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統計学上では80歳まで生きられる人は10人に一人。一番苦痛の少ない老衰死を迎えられる確率は厚労省発表では男性は約3%、女性は約7%だそうです。もし、老衰死を望むならば、好きなものを食べ、好きな時間寝るというようなストレスフリーの日々を送るしかないようです。

65歳以上の高齢者が3千万人を超え、史上類を見ない超高齢社会に突入した日本。医療の進歩とともに病を克服し、長寿化を成し遂げたいま、増え続けているのが「老衰死」だ。
戦後一貫して減り続けてきた「老衰死」の割合が、近年増加に転じている。背景にあるとみられているのが、点滴や胃ろうなど、徹底的に治療を尽くして延命を図るのではなく、“苦しまず穏やかな最期を迎えたい”という考えの広がりだ。番組では、入所者の平均年齢が90歳を超える都内の特別養護老人ホームを舞台に、半年間に渡って看取りの現場を記録。さらに、欧米諸国の研究機関を受け止め、より良い最期を迎えるにはどうすればいいのか。長寿社会のいまを見つめる。訪ね、老い衰えがもたらす穏やかな「老衰死」とは一体どのような死なのか、そのメカニズムに迫った。いつか必ず訪れる死をどのように受け止め、より良い最期を迎えるにはどうすればいいのか。長寿社会のいまを見つめる。
引用元:http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20150920




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テーマ : シニア(60歳以上)の日々 ジャンル : 日記

死の瞬間―立ち上がる癒しのメカニズム

死はあんがい楽なものではないか。
それは、死が始まると同時に、その苦痛を避けるシステムが、
瞬時に体内で働きはじめるからだ 。
死といえば、なにか暗くてまがまがしい、
痛い、苦しい、息がつまりそうな、
不安でみじめなイメージが結びついています。
しかし私には、死には明るい横顔もある、痛みも苦しみもなく、
おだやかで安らかな死も少なくないと思われてなりません。
内科医五〇年の著者が、自他の臨死体験をとおして
死の苦痛をやわらげるメカニズムを追求した、
病む人・老齢の人への福音の書。必読!終活のバイブル!





終活のバイブルとしては、エリザベス・キューブラー・ロス
死ぬ瞬間―死とその過程について」に続くシリーズ本が
あまりにも有名ではあるが、如何せん、日本人である私とは
死を考える上でのバックボーン(宗教)が彼女とは全く違う。
ゆえに、「死ぬ瞬間―死とその過程について
以外の本には相入れられない部分(死後の世界と霊魂の存在)
も少なからずあった。






欧米の病院(緩和ケア病棟等)には、
牧師様や神父様が常駐しているところも多く、
医師とともに宗教者が死にゆく人々の心の安寧を手伝うことが多い。

日本のホスピスを扱う映画やドラマには
必ず病院内に十字架のある教会風の部屋の場面が出てくるが、
キリスト教風でなければ絵にならないのだろうか?

日本の病院(緩和ケア病棟等)にお寺の住職や神主が常駐、
または駆け付けるシステムがあったとしても、
患者や家族から「縁起が悪い」と嫌がられることは想像するまでもない。


そういう心に浮かぶ風景のことをも踏まえて、
長年、内科の開業医として多くの臨終場面に立ち会ってきた
日本人医師の毛利孝一氏(故人)が書いたこの本
死の瞬間―立ち上がる癒しのメカニズム」は、
著者の臨死体験時の状態の描写も素直にすんなりと心に入り込んでくる。

私も臨死体験などという言葉すら知らなかった幼いころに
臨死体験(今思えば・・)をしたことがある。
そして、エリザベス・キューブラー・ロスは、
某研究プロジェクトの被験者として
医学的な手段で人工的臨死体験と体外離脱体験をして、
シャンティー・ニラヤ」という言葉をこの世に持ちかえって来た。

※「シャンティー・ニラヤ」とはサンスクリット語で
「安らぎのついの住み処」を意味する。

私は「安らぎのついの住み処」であるらしい死後の生も、
死後の世界も未だに信じてはいない。



それでも、死ぬ瞬間というのは多分、毛利孝一氏の言うように、
体内モルヒネ様物質の分泌で苦痛は感じないのではないか・・と思う。
苦痛なのは、死に至るまでに行われる無意味で必要の無い
医療行為の時間(個体の状態や医療者による差がある)と思えてならない。

私が死の床に着かねばならなくなったときは、
私が勝手に決めた、死にゆく者のバイブルである2冊の本。
エリザベス・キューブラー・ロスの「死ぬ瞬間―死とその過程について」と
この「死の瞬間―立ち上がる癒しのメカニズム」を交互に読もうと思っている。

果たして、そのときに読む余裕があるかどうかは判らないけれど、
泣いても嘆いても、死にたくな~い!と叫んでも、
どうせ一度は死を経験しなければならないのだから・・。



以下 P9「あのまま死ねたら」より引用

生と死の境

「あのまま死んでいたら死ぬということは楽なことではないか」
――― 七年半前、脳卒中にかかって眠りから覚めたときの実感です。
今もありありと心に刻まれています。
そしてこれとそっくりな心境を、三十年あまり昔、
心筋梗塞にやられたときにも経験しました。
「この、時折りすうっと消えていくようなときに戻らなければ、
そのまま死ぬのだろう。それなら死ぬということは、
じつに楽なものではないか」と発作の翌朝味わった気持ちを
あるところ書いたことがあります。

―――中略―――

とくに一般的に死といえば、なにか暗くてまがまがしい、
痛い、苦しい、息がつまりそうな不安でみじめなイメージが結びついてきます。
しかし私は、死には明るい横顔もある、痛みも苦しみもなく、
おだやかで安らかな死も少なくないと思われてなりません。

20929r
いつしかに秋風が舞う狭庭では死に魅せられたるかリコリス枯れ果てむ
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tag : 終活のバイブル エリザベス・キューブラー・ロス 死ぬ瞬間―死とその過程について 死の瞬間―立ち上がる癒しのメカニズム 臨死体験 人工的臨死体験 シャンティー・ニラヤ 体内モルヒネ様物質

余命半年・・満ち足りた人生の終わり方
医療関係者ではない一般人には、
人が死に至る病に犯されて、
最期を迎えるまでのプロセスに接するチャンスはそんなにない。
私自身もこの歳まで生きてきて、
看取りの場に遭遇したのは2回(祖母二人)だけである。
それも幼稚園のときと小学生のときだったので、
記憶はそれほど鮮明ではない。


この本のテーマは緩和医療である。

緩和医療とは、
(生命(人生)を脅かす疾患による問題に直面している患者およびその家族の、
QOL(人生の質、生活の質)を改善するアプローチである。
苦しみを予防したり和らげたりすることでなされるものであり、
そのために痛みその他の身体的問題、 心理社会的問題、
スピリチュアルな問題を早期に発見し、
的確なアセスメントと治療を行うという方法がとられる(WHOの定義文2002より)。
緩和ケア(palliative careパリアティブ・ケア)とも。)


日本人の主な死因別死亡数の割合(平成20年-厚労省)

に因ると、悪性新生物が30%である。
つまり、日本人の約3人に一人が、「がん」で死なねばならない。
患者本人はもちろんだが、
愛する人が死にゆく様を手をこまねいて見ていなければならない家族も辛いだろうな・・
と思う。

いずれ訪れる私の死病が、悪性新生物かどうかは今は判らないが、
がん検診を受けるべきか?受けざるべきか?で迷いに迷ったあげくに、
結局は受けないでいる私が「余命半年」と言われる確率は3分の1ある。

末期がんを宣告されてからでは、
到底読めそうもないと思われる重いテーマの本なので、
今のうちに読んでみた。

血縁者にがんで亡くなった人がいる人や、
私のように、がん検診の度に毎回精密検査を言い渡された経験のある人が、
前もって読んでおけば、
そのときには少しでもアタフタしなくて済むことは確実だと思う価値ある本である。

尚、末期のがん患者に投与される医療用麻薬の世間の誤解についても
鋭く指摘している。
そして、がん患者が死に至るまでのプロセスと、
残される家族の心構え等が丁寧に判り易く書いてある。

さて・・・
肉体が「がん」で息を引き取るというプロセスだが、
余命が週単位になると、一番多い症状は、痛みよりも、
なんとも形容のし難い全身倦怠感らしい。

P236より
傍から見ていても、この「身の置き所がないような」
全身倦怠感は患者にとって恐ろしく辛いものだと理解できる
(なので鎮静がオプションにない医者にかかると、
最後は全身倦怠感にさいなまれることになる。
だが残念ながら、
正しく終末期の鎮静が行える医者のほうが圧倒的に少ない。)


すべてのがん患者が本に書いてある通りに最期を迎えるわけではないらしいが、
5年ほど前に入院していたときに、
病友の「余命が週単位」の3~5週間前の状態をつぶさに見ていた。
(というよりも、同室なので見ざるを得なかった。)
その病院には緩和医療の専門医はいなかったので、
どういう緩和医療処置が施されていたのかは知る由もないけれど、
見た目の状態はまさしく、この本に書いてある通りであった。


話を私の周囲に戻すと、
女性の方が死に対しては潔く、男性は最後まで医療用麻薬や鎮静を拒否し、
治癒?や延命を目指して頑張る人が多い・・・。


それに、10年後には団塊世代は72歳から74歳になり、
確実に多死社会が到来する。
緩和医療の専門医がもっともっと増えて欲しいと切に願う。



「満ち足りた人生の終わり方」ねぇ・・・。
若き緩和医療専門医が「誰にでもやがて訪れる死への心得」を
解りやすく説いているという貴重な本ではあるが、
私はまだまだ人生修業も準備も足りないようで、
10%ぐらいしか心の準備はできていない。
せめてあと30年は時間が欲しいわ。
110213r
死の棘に刺されつ惑ふ冬の日に儚き一生(ひとよ)のエピローグ記す
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プロフィール
Author:千風
気が付けば、六十路.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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