嫌な部分と言うのは、
自分自身の嫌なところを相手に投影させて見ているそうである。
夫を捨てたい願望は、無意識下にある自分自身の醜い部分を夫が曝け出している。
ということになるらしい。


例えば、DV夫であるとか、アルコール依存症で入退院を繰り返すとか、
またギャンブル依存症で生活費を一円も入れないというような、
もう救いようが無い状態なら、覚悟を決めて捨ててしまうのも良いが、
そのような100%ダメ夫ではなく、確実に生活費を入れ、
尚且つひとつでも良い部分、また自慢できる部分があれば、
できれば捨てないで家族として雇って?おいたほうが、
将来(老後)のメリットは大きいように思う。

夫婦はいずれは100%の確率で、必ずどちらかがこの世に
取り残されて「おひとりさまに」なる運命にあるが、
平均寿命の男女差を見ても判るように
大多数の妻はそのうち「おひとりさま」になる確率が高いので、
それまでは夫の良いところだけを見るようにして、
「おふたりさま」の日々を満喫しなければ、後々後悔する部分もあると思う。
ちなみに、たったひとつでも、夫の良いところだけを認めて感謝する行為は、
夫が妻の良いところに気付くことにも繋がるような気がする。

夫を捨てたいと思っても、経済的な問題を考えると、
願望だけで実際には捨てられない・・
という理屈はただ単に自分を甘やかし、
夫にも人生にも社会にも甘えているだけなのではないのだろうか。

社会的人間関係にも、夫婦関係にも、また家族の関係にも
個々が求めることに対して、100%の完全無欠な回答も行為も有り得ない。
夫婦生活においては、いかに妥協するか・・でしかないように思う。

まだ恋人感覚の新婚夫婦ならいざ知らず、
惰性で夫婦関係を維持している中高年の夫婦なんて、
家庭生活は何事もお互い様なのではないだろうか。
相手に理想を求めても、年齢的にもう可能性はない。
捨てるよりも、求めるよりも、先ずは相手が求めていることを感じ取って、
少しでも与えることを優先すれば、
人生の断捨離で、どうしても捨てられないのは”夫”です。」
と思えるような気がする。

この世での女性の成功者は1%であり、
また夫を捨ててもすぐに他の殿方が言い寄ってきそうな
容姿端麗な女性も統計学上では1%しかいないらしい。
もし、本当に夫を捨ててしまったら、経済的自立の面でも、容姿の面でも、
どんなに努力をしても、どちらの1%にも入れない妻が99%なのである。

「捨てたい願望」はあれども、実際には「捨てる決断」が出来ないまま、
日々グチグチと独り言を呟きながら、夫からのストレスを解消しつつ、
99%は無名なまま老いて、嫌でも皺くちゃ婆さんになって行くのものなのよね・・。

とまぁ、貧乏人の婆さんの戯言を独断と偏見で書いてはみたけれど、
実はね。今もまだ、年に数回は「夫を捨てた~い!」と思うときがあるのよ。(^_^;)
人間なんて「喉元過ぎれば熱さを忘れる」生き物だから、
こればっかりは仕方ないわね。

人生は夢のごとくに過ぎゆきてルビー婚式迎えし二人
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テーマ : 思ったこと・感じたこと ジャンル : 日記

tag : 断捨離 DV夫 アルコール依存症 ギャンブル依存症 人生の断捨離

あれから40年・・・老妻たちの逆襲計画
振り返れば、私はと言えば、なんの取り柄もなく、何の才能もなく、
ましてや人様に誇れる特技を身に付けることもなく、
6?年の日々を無為に生きてきてしまった感が強い・・。
それでも二人の子どもたちは可もなく不可もなく育ち、
それぞれに良き伴侶を見つけて家を出て行き、
「おふたりさまに」なって、なんの進歩も進化もないまま約10年が過ぎ、
そして、今年、私の結婚生活も丁度40年となった。
日数で数えると14776日。よく今まで持ったものだと思う。
離婚の危機も何回かはあったものの、今まで一緒に居ることができたのは、
ひとえに私の我慢と忍耐のたまものであると思っている。(^_^;)
夫も同じことを思っているのも確実だが、そこは無視することにする。
なぜなら、男と女の脳の作りには決定的な違いがあり、
永遠にお互いを解り合うことはできないからである。

そして今日、40肩のリハビリに通っているプールで、
婆様たちの社交場=ストレス発散の場となっている
プールのある施設のロビーの一角で、もしも生まれ変わったら、
再び今の及び既に彼の世の住人となっている旦那様と出会いたいか?
の話になった。
そこに居た、私を含めて5人の婆様たち(結婚生活40年~45年。内2人は未亡人)は、
皆が皆、きっぱりと否定した。

いつも旦那様と一緒に仲良くプールに来ている婆様もいるのだが、
彼女はもし、生まれ変わってもまた今の旦那様と恋をして結婚したい。
と言うのだろうな・・と誰もが思っていたら、
あらら!なんとまぁ、期待を裏切り、一番先に「絶対に嫌っ!」と否定した。
結局は5人が5人とも、あの世に逝ってまで、
今の夫及び彼の世の住人となった夫とは絶対に関わりたくないというか、
生まれ変わりによるこの世での廻り合いも拒否した。

ということは、当たり前の話しではあるけれど、男女ともども、
過去も含めた現実の結婚生活にも、大いなる不平不満が昇華されずに溜まっている。
未亡人の場合も、相手が死してなお、心の奥底には不平不満が燻っていると推測できる。
それに別な人のほうが幸せになれると思っている節もある。


このときと場合に、それぞれのご主人様に対する不平不満が出るわ出るわ。
以下はそのときのそれぞれが発した個人的思いの概要である。     

C子(老いてもどこか色っぽい美しき未亡人)
私が風邪による高熱で寝ているときに、
自分の分だけコンビニでお弁当を買ってきて、
居間でテレビを見ながら独りで大声でげらげら笑いころげて弁当を食べ、
そのまま寝てしまった夫の姿を見て、風邪が治ったら、
社交ダンスで鍛えたこの脚で顔面に回し蹴りを入れてやろうかと思ったわよ。

D子(年相応のそれなりのお顔の未亡人)
高校、大学と受験生が2人もいたときに、フィリピンパブのおネェちゃんに入れ上げて、
生活費を半分に減らされたことを未来永劫、私があの世に逝っても許さないわ。
夫は仏式で葬儀をしたので極楽浄土、私はキリスト教式で葬儀をする予定なので
天国に行くので、合うことはないだろうと思うけど・・。

E子
一日中テレビが恋人の如くにテレビの前に座っているのが気に入らないのよね。
健康の為に少しは動いたら?と言っても、私のいうことなんか無視して、
テレビと一体化したお地蔵さんになってしまっているのよ。
あら、寝ているわ。と思ってテレビを消すと、
「なんで消すんだ!見ているぞ!」と言ってまた電源を入れさせるのよ。
できるものなら、映画の「リング」の貞子のように、
私がテレビの中から出て行って脅かしてやりたいわ。
sadako
F子
2人とも、もう無職なのだから条件は同じ、家事は分担すべきよねぇ。
と思いながらも、夫の昼食を準備してきて、
直後にまた夕飯のメニューを考なくちゃいけない女の立場の弱さが悔しいわ。
それに、甘すぎるだの、塩辛いだのと口答えする分、飼い犬より始末が悪いわよね。
たまには自分で夕飯を作れっ!っていうのよ。

N代
前夜と翌朝に、友人と会うから出かけます。と言っているのに、
そんなことはすっかり忘れ、毎回、出かけるたびに、
何処に行く? 誰と行く?何時に帰ってくる?俺の飯は? と訊かれるのよ。
帰ってきたら夕食に毒を盛ってやろうかと思うことが数知れずあるわ。
ただ毒の入手方法をしらないから、思うだけにしているけど。


こんなことを言いつつも、みんな一朝一夕で婆さんになったわけでもなし。
ずる賢い狸婆様たちは家に帰れば、心にもない言葉を発し、
夫といういい歳をしてもまだまだ子ども的な男の自尊心を擽りつつも上手く操り、
また世間には世帯主の男としての立場を守り、
リップサービスの多用で家庭内の平和を保っているのである。

思い起こせば・・私は若き日になにを血迷ったのか、
気の迷いで結婚して、あれから40年の月日が流れ去った。
あの時は超イケメンに見えた夫も今では頭髪もお寂し山のただのジジィ。
かくいう私も半白髪で老眼鏡を手放せないただのシワシワババァ。
ときどき動悸がするんだけど、間違っても「トキメキ」の胸キュンじゃなくて、
心筋梗塞の前触れだと思うのよね・・( 一一)
だって、韓流スターだの、いまどきのイケメン俳優にも全く興味なし。
このまま、二度と胸キュンを体験することもなく、徘徊老婆になっていくのね・・。

結婚直前になにげなく見てもらったある手相見から、
「貴女は男で苦労する手相をしておる。」
と言われ、結婚してから気が付いたけど、あれから40年・・・
もう、時既に遅しね・・・。
それでも、心の片隅ではまだ「おふたりさま」でいられることに安堵し、
一応はそれなりに健康な夫に感謝をしているのかもしれない・・。
夫婦とは何事もお互い様ではあるけれど、
時の流れとは、また老いるとはこういうものなのねぇ。

致死量の幸福ください永遠に貴方を愛し続けますから
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テーマ : 「生きている」ということ ジャンル : 心と身体

ピンピンコロリの法則と夫婦の関係

を読み終えました。
地方自治体と協同での大規模追跡調査の豊富なデータによる
PPKで逝くための分析結果が判り易く書いてあります。


PPKの条件としては、

① よくお出かけする。
② 毎日お酒を飲む。
③ かかりつけの歯科医、内科医がいる。
④ 財布は自分が握る。
⑤ 仕事をしている。
⑥ ボランティア活動をしている。
⑦ 自分は健康だと思う。
⑧ 夢を持つこと。
⑨ 前向きに生きる。
⑩ 長野県に住む。
⑪ コレステロール値が高め。

その他.......................

らしいので・・・
私の現在の生活行動を分析してみました。


①よくお出かけする。
リハビリのために一日がかりで市営プールに週に数回行くのと、
近所のスーパーに週に数回出かける程度。 
昨日もプールに行く予定だったが、降雪のせいにして休んだ・・。

②毎日お酒を飲む。
普段は一滴も飲まない。アルコール類を飲むのは冠婚葬祭のときのみ。
ビールをグラスに一杯飲むと胃がムカムカして頭痛がしてくる。

③かかりつけの歯科医、内科医がいる。
内科医には2か月に一回、薬の処方をお願いしに行く。
歯科にはここ数年行っていない。
そのうち総入れ歯かも・・・。
だが、普段の口腔ケアと歯磨きだけは念入りにしているつもり。

④財布は自分が握る。
問題は、これなのよ。

ここだけの話しよ・・・。(^_^;)
それならネットで公表するな・・・よね。(笑)

結婚以来ずーっと私が財布を握っていたんだけど、
夫が50代前半のときに、
会社に一時的に派遣されてきていた女性(30代独身の派遣社員)
に片思いの恋をしたらしいのよ。

心理学の本によると男50代って最後の悪あがきをするそうよ。
そう・・人生最後の恋=胸キュンに対する悪あがきをね・・・( 一一)

そんな心理学上のことはどうでもいいんだけど、

夫がその女性の気を惹こうと、いろいろプレゼント攻勢を始めたのよ。
そのうち、「彼女がアパートを引越しするので、契約の際の保証人になる。」

とかいろいろ無理難題を言いだして、
自分名義の預金を引きだして、彼女の為に敷金と礼金まで負担しようとしたの。

夫が、「これは恋なんかじゃない!ただの人助けだ!」

なんて、誰が見ても理不尽なことを言うものだから、

「寝ぼけたことを言ってんじゃないわよっ!
人助けだったら優先順位が根本的に違うんじゃないっ!
私と子供には誕生日にもクリスマスにもプレゼントなんて一度もなかったじゃない?
なぜ家族が優先順位一位じゃないの?
それに俺は死んでも誰の保証人にもならない。お前も絶対に保証人にだけにはなるな!
と常々言っていたのはウソだったの?」

なんて問い質しても、恋は盲目・・・。

当然聴く耳なんか持ってないわよね。

そこからさらに我が夫婦の一世一代の修羅場と紆余曲折があって、
「別れる前にお金をちょうだいで離婚しようと思ったら、
私とどうしても別れたくないって言うものだから、
なんとか今まで一緒にいるけど、
結局はそのときに夫のキャッシュカードを取り上げられてしまったのよ。
それ以来、家計は夫が握ってるの。

今だから笑って書けるけど、
当時は生霊になってふたりに取り憑いてやるぅぅ・・・~(m~-~)ノ ~(((怨
の心境だったのよ。

(((((o-)†..........邪悪な怨霊メ!神の名において立ち去れ!

なんて、陰陽師やエクソシストを呼んできても、
愛なんていうファジーな感覚よりも、憎しみのほうが狂気度は大きいし、
感覚も明確だから、女の恨みのほうが勝つと思うわ。(笑)

だから、もし将来・・夫が寝たきりにでもなったら、
「これ幸いに虐め倒すわよ!このバカ亭主メが!」

 ε=(。・`ω´・。)プンスコプンスコ!! と本気で思ったものよ。

あれから約十数年・・・。
時間薬が効いて、今ではあのときの夫の言動と行動を思い出すだけで笑えるのよ。
ヾ(▽⌒*)キャハハハo(__)ノ彡_☆バンバン!! ・゚・(ノ∀`)σ・゚・。いーっひっひっひっひ!
このときだけは、
ナチュラルキラー細胞の働きが活発化するわするわ♪

⑤仕事をしている。
さんざん働いてきたのでもう働く気力など欠片も残っていない。
夫の厚生年金と企業年金でなんとか食べてはいけるので、
今更老体に鞭打って働き、残り僅かな時間を拘束されたくない。
それでなくてもザビエルハゲの夫のために、
どれだけ私の貴重な時間をさいていることか・・・。
(多分、夫も同じことを思っていることは確実。)

⑥ボランティア活動をしている。
誰でもいいので、我が家に家事援助ボランティアに来て欲しい。(^_^;)

⑦自分は健康だと思う。
持病多数有り。病弱だと思う。それに美人薄命だしね....。( 一一)

⑧夢を持つこと。
自由も夢も希望もない............。
〔†〕 m( ̄0  ̄〃)オオ!神ヨ!!この迷える哀れな老いた雌羊を御救いください...。
家事と雑務に追われ、今という刹那を生き抜くだけで精いっぱい。
ただ、死ぬまでにやりたいことはたくさんある。
今現在は日本文学全集の読破を目指している。

⑨前向きに生きる。
その日の気分によるが、今まで人間の深淵と本質(裏切りと偽善等)
を見過ぎたせいかどちらかと言えば後ろ向き。(-"-)

⑩長野県に住む。
日帰りバス旅行で一度行っただけ。
多分、生きてるうちに再度行くことはない。

⑪コレステロール値が高め。
特に高いのが悪玉コレステロール。
これだけは誰にも負けない自信有り。(=`^´=)エッヘン!



この11項目だけを見ると、
私の場合はPPK(ピンピンコロリ)で逝くのは
かなり難しいことがよーく判りました。(/_;)


人間は本来は怠け者であり、
ゆえに脳は何事にも楽ちんなほうを選択する傾向にあると思うのです。
日がな一日寝っ転がって、好きな本を読んでいる状態が
私の一番満ち足りた時間なのですが、
同居者がいる限り、それも夫婦という関係では、
病気でもならない限りは家事と雑事は待ってくれません。
仕方なしに「ドッコイショ!」と声をかけてソファから立ち上がり、
少ししかない気力を奮い立たせて台所に立ちます。

こんな日々では、PPKは到底無理ね・・・・。
ε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…

ピンピンコロリの為には、
今現在の健康とたゆまぬ努力と経済的余裕と前向きな気持が必要となります。
私のように病弱?で怠け者で、経済的余裕もなく、
なお且つ後ろ向き思考でしか物事を考えられない人間は
PPKは運次第と思って諦めるしかないでしょう。

来るか来ないか判らない明日という未来・・・
「人はいずれ必ず死ぬ」という事実を見つめ、
その日の為の心の準備だけはしておいて、
今という瞬間を心地良い状態に置きたいと思います。

それなりに健康体で老後をアクティブにお過ごしの
シニアorシルバー世代の皆様方におかれましては、
夢を諦めず、行動と努力によって夢を叶えてくださいませ。
そして、どうぞ頑張ってピンピンコロリを目指してくださいませね。(*^^)v
110308ri
ただひとつ憎きものあり亡き夫(つま)が愛した女(ひと)の透けた静脈
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テーマ : 「生きている」ということ ジャンル : 心と身体

おひとりさまの孤独と自由・・その男女差
私の年代(アラシックス)になると、
狭い交際範囲の中ではあるけれど、
ざっと数えても、
知り合いや友人には未亡人や男やもめになってしまった人が10人前後はいる。
中には離婚して「おひとりさま」になった人や生涯独身を貫いている人も含めれば、
その数は十数人にのぼる。


それらの人々は、世間様から、

「お独りでお寂しいでしょ?」

と訊かれることが多々あるらしい。



男性だから、女性だから・・と極論で語るつもりはないけれど、
私の身近な人々との会話から判断すると、


女性は皆が皆、
「寂しさよりも自由でいられる」ことのほうが幸福の比重が大きい・・と、
口を揃えて言い放つ。
思うに、女性側から見れば結婚生活とは、
耐えがたいとは言わないまでも、束縛そのものなのだろうか?


逆に男性にとって結婚とはなんなのだろうか・・。
ほとんどの男性は、
自分の世話をしてくれる、また心を癒してくれる、母というものに象徴される、
無償の愛を与えてくれる代理母を妻に求めているような気がしてならない。

そして、伴侶を亡くした男性や未だ独身の男性は
「寂しい・・・早く妻の元に逝きたい。」
「寂しい・・出来るならば結婚、又は再婚したい。」
などと口にする人が結構多い。




私の40数年来の友人(アラシックス)も30代でご主人様を亡くしたが、
当時は、数多くあった再婚話も断り続けていた。
その当時の理由は、
「どうして私がまた別な男の人の為に朝から晩まで家事労働をしなくちゃいけないのよ?」

そして、今現在は
「やっと子供も独立して、完全なる自由になれたわ。
独りで居る寂しさよりも、自由であることのほうが私の人生にとっては価値があるのよ。
今更再婚して、介護する側になるなんてまっぴらごめんよ。」
と何の躊躇もなくズバッと言い切る。

そんな彼女との対照的な一例として、

朝日新聞で連載中の「孤族の国」の記事から・・

還暦、上海で婚活したが 「孤族の国」男たち―2

に登場する還暦男性は

「どんなに手を尽くしても、日本人でなくても、伴侶が見つからない。
家業の手伝いや後継ぎを望むわけではない。
老いゆく自分の世話をし、みとってくれる相手が欲しいだけなのに。」



と記事には書いてある。





これが本音であり事実だとしたら、
女性の側から見たら呆れると言うか、驚くと言うか・・・
結婚にそんな事だけを求められれば、もし私が独身であっても、
大金を積まれても確実に逃げだす。
どうしても、「老いゆく自分の世話をし、看取ってくれる伴侶がほしいのなら」
「結婚とはどういうことなのか?」
をもう少し学んでから、
再度婚活をした方が良いのではないか・・と思えてならない。

若い時には一目惚れで結婚することも有り得るかもしれないが、
或る程度の年齢になっていたら、結婚にはお互いが納得する時間が必要となる。

己の老いを感じる年代・・焦る気持ちも判らないでもないけれど、
還暦にもなって、愛という曖昧なものの確認もせずに、
「老いゆく自分の世話をし、みとってくれる相手が欲しい」が為に、
たった二日で結婚してしまうという感覚が不思議でならない。

お金で結婚相手を買う・・と見紛うような結婚は、
心から真の伴侶を求めているとは到底思えないし、
再度騙されて結婚詐欺に遭う可能性のほうが高いような気がしてならない。

例えば、大邸宅に住み、メイドさんが居て、お抱えシェフが居て、
というような財産が履いて捨てるほどある人であれば、
初めから財産目当てで、
「是非とも世話をしたい!」と言う女性が現れるかもしれないが、
わざわざ、なけなしの還暦のおじさんを憐れんで、老いゆく相手の世話をし、
看取ってあげる伴侶になりたい、などと思う稀有な女性は先ずいない。

100%円満な夫婦関係など何処にも存在しない・・。
私は、真の結婚生活とは束縛を主成分として、
その束縛に折り合いを付けることで成立しているようなものである。
と思っている。

ほとんどの女性は独りでいる寂しさよりも
自由であるほうを幸せと感じる生き物なのだろうか・・・。
私の夫を含め、
ほとんどの男性は自由でいるよりも独りでいる寂しさに
耐えられない生き物なのだろうか・・・。
110106ri
いつの世も男は果てなき夢を追い女は眼下の深さを見ており
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テーマ : シニア・エッセイ ジャンル : 日記

「夫の死に救われる妻たち」―安堵感と解放感について
強烈なインパクトのある書名に惹かれて読んでみました。

副題は「When Death Brings Relief」
=「死が安らぎをもたらすとき」


短絡的にタイトルだけを見ると、
「早く夫に死んで貰ったほうが救われる妻たちがいる」
かのように取られかねませんが、決してそのような内容ではなく、
嘆き悲しむべき家族の死に対して、
安堵感と解放感、それに付随する罪悪感等についてを実例を交えながら書かれた本です。



ここからは私の関心事である夫婦間に的を絞ります。

私が若気の至りと気の迷いから、
今の夫と結婚してから約40年の月日が流れ去ろうとしています。
離婚の危機も何度かありました。
それでも未だに夫婦でいる理由は、
ハローワークに行っても、職種を選ばなくても仕事に有りつける年齢では無くなった今、
いずれ夫が残すであろう遺族厚生年金を当てにしているからです。(笑)


それでも、永別の準備もしなくてはならない年齢になりました。


この世で夫婦関係を続けている人たちのすべてが
100%円満な関係を維持していることはない・・
ということは誰でもが承知していることです。
大なり小なりの不平不満や哀切や
愛憎入り混じった葛藤に苛まれながらも夫婦を続けています。

そして、どのような関係の夫婦であれ、離婚さえしなければ、
死に至る形は違えども、永別の日は必ず訪れます。


一般的に、世間的には突然の事故や病気でパートナーを亡くしたら、
遺族は嘆き悲しむのが当たり前とされています。
そのようなときに妻や夫が安堵感を感じたとか、
解放感を感じたとかを口に出したら、
世間からは当然のごとく非難されます。

既に関係が破綻していて離婚寸前の夫婦の片方が
突然の事故で帰らぬ人になったり、
難病等で常時介護を必要とする妻或いは夫や
末期ガンで痛みに苦しむ妻或いは夫を己の無力感を感じながら、
死に至る過程を辛い気持ちで身守らなくてはならないときに、
そのパートナーが亡くなったとき、
妻や夫はただただ喪失感100%のみの感情で嘆き悲しむだけでしょうか?

もしかしたら、心の奥底では、

安堵感ー

解放感ー

自由感ー

などの感情を持つことを想定できませんか?
またそのような感情を持ったことはありませんか?



例えば仮に或る夫婦の夫が亡くなったと想定して、
その夫の存命中に、彼は外の顔(誰に対しても優しく善い人との評価を受けていたり)と
家の顔(精神的虐待や暴力による虐待を常にしているDV夫だったり)
のふたつの顔を使い分けていた場合、
妻は悲惨な夫婦関係を夫の死により解消できて
安堵感と解放感のみに満たされることでしょう。
その妻は葬儀の席やその後の日常生活で称賛、美化されて聞かされる夫の生前の姿に
内心は反感を持っても、その感情を表に出すことは許されず、
心の奥底の感情は微塵も表面には出さずに、
嘆きの未亡人としての役割を演じ続けることになります。


逆に聖人君子のごとき夫で、
相性抜群の仲好し夫婦であった場合は妻の喪失感も大きいと思われますが、
いがみ合ったり、憎んだり、長期間の介護を強いられたり、
さんざん苦労をかけられたと思っている妻の場合は、
「先取り喪失」をしていて、
喪失感よりも安堵感と解放感のほうが大きいかもしれません。

私の知り合いに約20年の長きに渡り、
献身的に難病の夫の介護をしている人(70代前半)がいます。

ある日彼女は私に切羽詰まったかのように小声で囁いたことがあります。


「もう充分に介護したから、今日夫が死んでも後悔はないわ。
もし夫が今日死んでくれたら、夫は長きに渡る病の苦痛から解放され、
私も介護の日々から解放され、私たち夫婦は二人とも自由を得られるのよ。
今の夫はあの優しくて温厚だった私の夫じゃなくなったわ。
別な人になってしまったのよ。
それに私にはもう残りの時間がないのよ。」

彼女は「先取り喪失」をしていたのでしょうか・・。



自分はパートナーの死の時にはこんな感情を味わった。
だから世間の人も同じ感情であるはずだ・・はありません。
100組の夫婦がいれば100通りの永別の感情があります。
それが喪失感、安堵感、解放感、自由感、各一個づつの人もいれば
それぞれの感情を複合して持つ人もいるかもしれません。
身近な人の死に対して、
世間の常識というものは時として冷酷な仕打ちをするものですが、
でも、本人がそう思うのなら、
それはそれで当たり前の感情なのではないでしょうか・・。
人間の感情にも理性にも世間の常識にも100%はあり得ないと思うのです。



私は3年前に約20年近く寝たきりだった母(痴呆症状は皆無)が亡くなった時に、
喪失感と同時に安堵の感情も湧きあがりました。
見るに忍びないチューブに繋がれた母の姿に、
近い将来の私自身の姿を投影していたのでしょうか・・。


「お母さん、これからは、チューブに繋がれて無理やり生かされ、
痛い苦しい思いを強いられることが無くなって良かったね。」

と心の底から思いましたから・・・


家族の誰かの死というものは、残された者に心のざわめきと共に
様々な生きる意味を教えてくれるものなのでしょう・・。
101229ri
早朝にモカ珈琲が香る日はあなたの妻で良しと思へり
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テーマ : 「生きている」ということ ジャンル : 心と身体

シニア妻たちのシングルアゲイン願望
プールに行ったら、
プー友(プール友達)に来週の○曜日にランチをしない?
と誘われた。
即OKしたが、彼女が言うには、
「来週の○曜日~○曜日まで主人が家に居ないから、
三度の食事の支度をしなくていいし、
2日間だけど独りで何でも自由にできるから嬉しいのよ~♪」
と満面の笑みを浮かべて楽しそうに言う。

彼女とは数年前に「水泳教室」で知り合い、
その後も毎回の教室で一緒に泳いできた仲間でもある。
その彼女が来期の「水泳教室」には参加できなくなった。と言う。
理由を訊いたら、
教室開催の時間帯がPM2:00~3:00からPM3:00~PM4:00に変更になったので、
PM4:00に教室が終わって急いで着替え、
急いでバスに飛び乗っても家に着くのはPM5:30頃。
そんな時間に帰ろうものなら、
いつもの夕食の時間(PM6:00)が遅れてご主人様のご機嫌が悪くなるからだと言う。

それでも、
「夕食の下ごしらえを済ませてから出かけますから、参加させてください。お願いします。」
と平身低頭で来期の「水泳教室」にも参加したい旨を伝えたが、
ただただ不機嫌な顔をしただけで、口での答えは一切なし。
つまりは「ダメだ!」という拒否の態度を示されたから、
「次回は参加できないわ・・。」となった。
彼女の一日は数ヶ月前にサラリーマンを辞めたご主人様の生活時間に合わせて回っている。
そして、口にこそ出さないが、
「俺が長年働いて、そしてその年金でお前を生涯食わせてやるんだ・・だから逆らうな!」の
意識が見え見えだとも言う。

なぜ、妻が楽しいと思うことをことごとく否定する夫が存在するのか?
なぜ、妻の小さな幸せを自分の幸せに転化できないのか?
なぜ、妻が楽しそうな顔をして一人で外出することが許せないのか?

たかだか週一の、それも小一時間の妻の楽しみを奪うキャパの小さい度量のない嫌なオヤジ・・
と思うなかれ。
私の周りにもそんなシニア夫が掃いて捨てるほど大勢いる。

自分の所有物である妻を数時間であれ、
自由に放し飼いにするという不安の代償行為なのか?
それとも・・・・
男がまだまだ貝原益軒の女大学(女子大学じゃないわよ)の世界に
妻の存在というものをその中に押し込めて安住しているからなのか?
と思ったりもする。シニア妻の忍耐と諦観の心の中を知ることもなしに・・。

この貝原益軒というネチネチと女を虐めるのが好きな嫌みなジイサマは、
70歳を過ぎてから人生の集大成として女大学を書いたらしいが、
楽しそうにのびのびと自由に生きる女性に嫉妬心を抱いていたんじゃないかと思えてならない。

女大学の中の「七去」の一節にこんなことが書いてある。

「婦人は別に主君なし、夫を主人と思い敬い慎みて仕えるべし。
軽んじ侮るべからず。
総じて婦人の道は人に従うにあり、夫に対するに顔色言葉使い慇懃にへりくだり、
和順(=素直に従う)なるべし。
おごりて無礼なるべからず、これ女子第一の務めなり。
夫の教訓あればその仰せに背くべからず。
疑わしきことは夫に問うてその下知(=指揮)に従うべし。
夫が問うことあれば正しく答えるべし。
その返答がおろそかなるは無礼なり。
夫がもし腹を立て怒るときは恐れて従うべし。
怒り争いてその心に逆らうべからず。
女は夫をもって天とす、返す返すも夫に逆らって天の罰を受けるべからず。」

妻側から見れば、
「えっ?なんなの?このジジィ。バカ言ってんじゃないわよっ!」だが
夫側からみれば何とも都合のいい教えであろうか・・。(笑)

狭い交際範囲しか持たない私だが、周りをおおざっぱに見ても、
60代以上の夫婦で特に顕著なのは元サラリーマンの夫で妻が専業主婦の場合では、
この平成の世になっても、
「七去」が心の奥底に根強く浸透してしまっているかのように見受けられる。

子育ても完全に終わり、
残り僅かな老後を自分の楽しみの為に
一日の僅かな時間の自由な外出を求めるシニア主婦とそれを許さないシニア夫。

寿命は女性のほうが長い。
シニア夫は「生かさず殺さず銭儲けの医療」で不自由な体もなってでも生かされて、
そして、やがては寝たきり状態になって、
復讐のチャンスを虎視眈々と待ち望んでいた元気な老妻から
しっぺ返しが来ないように気を付けなくちゃね。

言っとくけど、これは私の行動や言動にいちいち難癖を付けるのを老後の生甲斐?
にしている趣のある我がオット殿に言ってるのよ。(笑)

私は某大手企業の子会社に勤めていたが、40代後半の時に事業所閉鎖でリストラに逢い、
やむなく専業主婦になった。
あれから10数年が経つが、会社員時代に趣味で続けていた
社交ダンスやヨガや筝曲のサークル通いを今でも復活したい気持はあるが、
「あなたも貝原益軒の生まれ変わりかいっ?」
と見紛うような夫だからもう無理だろうな・・。

この際、プログネームを「大和撫子」に改名しようかしら?
「ボケ田ナス代」より見た目も良いし・・。(笑)
101212r
母という固有名詞で生かされて母という身で一生(ひとよ)を終えむ
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プロフィール
Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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