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もうすぐ思考停止を強要させられてしまうこの国の凡庸な悪という恐怖を思う。
昨日(11月28日)の朝日新聞朝刊で偶然か故意か・・
高橋源一郎と濱野智史が同じ紙面で、
ハンナ・アーレントの「凡庸な悪」を引用していた。



(あすを探る メディア)炎上という「凡庸な悪」 濱野智史

ハラスメントを避けるべく、
よりコミュニケーションに気配りをしようとするのは得策ではなさそうだ。
ダイエットに失敗する人の典型ではないが、その過剰な気配り自体がストレスにつながり、
新たなハラスメントを生んでしまうからだ。
先に触れたヘイトスピーチ特集では在特会は決して「特殊」な存在ではなく、
私たちと「地続き」の存在なのだと指摘されていた。
コミュニケーションの無間地獄からは逃れられない以上、
誰もがハラスメントや炎上に巻き込まれうるのであり、
それはこの社会にありふれた「凡庸な悪」(ハンナ・アーレント)なのである。

・・・一部引用・・・ 



(論壇時評)暗い未来 「考えないこと」こそ罪 作家・高橋源一郎

33年前、モデルの女子大生を主人公にして、
田中康夫が書いたデビュー小説『なんとなく、クリスタル』は、
本文とは別に442個の注をつけて、世間を騒然とさせた〈1〉。
だが、その評価は、流行のファッションや音楽にばかり目を向けた、
軽薄な若者向けの作品、というものが大半だったと思う。わたしは、
小説に潜む鋭い…中略…もう一つ、「Journalism」の
「ヘイトスピーチ」に関する大きな特集にも、
大切なことが書かれていると感じた。

 座談会〈5〉の出席者たちは、いわゆる「在特会」の「朝鮮人は死ね」
といったヘイトスピーチの主張に、
かつてハンナ・アーレントがユダヤ人虐殺の中心人物であった
アイヒマンについて語った「凡庸な悪」を見いだす。
そして、深みのない「凡庸な悪」であるからこそ、
底無しに広がってゆく可能性があると指摘している。
彼らは特殊なのではない。わたしたち社会の中に、
彼らの考えに同調する素地があるのだ、と。

 だが、その「凡庸な悪」に染まり、世界を滅ぼそうとしているのは、
「在特会」とそれを支持している人たちだけなのだろうか。

 アーレントは、アイヒマン裁判を傍聴し、
彼の罪は「考えない」ことにあると結論づけた。
彼は虐殺を知りながら、それが自分の仕事であるからと、
それ以上のことを考えようとはしなかった。
そこでは、「考えない」ことこそが罪なのである。

 わたしたちは、原子力発電の意味について、
あるいは、高齢化や人口減少について考えていただろうか。
そこになにか問題があることに薄々気づきながら、
日々の暮らしに目を奪われ、
それがどんな未来に繋(つな)がるのかを
「考えない」でいたのではないだろうか。
だとするなら、わたしたちもまた「凡庸な悪」の
担い手のひとりなのかもしれないのだ。

・・・一部引用・・・
 




あの東日本大震災から2年8ヶ月が過ぎた今、
私のリアルな日常においては、
誰しもがフクシマの悲劇など忘れたかのように、
話題にすらしない・・。

そして、都会の夜の街では毳毳しいネオンサインと
クリスマス・イルミネーションが輝き、
目の前の見せかけの享楽に酔いしれ、
見せかけの平和を享受しているかのようだ。


私とて、新聞も読まず、ニュースも聴かず、
外の世界に対しては思考を停止し、
身近な小さな幸せ=些細な自己満足に浸っている方が、
どれほど楽であることだろう。


凡庸な人々は、高橋源一郎氏が指摘するように
『「考えない」ことこそが罪なのである。』
などとは露ほども思わず、また、知らず知らずに
凡庸な悪に引きずり込まれていることにも気づかずに、
そして、自滅への道に手を貸し続け、
自分たちが凡庸な悪の担い手であるなどとは考えることもなく、
自分は生まれてから死ぬまで善人であった・・。
などと・・大いなる罪人(つみびと)の自覚を持つこともなく
やがては死んでいくのだ。


悪は凡庸であるが故に常に我々のすぐ傍に手ぐすねを引いて待ち構えている。
凡庸な悪に陥らないために、また自覚なき罪人(つみびと)にならないためには、
ハンナ・アーレントは「ひたすら考えよ!」と凡庸な人々に訴えかけている。

自分の大切な家族はおろか、人類の未来さえも奪ってしまう、
この世で一番恐ろしいもの・・
それは、目の前の些細な自己満足にしか興味と関心がなく、、
思考停止を心地よく思っている人々の凡庸な悪そのものなのかもしれない。

昏れなずむ街のまばゆき電飾の影に隠れて堕天使が微笑む
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tag : ハンナ・アーレント 凡庸な悪 フクシマ

明日は我が身か・・"認知症800万人時代" 助けて!と言えない孤立する認知症高齢者

今年1月放送したNHKスペシャル『終の住処はどこに~老人漂流社会』は、
高齢者が3000万人を超え、
介護施設に入れず、居場所を転々とせざるを得ない厳しい現実を伝えた。
今、さらに事態を深刻化させているのが「一人暮らし」で
「認知症」を患う高齢者の急増だ。
「助けて」と、SOSを発することもできず、
周囲も気づくことができない。
徘徊やゴミ屋敷などによって顕在化しても、
すでに認知症が悪化し意思が確認できないため、
介護サービスに繋げることができないのだ。
番組では、連日通報が寄せられる『地域包括支援センター』に密着。
ごく当たり前の人生を送ってきた高齢者が、
救いの手が差し伸べられないまま放置され、
“漂流”していく実態を追う。
さらに、社会保障費を抑制せざるを得ない今、
どうしていくべきか。現場の模索を追う中で解決へのヒントを探る。


昨日のプールでの水中ウォーキング中の主な話題は?
と言えば、なんとなく予想していた通り、
11月24日(日)午後9時00分~9時49分にNHKスペシャルで放映された、
『"認知症800万人"時代"助けて"と言えない孤立する認知症高齢者』だった。
日中、プールに来るのは、毎日が日曜日のシニアorシルバー層の方々ばかり・・
やはり近未来の自分の姿に重ね合わせているのか?
皆さん、こういう番組はよくご覧になっているようです。

私も観ましたが、おひとりさまの認知症の方は悲惨極まりなく、
また、おふたりさまであれ、認知症のパートナーの介護は、
気が休まらない・・というよりも先が見えない介護の日々に、
介護者が身体的にも精神的にも、
在宅介護という重圧に押しつぶされているように見えた。
悲しく痛ましい現実ですが、先にボケるが勝ちなのでしょうか・・?

また、おふたりさまの場合であれば、片方が認知症でなければ、
パートナーの異変に気づくが、おひとりさまの場合は、
本人には認知症という自覚がなく、家の中の片付けができない、
調理ができなくなるので食事も満足に摂れない、気分に斑がある、
処方薬が飲めない、行政のサービス及び介護保険のことも全く理解できない、
感情の起伏が激しくすぐキレる、入浴の仕方も分からなくなるので不衛生になり、
他の身体的病気にも罹りやすくなる。
ほかには、未公開株や投資やらの詐欺のターゲットにされても気づかない、
等々の弊害が起きる。
私のプー友(70歳のプール友だち)のお姉さん
(認知症の初期症状が出始めている85歳で一人暮らし)も、
必要もないのに、お客様用布団として、高額な羽毛布団セットを
3組(総額100万円)も買わされたらしく、
妹であるプー友が慌てて国民生活センター
消費生活相談窓口消費生活相談センターに駆け込んだが、
クーリングオフ期間が過ぎているとの理由で泣き寝入りをしたそうな。


国は要介護者の介護に於いては、
施設での介護ではなく在宅での介護に舵を切った。
番組では墨田区の場合、7000人の要介護認知症患者に対して、
たった4人の担当者が対応しているとか。
これって、国も東京都も2025年問題を全く考えていない・・
ということになる。
多分、私が住む自治体も同様だろう。


番組では認知症の老女が病院に連れて行かれ、
そのまま強制措置入院で施設に入れられて治療をするそうだ。
そして、その2週間後の老女の家の片付け風景を映していた。
あの痩せ細った認知症の老女が帰れる家はもうどこにもない・・。


認知症予備軍の800万人の中には入りたくないが、
哀しいかな、人間、明日のことは誰にもわからない。
介護者に成らざるを得ない場合のことを思うと、
リアルすぎる現実を観て、つくづく明日は我が身であり、
そして、その現実こそがこの国に生を受けた運命(さだめ)であり、
この国で老いるということの現実なのかと思うと哀しく情けなくなる。
安心して老い、心安らかに死んでいける国こそが真の先進国ではないのだろうか。

一般国民には利益どころかむしろ自由にモノが言えなくなり、知る権利も奪われ、
お互いに監視し合うように仕向けられる特定秘密保護法とやらに
うつつを抜かす政治屋ばかりのこの日本という国・・
いったいどこが先進国なのだろう?


そして、今後はますます、下記のような事件が頻発するのだろう・・。

横浜市港北区高田東2丁目の自宅で21日午後、
無職の男性(79)の遺体が見つかった事件で、
港北署は22日、殺人の疑いで、同居する妻(75)を逮捕した。

 逮捕容疑は、21日午前8時20分ごろから同日午後4時10分ごろまでの間、
自宅で夫を殺害した、としている。同署によると、同容疑者は
「認知症を患った夫の症状が2、3年前から重くなり、介護するのが大変だった。
夫の頭をハンマーで殴って殺した」と供述、容疑を認めている。

 同署によると、
血痕とみられるものが付着したハンマーが2階寝室で見つかった。
男性の頭部には複数の打撲痕があり、
同署は同容疑者が介護疲れで夫を複数回殴って殺害したとみて、
23日に司法解剖して死因を特定する。
 同署によると、21日午後、
同容疑者が川崎市内に住む姉夫婦に「夫が死んだ」と連絡。
姉夫婦が駆け付けると、2階廊下で同容疑者と夫が並んで倒れていた。
同容疑者は当時意識がもうろうとしており、
同署が回復を待って事情を聴いたところ、夫の殺害を認めた。

↑この事件、普段から行政が積極的に介入していれば、
防げたはず!と思うのは私だけだろうか・・?

早朝のウォーキングを徘徊と自嘲気味にいふ古希の友あり
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tag : 要介護認知症患者 2025年問題 国民生活センター

NHKスペシャル “認知症800万人”時代『母と息子 3000日の介護記録』を観て・・
先だっての朝日新聞の「ひと」欄を読んで、
これは我が夫婦の行く末のためにも必ず見なきゃ!
と録画しておいた、昨夜のNHKスペシャル、
『"認知症800万人"時代 母と息子 3000日の介護記録』
を先程観た。なお、介護記録としてカメラを回し続けた息子さんとは、
元NHKディレクターの相田洋さん(77)である。

以下「ひと」欄から引用
 認知症の母をみとるまでの8年間、家で介護しながら撮影し続けた。
「怒り半分。うっぷんばらしだよ」。自ら編集したその記録が23日夜、
NHKで放送される。

 廊下に落ちている大便。
今まで考えもしなかった日常を「考える間もなく撮った」。
発症後、母の家へ妻と移った。トイレや風呂場など、
他人ならためらう場所にカメラを取り付け、介護の様子を撮影。
「そろそろお迎え来るよ。ばんざい!」と陽気に、
だが、本気で話す自分のいら立ちも写した。
「これが長寿国日本で起きている今なんだと思いながらね」

 NHK時代を含めて50年以上、ドキュメンタリーを撮り続けてきた。
現場一筋。管理職を断り、ディレクターにこだわった。
1991年の半導体産業を追った番組では足かけ3年、
日米100人の専門家に取材。
落語家のような語り口で自ら番組を案内したことでも評判になり、
数々の賞に輝いた。

 「知られたくない部分に真実がある」が信念だ。
だが、今回は悩んだ。「母を好奇の目にさらすのではないか」。
放送は想定しなかった。地元の病院から頼まれ、
高齢者相手に小さな上映会を開いて終わるはずだった。

 NHKの依頼に2年間反対し続けたある日、思った。
「名も知られずに100歳で逝った母が
日本一有名なばあさんになるかもしれない。
それもテレビ屋としての親孝行かな」

引用ここまで。



我が家では義父母ともに長寿であったため、
加齢が原因の認知症が出ていた。
幸いにも、無自覚でウ○チをこねくり回したり、
廊下に落として歩くほどの進行度ではなかったが、
90代の義母はトイレが間に合わなくて、
ウ○チのおもらしはよく有り、
自分の意思で紙おむつを当てていたという。
また80代で老衰で亡くなった義父には盗られ妄想
義母にはまだらボケが顕著に出ていた。

そこで、私が心配なのは、長寿のDNAを持つ我が夫の行く末である。
夫は団塊世代。多分人数が多すぎて施設にも入れない。
そのときに夫が認知症になった場合の参考にしようと思ったのだが、
3年来の腰痛持ちで、か弱い私の細腕?では、
夫をおんぶも抱っこもできず、
またそのときに夫の足腰が丈夫であったなら、
彼の徘徊にも着いて回れない。
今の計画では、介護保険をフルに活用してのデイサービス等の
利用ぐらいしか思いつかない・・。


元NHKディレクターの相田洋さんのご母堂様は、
在宅看取りではなく99歳で病院でお亡くなりになったのだが、
先ずは食事が出来なくなり、表情も消え、言葉を発する力も無くなり、
徐々に体が萎んで枯れたようにお亡くなりになるという、
最も自然の摂理に即した形でのお亡くなり方であったことに感銘を受けた。

もちろん、認知症にも成らず、無痛性の急性心不全のような病気で
ピンピンコロリで逝きたいものだが、
人間、誰しも思い通りに死ねるとは限らない。
孤独死や自死以外では、
老いては人は独りではなにもできない日が必ず訪れ、
死ぬときも誰かのお世話にならなければ、
あの世へもゆけないものなのだと痛感させられた。



また老々介護と聴くと、
介護者と被介護者の双方が疲れ果てた末の介護疲れ殺人や
介護疲れ無理心中しか思い付かなかったが、肉体的にはキツくても、
あんなにも明るく愉しく笑える老々在宅介護もあるのだ・・。
と、深刻さの中にも笑いの絶えない番組ではあったが、
一部の映像の裏に隠された膨大な3000日の介護記録の内実は
とても笑えるものではなかっただろう。
被介護者の認知症の症状の様々さに対応するのは大変なことであり、
親であっても、パートナーであっても、介護者にある程度の体力があり、
それに加えて、相当な覚悟を持っていないと、
認知症を患っている人の在宅介護は無理なのかもしれない・・。



そして今夜は“認知症800万人”時代、第2夜、
『"認知症800万人"時代
"助けて"と言えない孤立する認知症高齢者』の放送予定だそうです。
もちろん、録画予約しました。

腰曲がり腕も上がらず排泄も人の手借りむそれが老いなり
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tag : 相田洋 盗られ妄想 まだらボケ 孤独死 老々介護 認知症

今為すべき優先順位も知らない希代のボンクラ宰相が命を懸ける平成の治安維持法である特定秘密保護法案に異議あり!
特定秘密保護法案の報道が続いている中、
今年5月に朝日新聞で紹介された「ある北大生の受難」という本を思い出した。


■ある北大生の受難 国家秘密法の爪痕

 上田 誠吉《著》

■旅の話をしたら「スパイ」

戦時中、北大生の宮沢弘幸さんが米国人教師に軍事機密を漏らしたとして
スパイ容疑に問われ、投獄された「レーン・宮沢事件」。
事件の真相を掘り起こし、宮沢さんの生涯を描いた本書は、
1987年に刊行され、今年復刻された。
日米開戦の日に特別高等警察に検挙され、
懲役15年の刑で服役させられた宮沢さんは、
敗戦後に釈放されたが、獄中で患った結核のため27歳で亡くなった。
弁護士である著者は、関係者の証言から宮沢さんの人生をたどり、
わずかに残る上告審判決から事件の経緯を探る。
描かれるのは旺盛な好奇心を抱いて各地を旅し、
誠実な人間性への共感から欧米人教師と友情を育んだ、
「スパイ」のイメージとは全く違う若者の姿だ。
そして、旅先での見聞を教師に語ったことが
軍機保護法違反とする当局の検挙はでっち上げであり、
戦前の“国家秘密法”下で無実の人々が拷問や
一方的な裁判によっていかに弾圧されたかを明らかにする。
著者は、80年代に自民党がもくろんだ
国家秘密法に反対する中で本書を著したと記す。
同法案は日の目を見ず、著者は4年前に亡くなったが、
いま再び機密情報に関する秘密保全法制定の動きが進み、
自民党改憲草案では国防軍の機密保持法制定がうたわれている。




21日、市民グループや学者、護憲・平和団体などが呼び掛けた、
日比谷野外音楽堂での「秘密保護法」反対集会に 1万人が集ったという。
反原発デモなどは取り上げもしないNHKがその日のニュース7で珍しく報道していた。
いうことは、大本営発表が主な皆様のNHKにとっても余程のことなのだろう。


連日の他メディアも含む「秘密保護法案」報道に、
私が子どもの頃に亡き祖父母と父母に聴かされていた
戦時中の治安維持法を想起させられた。
祖母の親戚のカメラ好きの男性が昭和10年代に趣味で海岸の写真を撮っていたら、
幸い起訴は免れたが、それだけで逮捕されたと祖母は憤慨していた。
話を聴いても私には実感が湧かなかった。
今の若い人たちはもっともっと実感が湧かないだろうけどね・・。

特定秘密保護法案が可決・成立でもしたら、
フクイチの原発関連情報も秘密保護法に含まれ、
反原発を唱える者も秘密保護法違反の疑いで逮捕されることになる可能性が高い。
つまり、政権の言うことに反対したり、批判するものは、すべてが罰則の対象となる。
安倍首相が20日の参院特別委員会で、
「一般国民が特定秘密を知ることはありえない」との認識を示し、
森雅子内閣府特命担当相が、
「(公務員ではない)一般の人が特定秘密と知らずに情報に接したり、
内容を知ろうとしたりしても処罰対象にならない」と強調したが、
これは正しく詭弁そのものでしかない。


安倍首相が特定秘密保護法案に反対している数多の人々に対して、
どういう感情を持っているのか?は、

『彼らは恥ずかしい大人の代表たちでした。』
と言い放ったこちらの安倍首相のfacebook
を見てもらえばすぐにわかるはず。

もし秘密保護法案が可決・成立してしまうと、
政権批判の多いホームページやブログやTwitterは検閲され、
本名が原則のFacebookなどは監視が強化され、
当局経由で強制削除され、
逮捕などという強行手段に打って出られるかもしれない。

下々の民は政治に対しては「見ざる言わざる聞かざる」を貫き通し、
ブログなどは自宅の庭の花の写真をUPすることだけしか
許されない時代になるのだ。

だが、それを許しているのは数多の国民であり、
そして、その似非民主主義の犠牲になるのは、
それを許している思考停止状態が心地よいと思っている
名も無き数多の彼ら自身でもある。

また、一国の長として、
一度でも自国の民が喜ぶことや為になることは一切しないで、
米国の言いなりになるだけの首相を選んだのも彼ら自身なのである。

私の知り合いのコメ農家などは、政権がTPPで鴨がネギを背負い、
おまけに鍋釜と燃料の木炭までも背負って自ら餌食になりに行き、
おまけに減反廃止を言い渡されてもなお、
「やっぱし、何が何でも農家は自民党でなきゃダメなのよ!」と、
安倍首相の悪業極まる施策に対しても、哀しいかな今も賛同の意を唱えている。
このままでは、日本はTPP戦争で更なる敗戦を迎えることになるだろう。

また、ネット検索で知った10月5日付の「しんぶん赤旗」のスクープ記事によると、
このときは消費増税に関して、
各メディア幹部が安倍首相と会食三昧をしていたらしい。

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我が家は倹しい年金暮らしなので、
新聞は夫の好みで朝日新聞一紙しか購読していないが、
そういえば、社説等で、あれ?あれれれ?なんか違うんじゃない?
と思うことが多々ある。
各メディアは政権のブレーキとして機能すべきなのに、
そのメディアの幹部が時の最高権力者と会食をしているのであれば、
なるほど、ときどきは政権のアクセルにもなるわけよね・・。

そして今は特定秘密保護法案の可決・成立の為に、
各メディア幹部と会食でもしているのかしらね。
私などは死ぬまで口にすることのできない、
本物の伊勢海老を提供する料亭とかで・・



なにはともあれ、国内において先に片付けるべき
優先順位さえも分からないボンクラ安倍首相が命を懸けている
特定秘密保護法案」「積極的平和主義」「集団的自衛権の行使容認
この三点セットで防衛費を膨らませ、兵器産業を大儲けさせ、
大軍事国家となって、マジで軍靴の足音が聴こえて来そうだ。

もし、軍事大国になろうが、国家として沈没しようがしまいが、
安倍首相はきっと政治史の歴史に死してなお名を残すだろう。
希代のボンクラ宰相であったと・・。

できますれば、私個人としては、フクシマの原発難民問題と同時に、
刻々と迫っている2025年問題を優先して頂きたいと思うのでありますが、
まぁ、そんなことは頭の片隅にも無いんでしょうよ。ボンクラ宰相の脳みそでは・・。

善ゐ人と言われたければ言わざると見ざる聞かざるだけになるらし
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「主人とお墓をご一緒するなどとは畏れ多くございます・・。」と皇室の終活を見習う平民のオバさま方の話。
いつも行くプールに、いつもの時間にいつものごとく
「おはようございま~す♪」と挨拶してドアを開けたら、
今日は5人ほどのオバさま方が着替えをしながら、
大笑いしながら楽しげに話をしていた。
毎日が日曜日のオバさま方である。
プールに来るのが仕事よ。というオバさま方ばかりなので、
急いで着替えて帰らなければ!という人はほとんどいなくて、
室温が約30℃に設定されている暖かい更衣室で、
のんびりと井戸端会議に花を咲かせている。

はてさて、今日はどんな楽しい話をしているのかしら?
と耳を澄ませば、
「ご主人様と同じお墓に入るか?それとも入らないか?」
の話で盛り上がっておりましたとさ。





A子さん
(誰にでも歩調を合わせる小心者の未亡人の70代)

「わたしはね。亡き主人が入っているお墓に入るつもりよ。
だって・・他に入るところが無いもの・・」


B子さん
(あの人嫌い!と実名まで出してズバズバとものを言う
デラックス・マツコ似で夫有りの60代)

「お墓はあるけど、酒、女、ギャンブルで、散々わたしに苦労させといて、
お墓まで夫と一緒だなんて、絶対に嫌だわ。
わたしは樹木葬にするつもりで、すでに申し込んであるわよ。」


C子さん
(夫有りのいつも物静かな50代)
「わたしはね。死んじゃったらお墓なんて、
一緒だろうが、別々だろうがどうでもいいわ。
どうせ何も分からないんだから・・」


D子さん
(椅子に座るたびにドッコイショ!
立ち上がるときにもドッコイショ!と言い、
一仕事(着替え一枚)が終わるたびにハァ~(;´ρ`)と、
ため息を付くのが口癖の小太りで未亡人の70代)

「あら?みんな、いろいろ考えてるのねぇ?
わたしはね。なんか死なないような気がするから
お墓のことなんか考えたこともないけど、
でもいつかはお墓に入らなきゃいけないのよねぇ。
そうねぇ・・わたしもできることなら、
酒飲みでおまけに金銭面で苦労させられた主人と同じお墓は嫌だわ。」


E子さん
(今が良ければそれでいいと、
自らの終活にも地震等の災害の備えにも全く興味のない夫有りの60代)

「あらやだ~、またそんな暗い話なの?なんか明るい話はないの?」


B子さん
「あらやだ~!はこっちのセリフよ!
あーたね、わたしたちの世代にとって
明るい話なんてあるわけないでしょ?
年金は削られるわ、消費税は上がるわ、
入院しても病院に長く置いてもらえないわ、
在宅訪問診療してくれるクリニックは近くにはないわ、
老健や特養には入れないわ、
おまけに子どもたちは親の介護をする気はないわ、
どこに明るい話があるのよ。
せめて健康寿命を延そうと、
こうやってプールに来てるんじゃない。
あーただってね。いずれ死ぬのよ。
お墓をどうするか?も何も考えてないの?
わたしだって、そういうふうに
生きられるものならそう云うふうに生きたいけど、
お墓問題は間近に迫ってるから、考えないわけにもいかないのよ。
それでさ、わたしね、思うんだけど、
あの皇室でさえも終活をしてんのよ。
あらやだ、そんなことも知らないの?
NHKのニュースぐらい観なさいよ。
それにさ、皇后の美智子さまが、今生天皇の希望する合葬を、
「畏れ多くて・・」とお断りになられたんだってよ。
なんと奥ゆかしい美智子さまなのかしらね。
あーたも皇室の終活を見習いなさいよ。もう若くないんだから。」


D子さん
「でもね。わたし思うんだけどね。
菊のカーテンの裏側なんて、
わたしたちには窺い知ることもできないでしょ?
テレビでは両陛下の仲睦まじい姿しか放映しないから、
真から理想の夫婦象に見えるけど、
あの姿を国民に見せることが
両陛下の国家公務員としての大事な仕事なんでしょ?
それでさ、もしかしたらの話だけどね、
どんなに高貴な方々でも、そりゃあ夫婦だもの・・
長い夫婦生活のその間には男と女としての誰にも言えない
苦労や忍耐の日々がいろいろあったと思うのよ。
特に民間から嫁がれた皇后さまにね・・。
だから、今上天皇が、美智子皇后に、
『もし、君さえ良かったら一緒のお墓に入らないかい?』と訊いたとして、
皇后さまが、心の中では『こんな人とは嫌です!』と思っていても、
立場上、そんなことは口が裂けても言えないでしょ?
だから、『陛下とお墓をご一緒するなどとは畏れ多くございます。』
とオブラートに包んだように言った可能性もあるんじゃないの?
ハァ~(;´ρ`)」

とD子さんは、しゃべり終わりのため息を付きつつ、
今上天皇と美智子皇后に対して、
不敬且つ畏れ多いことを申しておりましたですが、
私に気づくと、
「あーら、ボケ田さん、あなたはお墓はもう用意してあるの?
亭主と一緒のお墓に入るの?」と訊いてた。

私は「はぁ・・そうですね。
皇后さまとは別な意味で、
できれば、主人とは畏れ多くて一緒に入る気にはなれませんけど・・(^^;」
と答えたのでしたが、
ご主人様と一緒のお墓には絶対に入りたくないと公言していた、
B子さんとD子さんは、
「それいいね。使えるよね。さすが皇后さまよねぇ。
わたしも、『とても畏れ多くて・・・』と言おうっと!」
と心なしか晴れ晴れした顔で更衣室を出て行きましたとさ。
131119r
静寂に抱(いだ)かれていし無縁墓に誰が植えたか白菊の咲けり
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tag : 樹木葬 健康寿命 菊のカーテン 合葬

小泉純一郎元総理の「脱原発」発言は古巣の自民党と息子進次郎氏を守るためのパフォーマンス?
悠々自適のご隠居生活を楽しんでいた小泉純一郎元総理が、
突如として、「原発ゼロの決断」を安倍首相に迫った。
そこで、裏に何があるのか・・?を考えてみたら、
古巣でもあり、息子の進次郎氏が籍を置く、
自民党を守るためのパフォーマンスでしかないのではないか・・
という思いが残る。



 小泉純一郎元首相(71)は12日、日本記者クラブで会見し、
「首相が決断すればできる権力、それが原発ゼロの決断だ」
と安倍晋三首相に原発即時ゼロの方針を打ち出すよう迫った。
原発再稼働や核燃料サイクルに反対の立場を表明。
世論の支持が広がれば、安倍政権が原発政策をまとめる上で、
無視できなくなりそうだ。


記者会見の中で、
原発をめぐる今の政治状況について「野党は全部原発ゼロに賛成だ。
自民党の賛否は半々だと思っている」との見方を示した。そのうえで、
「首相が決断すれば、反対論者も黙る」と強調。
「結局、首相の判断力、洞察力の問題だ」と述べた。


世論調査では

朝日新聞社の全国定例世論調査(電話)で、
原発の今後について5択で聞いたところ、
「やめる」と答えた人は合わせて7割を超えた。


隠居生活には飽きがきた小泉純一郎元総理は
この7割の世論を味方につけて、
自民党を守るためのパフォーマンスを始めたに過ぎないように思える。
増え続ける核廃棄物と最終処分方法については何の進展もない現在、
無党派層に自民党支持を訴えるにはまさに好都合な材料だ。


「野党は全部原発ゼロに賛成だ。自民党の賛否は半々だと思っている」
のこの部分を考えると、後々において、
自民党議員の半分は「原発ゼロに賛成だった」と大威張りでの釈明が可能だ。

他にも、米国を舞台にしてのエネルギー革命が進む中、
米国からの「シェールガス」押し売り陰謀説も流布しているが、
私は、暇と金を持て余す老人が、元首相という経歴を利用して、
自分の息子を将来的に自民党内での要職に導くためと
今後の廃炉作業による利権を狙っての劇場型パフォーマンスに過ぎない、
としか思えない・・。

また記者会見での他の発言では、

【中国】私が辞めた後、首相は一人も靖国神社に参拝していない。
それで日中問題はうまくいっているのか。
首脳会談できているのか。そうじゃないと分かっただろう。
靖国参拝を批判する首脳は中国、韓国以外いない。
中国には今の安倍首相の対応でいい。」

【沖縄】沖縄の基地負担軽減、
日本の安全保障、海洋国家日本としてメガフロート
(海に浮かべる人工の浮島)を真剣に政府が検討した方がいい。

と、言っている。
これこそ自民党の体質そのものであり、
中国、韓国に対しては驕り高ぶりの極みであり、
沖縄に対しては下々の者たちのささやかな幸せよりも、
大企業優先の施策しか頭の中にはないようだ・・。




永田町の女帝と言われていた実姉の信子氏
と共謀しての劇場型パフォーマンスで、
国民を騙すことを得意とする小泉純一郎元首相・・

さも、下々の民を思って・・のごとくに
「原発ゼロの決断」を安倍首相に迫ったとしても、
今はただのご隠居。影響力などたかが知れている。
合いも変わらずの劇場型パフォーマンスはもう通用しない。

それにしても、「原発ゼロの決断を安倍首相に迫る」という行為は、
天皇陛下に手紙を渡した山本太郎参議院議員に比べて、
かなり過激だと思うのだが
山本太郎参議院議員にはナイフとともに殺害予告が送られてきたが
小泉純一郎元総理にはナイフを送りつけられたり、
また、殺害予告もあったなどという話は一切聴かない。

加えて、反原発市民運動サイトに
安倍教の盲信者たち?から、
サイバー攻撃が怒涛のように押し寄せたようだが、
小泉純一郎元首相にはそのような攻撃があったという話は
漏れ伝わってはこない。


もちろん私は脱原発運動を応援しているが、
自民党と公明党の議員、及び元議員の言うことは、
素直に信じることも、両手を挙げて応援することもできない。
耳障りのいい言葉の裏には必ず何らかの既得権益を生じさせ、
その利権に群がる政治屋を多く生み出すことが見え見えだからだ。
素直で疑うことを知らない善良なる人々の中には、
小泉元首相の「脱原発」発言を歓迎している人も大勢いるが、
元自民党総裁、元首相である彼の発言を素直に信じずに、
善良なる国民を本当は如何なる方向へ
巧みに誘導しようとしているのか?ということと、
その裏側にある意図をしっかりと見極めなければならない。

また、一番の問題点である核破棄物の最終処分場はどうするのか?
の話が一切出てこないところを見ると、
やはり、ただの暇つぶしでしかないのでしょうよ。

本当に心の底からの「脱原発」発言なのかしらねぇ????

仄青き光だろうか原子炉の火というものは十万年後(のち)も・・ 
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tag : シェールガス 山本太郎参議院議員 ヘイトスピー チサイバー攻撃 既得権益

エンディングセミナーに参加して思ったこと・・今あなたは何を探して生きてるの今というこの無二の瞬間を
それぞれのグループに分かれたエンディングセミナー参加者は、
次々に一番最初に集まったIFのセミナールームに戻り、
今回のセミナーの最後のプログラムである、
精進落とし料理の試食が始まった。

テーブルに並んでいた各種飲み物。
何でも好きなものを飲んで良いのだが、
彼の陽気で明るい左卜全似の翁は、
「とりあえずはビールだんべさ。」と言いながら、
すっかり仲良しこよしなっていた岡田嘉子似の媼に
さっそくビールを注いでもらっていたが、
同じテーブルのグループのオババサマとオバサマ方にも、
「よぉ、ベッピンさんたちも飲まねぇかい?」
と、太鼓持ちよろしく、ビールを注いでいた。

私はアルコールが入ると胃痛と頭痛が同時に襲ってくる体質なので、
固く辞退してペットボトルの緑茶を頂いたが、
他のオバサマたちは、これから夕方のパートに行くという人以外は
皆アルコール飲料を所望しておりましたとさ。
それから、精進落とし料理の試食とはいえ、
仏式における実際に提供される料理とのことであったが、
どこでも出るような代わり映えのしない料理であり、
それに・・・お一人様4000円、7000円、
10000円の3コースがあるが、料理見本写真を見ると、
こんなもので?と思うほどで、価格的にはボロ儲けとしか思えなかった。
加えて、参加者が頂いた精進落とし料理の費用も、
以前にこの葬儀社で葬儀を執り行った方々から得た利益から出ていると思うと
少しばかり複雑な気持ちになった。


コース料理の説明を受けていた或るオバサマは、
「参列者が10人程度の家族葬であれば、
葬儀後に外のレストランに食べに行ったほうがいいわ。」
と言っていた。葬儀社側は通夜料理も精進落とし料理も
オプションのメインを占めるほどのボロ儲けの商品だ。

葬儀社側は、「喪服で行かれると嫌がれますよ。当社の喫茶レストランを
ご利用されたほうが、余計な神経を使わなくて済むと思いますよ。」
とPRに必死である。
オバサマは「それじゃあ、私服に着替えて行けば済む話しでしょ?」
と譲らない。

そうは言いつつも、
全員、出された飲み物と精進落とし料理とデザートのケーキを平らげ、
セミナーはお開きとなった。
この後は希望者だけが、
葬儀見積もりを出してもらうために残ることになるのだが、
あんなにも、セミナープログラムに入っていない入棺体験を強引に希望し、
ご自分の葬儀見積もりも希望していた左卜全似の翁は
月一回開催される、お寺の住職をお招きして開催される
「仏教について」の中の「戒名の話」の予約だけをして、
「オイラはよぉ、まだまだお迎えが来そうにもねぇからよぉ、
葬儀見積もりは今度来た時にお願いするさぁな。」
と、お上品な岡田嘉子似の媼と連れ立って、
さっさとセミナー会場を出て行ってしまいましたとさ。


うーん・・・あの二人は、元々から知り合いだったようには見えなかったし、
やはり、期せずして、終活という直接的な場において、
茶飲み友達関係が成立したのでありましょうか・・。


なお、この葬儀社は葬式仏教用の後飾り一式(5万円)も
レンタルではなく買取なので
49日以後にはゴミとして自分で処分しなくてはならないそうな。

後飾りに付いては、
或るオバサマは葬儀は無宗教の家族葬希望だが、
この国では嫌でも葬式仏教が浸透しているので、
葬儀後の不意の弔問の際の備えとして、
家にある机やテーブルに白布を掛けて代用し、
既に家にある仏壇の副葬品を一時的に後飾り段に移して、
備えておくと言っていた。

葬儀にお金をかけるか、かけないかは、
地域の慣習と遺族の世間体に対する認識で決まる。
お金をかけて、自己満足するのも良し。
故人の遺志に従って簡素にするのも良しではあるが、
個人的な思いとしては、地域の慣習などない都会の
無料のエンディングセミナーは葬儀社のPRの場でしかなく、
更には見栄と世間体に付け込み、
無駄なオプション追加に誘導する手口が妙に巧いと思っただけだった。
もし、葬送の儀式は人並みにと考えているならば、
葬儀の基本料金は明示してある金額の2倍から3倍の費用が
オプションとして必ず必要になることを覚悟しておかなければならない。
                     
葬儀社の人間は言葉遣いだけは慇懃なほどに丁寧ではあるが、
ご遺体はただの金儲けの物体にしか見えてはいないのだ・・
との思いが今も消えてはいない。



今日も、最近新築された大葬祭ホールを数ホール持つ葬儀社の
内覧会参加者募集の折り込みチラシが入ってきたが、
私がセミナーに行った葬儀社と基本プランの中身はほぼ同じながらも
総じて基本プランが約3割も高い。

とにもかくにも、大きな葬祭ホールを所有し
新聞に良質の紙での折り込みチラシを入れる大手葬儀社は
得てしてオプション料金で経営維持をしていると思われるので
高額な葬儀費用がかかるのだろう。
やはり、宣伝もせずに、昔から地域に根を張って
地道に経営している小規模葬儀社のほうが
安心できて良いのかな・・と思う。

昨日、エンディングセミナーに参加した葬儀社から、
「仏教について」の中の「戒名の話」の参加ご案内と称したハガキが届いた。
どうせ、なんたらかんたらと戒名の必要性を強調する話しだろうと推測できる。
葬式仏教からは決別宣言した私が行くわけがない。

でも・・「戒名の話」よりも左卜全翁と岡田嘉子媼の
その後の進展度合いが気になるので、
行こうかどうか迷っている最中でもある。(笑)

冗談はさておき、私は金儲けのために意図的に作られた
葬儀という儀式にはつくづく意味はないと思った。
火葬だけは市の条例で規定されているので、
必然項目として受け入れるしかないが、
単に葬儀業者に踊らされての意味のない葬儀をするくらいなら、
特定の宗教の熱心な信者でもない限りは、
「お別れ会」という形での故人を偲ぶ食事会で十分だと思った。


初めてのエンディングセミナー体験では、
参加された一期一会の方々に
大いに笑わせてもらい、とても楽しかった。
そして、刻々と死に向かって秒読み段階に入った私同様、
偶然隣り合わせた彼らには、
自らと、身近にいる大切な人々の有限の命を慈しみながら、
二度と訪れることのない今という唯一無二の瞬間を
やがて必ず訪れるその日までは悔いなく愉しく生きていって欲しい・・
と願っている。

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tag : 戒名 無宗教 葬式仏教

爆笑エンディングセミナー体験記 其の6。ご遺体面会室見学と我が母の納棺の儀の際の思い出話。
さて、ここは24時間ご遺体との対面が
可能であるというご遺体面会室です。
ここにもオプションランクがあって、
一ご遺族だけが24時間専有できる個室面会室は、
一泊2万円増し。
葬儀が重なった場合に各ご遺族が
交互にご遺体と対面できる面会室は
狭い別室で基本プランに入っています。


セミナー参加者一同、お棺の廻りをぐるりと取り囲みました。
もしかして、葬儀待ちの本物のご遺体が入っているのか?
と思うほどに、冷房がガンガン利いていて、
寒くて寒くて、一分も我慢できず、
毛皮の防寒着でも着ていなければ、
ゆっくり面会などしていられないほどで、
「ここは南極か!?」と思った。
(行ったことも、死ぬまで行く予定もないけど・・)

オバサマA
「ところで、こんなに寒いところで
24時間もご遺体に付き添う人がいるの?」

案内人
「夏場でしたらいらっしゃいますが、
この時期ですと、さすがにお一人で何時間も・・
という方はあまりいらっしゃいませんが、
遠方からお越しのご親族の方々は
先ず初めにご遺体にご対面されることが多いので、
一般葬のご遺族の方には重宝されておりまして、
それなりに出入りは多いです。」

オバサマA
「あら、そうなの?わたしは家族葬希望だから、
参列者も家族だけで出入りは多くないし、
一般面会室でいいってことね。
でも葬儀が複数重なったら順番待ちで面会するわけね?」

案内人
「さようでございます。」

オバサマA
「ところで、この面会室がこんなに寒いってことは、
このお棺には本物のご遺体が入ってるの?
だってさ、この○○市では、現在の火葬待が平均4日から5日だって、
さっき言ってたじゃない?
だから、火葬待ちのご遺体が入っているのかと思って・・」

案内人
「とんでもございません。こちらの棺は見本でございますので、
空の棺でございます。」

オバサマA
「それならなぜこんなに寒くしてるの?」
としつっこく訊いている。
「ヾ(@¬_¬@)ノあやしいわ.........絶対にあやしいわ!
わたしだったら、棺に布がかけられていても、
見学者なんかに遺体を晒されたくないわ!」
と、今現在見学者であるオバサマAは腑に落ちないご様子・・。

一同、とにかく寒くて居られないので、
早々にご遺体面会室を後にして、
次に家族葬と一般葬のホール内部見学に
向かったのでありますが、
家族葬と一般葬のホールは祭壇もない
どおってことのないただの部屋・・。
だれからともなく、「次行きましょ。」と、
セミナーの最後のプログラムである、
一番最初に集まったIFのセミナールームに戻り、
精進料理とケーキの試食を頂くことになるのであります。


寒いご遺体面会室を出て思うに、
納棺に際しての、映画「おくりびと」に見るような、
あんなにも丁寧で、死者への尊厳と礼の篭った納棺の儀
現実には一度も見たことがない。
映画の中の納棺の儀・・。
あれはきっとものすごく高額なオプションなのだろうな・・と思った。

また、私の亡き母の納棺の儀の際には、
仏式の旅支度の後に納棺をするときに、
誰かが布団に付いてる持ち手を離したか、
もしくは手を緩めたのか、母の遺体が転がり落ち、
納棺の儀の指揮をしていた若い葬祭ディレクター氏が真っ青になり、[
おまけにパニック状態になっていた。

母の遺体は再び布団に寝かされ、大げさに言えば、
二度も納棺の儀を行ったことになる。
そのとき、親戚の男性が「今度は○○さん(母の名)を落とすなよ。
二度も落っことしたら仏さんに成れなくて、
地獄に落ちるといけないからよ。」
と冗談を言ったので、一人が思わず笑い声を上げたら、
その笑いが伝染しあちこちから笑いが漏れて、
厳かな納棺どころか、笑いに包まれた
バタバタとした中にも笑いの溢れる納棺の儀になってしまった。

後で葬祭ディレクターの方に「こんなことって、よくあるのですか?」
と訊いたら、超小規模の家族葬での納棺の儀の場に、
足腰の弱った高齢女性が3人しかいないときがあって、
3回目でやっとこさ、棺に納めたこともあるそうな。



生前は宴会とカラオケが大好きで、友人知人からは
「宴会部長の○○ちゃん」と言われていた母・・
あのバタバタした笑いの溢れた納棺の儀は、
私には母の意に沿った葬送だったと今も思っている。

それらのドタバタ納棺を見ていた私の孫娘
(当時小学校低学年)が、
「ねぇ?ひいおばあちゃんは地獄に落ちちゃうの?」
と心配そうに私に訊いてきた。

孫たちが幼かったころの夏休みに我が家に来たときに、
キーキーと煩い孫たちを黙らせるためと、私の単なる好奇心から、
絵本地獄」を見せた際の反応を見たくて、
私が紙芝居を見せるように感情を込め、
さらにはおどろおどろしく声色を使い分けて朗読して見聞きさせたのだが、
それを思い出したのだろうか・・?(^^;
もしかして、トラウマになっていたりして・・と思ったのだが
成長してからも、我が家に来るたびに、楽しそうに読んでいるので、
絵本地獄の意図するところは理解したのだ!と私は思っている。

爆笑エンディングセミナー体験記は次回で最後の予定です。

地獄って本当にあるのと孫が問ひあると思えばあると答へむ
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tag : 納棺の儀 絵本地獄 おくりびと

爆笑エンディングセミナー体験記 其の5。「葬儀に必要なものだけをバラ売りしてくれる葬儀社求む!」
本気で買う気もないのに、あれがいい、これがいい、
と言いながら、仏事副葬品のウィンドーショッピングを楽しみつつ、
仏事副葬品展示室をコマネズミのようにウロチョロしていたオバサマ方が、
基本プランの見本祭壇を品定めを始めた。

「この家族葬の基本プランの送り花(見本なので造花)だけじゃ、
みすぼらしくてなんか寂しいわね。
それに、出棺前にお棺の中を花で埋め尽くすには
とてもじゃないけど足りないわね。
ええと、オプションの供花は幾らなのかしら?」
と言うので
私もパンフレットを見たら、
お棺を生花で埋め尽くすために必要な「別れ花」は、
家族葬の場合はオプション費用10万円を出して
わざわざ買わなくてはならない。

すると、ある一人のオバサマが、
「ねぇ、お棺の中を花で埋めるってことだけど、
葬祭関連業者の陰謀なんじゃない。
特に花屋の!と言い出した。
言われればごもっとも。
私の記憶では、10年ほど前までは
お棺の中を花で埋めた記憶はない。


本来、棺の中のご遺体の周辺を生花で飾る行為は献花といい、
日本のクリスチャン独自のキリスト教式葬儀の葬送の儀式らしいが、
流石に多神、多仏の国、ニッポン。
仏式でも無宗教式でも、金儲けに繋がるなら、
なんでも取り入れるように洗脳してしまうのねぇ・・。(^_^;)


オバサマの一人が、
「何でもかんでもオプションという追加費用が必要なのね・・
これじゃそう簡単に死ねないわ!
必要なものだけをバラ売りしてくれる葬儀社があればいいのにね。」
と、独り言ちていたら、

「それいい考えね。」と他のオバサマ方も賛同の意を表明していた。

このエンディングセミナーを開催している葬儀社の説明では、
現在、一番ニーズの多いセットプランは
儀式なしで僧侶を呼ばない直葬だと言っていた。
葬儀社としては一番利益率の高い一般葬を挙げて欲しいのだろうが、
地域の慣習で葬儀を執り行わなければならない地方の集落と違い、
都会では人間関係が希薄であり、葬儀の形態は自由に選べる。
隣家の人が亡くなっても、数年間も知らなかった・・
のも普通のことになってしまっている。
ゆえに、時代が移り変われば、葬儀の形態も変わって当たり前だ。

だが、大手葬儀社の新聞の折り込み広告や、
我が地域の葬儀社をネットで調べても、全部セットプラン販売だ。
バラ売りでは、セットプランのように、
不必要なものを押し付けられないから
儲けに繋がらないのが理由なのだろうか?

「葬儀に必要なものだけをバラ売りしてくれる」のが
一番消費者のニーズに合っているのではないか?
と私を含めたエンディングセミナーに参加した
オバサマ方は言うのだが、私もオバサマ方も、
葬儀社が一番儲かる多死時代に死にゆく身・・
葬儀社がわざわざ、儲けに繋がらないことをするわけないか・・


それから、「爆笑エンディングセミナー体験記 其の3。
80代のおひとりさまの男女・・
終活セミナーで老いらくの恋?が始まる?」

左卜全翁と岡田嘉子媼ですが、とても相性が良いようで、
まるで何十年も苦楽を共にした
仲のいい老夫婦のようにぴったりと寄り添い、
愉しそうに語らいながら、いい感じで
エンディングセミナー会場を移動しております。
たかだか、数時間のセミナーではありますが、
どんな場所でも思わぬ出会いがあるのですねぇ。

シニアとシルバーたちよ!
「パソコンを捨てよ!終活に行こう!」
かもしれませんね。(^_^;)

死ぬための準備に訪れたエンディングセミナーで
80代の男女が恋に堕ちる・・
それが現実になったら「素晴らしき哉我が人生」
になるはずだと思いますので、
応援したくなりますが、思うように事が進まないのが人生です。
まだまだ爆笑エンディングセミナーは続きますので、
後期高齢者男女の「老いらくの恋の行方」の結果発表は
もうしばらくお待ちください。(^^;
131106r
老いらくの恋に怖るるものはなく儚く消ゆる冬花火なるや
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tag : 直葬 家族葬 一般葬

爆笑エンディングセミナー体験記 其の4。爆笑の中に隠れていた辛く悲しく重い或る女の人生の哀愁秘話物語・・
さてと、場所は前回の記事と同じ副葬品展示室です。

葬式仏教からは決別すると誓った日から、
夫の葬儀を無宗教で執り行うつもりの私は、
位牌の代わりになりそうな名前入りクリスタル遺影写真を見て、
これがいいかな?
と思って価格を見たら3万円と書いてある。
葬式仏教の戒名代を考えると安いものだが、
クリスタル遺影写真とはいっても、
重く分厚いクリルタル製写真スタンドに
写真を埋め込んであるだけの代物である。

値札の下に「文字彫りは無料」と書いてあるが、
どうせ、初めから文字彫り料も価格の中に入っているんだろうさ。

見た目は綺麗だが、同じような形状の記念品二つが家にあって、
(娘が学生時代に何かの賞で貰ったのと、夫が会社員だったときに
会社創立100周年記念で全社員に配られたもの)
今も処分できずにクローゼットの中の引き出しに押し込まれている。

「やっぱり、こんなものはいらんわ!止めよっと・・。」
と我が単細胞が即思考転換していたら、
隣で一緒に見ていた、初めからあまり言葉を発せず、
私のように大笑いもしなかった物静かなオバサマFが、
声をかけてきた。

「こんな割れやすく重いガラス製は危ないわよ。
地震のときに頭にでも落ちてきたら、あなた!そのまま彼の世行きよ。
100円ショップで売ってる落としても割れない
軽いプラスチック製の写真スタンドの外枠に
レースのリボンテープでも貼って、
スタンドの上枠にレースで作った薔薇でも貼れば、豪華に見えるわよ。
それにね、こんな生々しくて、わざとらしく悲しみを誘うような写真を
仏壇やサイドボードの上に置いてたら、
目に入る度に泣きたくなって、喪失感がなかなか消えないわよ。
寿命を全うして亡くなった方だったら良いかも知れないけど、
そうじゃない場合は、
家の中には死者を思い出すものは何も置かないに限るわよ。」
と忠告?してくださる。

「はぁ...そんなものなのですかぁ・・?」と気のない返事をしたら、
オバサマFが訊きもしないのに、彼女の過去を語り始めた。
なんでも、30年ほど前に彼女と幼いお子様を残して、
当時40代のご主人様を不慮の事故で亡くされたとか・・

「あらあら、まぁまぁ、、、、そうなんですか。
随分とご苦労なされたんですねぇ?」
と、ありふれたねぎらいの言葉をかけたら、
オバサマFは突然、驚愕することをおっしゃる。

「ウウン・・あんな人には早く死んで欲しかったのよ。
アルコール依存症で、暴力は振るうわ、会社は無断欠勤するわで、
私の勤務先の給料日のときに
わたしが汗水垂らして稼いだわたしのお給料を取り上げて、
酒屋に行こうとして車に跳ねられて、あっけなく即死したのよ。
わたしね。世間や主人の親族からどんなに薄情者と思われようと、
そのときはとても嬉しかったのよ。
命の価値の基準ってなんなのかしらね?
今も判らないけど、時間薬という薬は良く効くわね。
ときどき、あの悲惨な家庭状況を思い出すと辛いけど、
今は何の感傷も無く、初めて遇った知らない人にも
話せるようになったんですもの・・。
それにね。わたし今、ガンで闘病中なのよ。
ここのすぐ近くの○○総合病院で通院での抗がん剤の治療中なのよ。
治療をしないと余命は約一年なんだって。
もし、抗がん剤治療が効けばもっと生きられるらしいけど、
副作用の辛さに耐えられなくて、治療の一時中断をお願いして、
ここのエンディングセミナーに参加したのよ。
私には時間がないの。だから、私の葬儀はお金の問題に関係なく
ここの直葬プランに決めるわ。
来月からまた抗がん剤治療を始めるんだけど、
その前にホスピス探しに駆けずり回るつもりよ。
だって、受験生を二人も抱えた一人息子夫婦に時間的余裕も
経済的余裕もないし、いくら実の息子とは言え、
心配と迷惑はかけられないでしょ?
だから、自分の人生の後始末は最後まで自分でつけたいのよ。
でも、最後の最後まで希望を持って尊厳を保ちながら生き抜くつもりよ。」

だそうです。

立て続けにものすごく重い話のダブルパンチなので、
返す言葉もなく、呆然としていたが、
ふと言い知れぬ疑問が湧き、
「どうして、私に話をする気になったのですか?」
と訊いたら、
「こういう不幸話はみんな嫌がるでしょ?
今日のエンディングセミナーに来ている人たちでも、
本当ならば死を考え、自分の死を受容するために来ているはずなのに、
皆さんの目を視ると、死は他人事のようでもあり、
とても本気で参加しているようには見えないし、
リアルな死から目を背けているような人ばかりじゃない?
でもあなたなら、女の直感で耳を傾けてくれそうな気がしたのよ。
それにね。死期を宣告されたり、死が迫っている人間って、
感覚が尋常でないくらい鋭敏になるものなのよ。
あなたは、楽しそうに笑いながらも死に対して真剣そうに見えたから、
つい聴いてもらいたくなったのよ。傾聴ボランティア、ありがとうね。
もしかして、ご迷惑だった?それとも嫌な気分にさせてしまったかしら?」

私は、「いいえ、迷惑だなんてとんでもないです。
残り時間の少ない有限の人生をもっともっと有意義に生きるために
大いに参考になりました・・。
重いお話でしたが、聴かせていただき、ありがとうございました。」
と答えるのが精一杯だった。

お互いに名前も知らない、そしてもう二度と出会うことのない、
一期一会の人なので話してくれたのだとは思うが、
明るく大笑いしながらのエンディングセミナー参加者の中にも、
過去の悲しく切ないトラウマに支配?され、
更にはガン闘病という重圧に耐えながらも、
今を懸命に生きている人が存在していることと、
その心の強靭さと生へ希望を捨てていないことに胸が熱くなった。

私などは夫への不平不満をペラペラペラペラと尾ひれを付けて
友人たちに喋りまくりながらも、現実には夫に頼り、
甘え切ってることをそのときだけ(^^;は反省し、
そして、このエンディングセミナーに
そのとき初めて参加したことを心から良かったと思った。

実際の葬儀にかかるぼったくりオプション料金のことは別にして・・。 
131105r
秋牡丹耐える女の化身かと想わせるごと夕映えに燃ゆ

(※秋牡丹 別名:秋明菊 花言葉:忍耐)
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tag : 葬式仏教 クリスタル遺影写真 傾聴ボランティア

爆笑エンディングセミナー体験記 其の3。 80代のおひとりさまの男女・・終活セミナーで老いらくの恋♥が始まる?
エンディングセミナーも半分のプログラムをこなし、
いよいよ佳境に入って参りました。

さてと、次なる見学先は、
葬儀とその供養のために必要な副葬品展示室ですが、
くまなく見て回ったにも関わらず、
そこはすべてが、仏式葬儀とその供養の為の副葬品ばかり。
棺展示室にあったキリスト教式の棺・・
あれが展示してあった意味はいったいなんだったのでしょうか?

それはさておき、
先ず初めに説明されたのは死装束で、
基本プラン内であれば、安っぽいペラペラの無地サテン生地の死装束。
一万円から10万円のオプションで付きでは、
サテン生地の刺繍入り、シルク無地、シルクの刺繍入り、
といろいろ選べるのだが、
オバサマ方のご意見としては、「どうせ、燃えちゃうんだから」
と言うだろうことは察しが付く。

案の定・・

オバサマC
「どうせ、燃えちゃうんだから、
基本プランに入っているサテン生地の無地でいいわよね!
でもね。わたし、成人式のときに
一度だけ袖を通した晴れ着を死装束にしたいわ。
主人のときはスーツを着せてあげたいのよ。
どうしても、死装束を着ないとダメなの?」

オバサマD
「主人のときは、生前の本人の希望で死装束の上から
お気に入りだったスーツを着せたけど、
ものすごく着せずらかったわよ。
それにね。スーツ姿にはアンバランスな足袋とわらじを履いて、
おでこには白い三角布の天冠でしょ。
本来なら、ヨヨヨヨヨ............と主人の遺体にすがって
泣き崩れなきゃいけないのに
その姿を見ているとね。
( ̄m ̄* )ククククク....と笑いが止まらなかったわ。
人間って、ここは笑っちゃけない場だと思えば思うほど、
笑いを堪えきれなくなるものなのよね。
主人の親戚にはわたしが下を向いて、
悲しみを堪えながら泣いているように見えたらしいから、
一応はセーフだったけど、
今でもあの姿を思い出すと、笑いがこみ上げてくるのよ。
だから、ああいうのが良い葬儀じゃないかと思うのよ。
主人はわたしが泣かないで笑うことを想定して、
スーツを着せて欲しいと遺言したのかもしれないわ。
だから、今考えると、わざわざお仕着せの死装束なんて
着せなくてもいいんじゃない。」

そのオバサマDがつかつかと案内人の傍に行き、
「ねぇ?死装束は要らないと言ったら、
その分は値引きしてもらえるのかしら?」と訊いたら、
案内人は
「死装束は基本プランでは、棺とセットになっておりますので、
値引きは致しかねます。」

とぴしゃりと撥ねつけられたとさ。




既にセミナー参加者はオプションという言葉にマヒしており、
夜でも鉄砲でも持ってこい!的な感覚になっていて、
たかだか、5万や10万のオプション金額を聴いても
驚かなくなっており、自分、もしくは親や配偶者の葬儀を
迫り来る現実問題としての
葬儀シミュレーションをする気も失せてきたようで、
言いたい放題になっております。



次は骨壷展示ガラスケースの前で骨壷の説明と品定めです。
こちらも、基本プランに入っているのは白磁無地の大きい骨壷ですが、
花の絵柄入りで分骨用の湯呑程度の骨壷付きの2個セットでは
オプション金額は1万円から10万円まであります。

オバサマC
「ねぇ?わたしはお墓は買ってあるんだけど、
この骨壷のままお墓に入れるの?
それとも、骨壷から出して遺骨だけを入れるの?」

オバサマD
「主人の納骨のときは、土に還らせるということで、
骨壷から出して入れたわよ。」

オバサマC
「じゃあ、その骨壷の処分はどうしたの?」

オバサマD
「えーと・・・
骨壷はお寺さんが引き取って処分してくれたわよ。
もちろん、有料だったけどね。」


オバサマC
「ということは、処分代を払って処分してもらって、
結局は割って捨てちゃうの?
それなら、絵柄付きの高い骨壷じゃなくて、
基本プランに入っている一番安い骨壷でいいってことよね。」

オバサマD
「わたしもそう思うわ。社会的地位の高い人とか、
有名人だったら別だけど、
わたしのような知人も親戚も少ない人間が死んだとして、
骨壷にお金をかけるって意味があるとは思えないわ。
それに、死者が生き返るわけでもないしね・・。」

オバサマE
「あのね。わたしの友人のご主人様なんだけど、
陶芸を老後の趣味にしていてね。
自分の入る骨壷を自分で作っておいたんだって。
そして、そのご主人様が亡くなったときに
友人が故ご主人様自作の小さいサイズの骨壷を持参したら、
その火葬場は全遺骨収容が基本らしく、
持参した骨壷は分骨用の骨壷だと思われて、
火葬場の売店で特大サイズの骨壷を買わされたそうよ。」


その話を聴いていて、
私の亡き母の火葬場での出来事を思い出した。
前にも書いたが、
もちろん、東日本なので大きい骨壷(もちろん白磁無地)であったが、
火葬場の係員が熱々の焼骨を一片も残さずに骨壷に入れるように。
と言うのだ。

「あの~、入りきらないのですが・・訴えると、
火葬場の係員が手に持っていた、鉄製の長い棒で
骨壷の上から、ジャカジャカと棒で叩いて骨を砕き、
約半分の容量にしてくれた。
そこで再び母の焼きたての遺骨を入れ始めるのだが、
直ぐに満杯になる。
すると再び係員が棒で叩いて骨を砕く。
その繰り返しで、灰になった分以外の
母の焼骨のほとんどを、なんとか骨壷に収めることができた。

火葬場を後にして、自家用車で火葬場に来た人以外は、
マイクロバスでお斎会場に向かったのだが、
喪主で施主でもある今は亡き体の大きかった我が弟が
骨壷を持たされたのだが、
「重い!重すぎる!超重てぇーー!それに熱いぜ!」
と言いながら、
母の遺骨を胸に抱いていた姿がなぜか今も忘れられない。(  ”)
その弟も昨年、59歳で鬼籍に入ってしまったのでありますが・・
生まれて初めて西日本在住だった弟の葬儀に参列した
東京在住の叔母は、東日本に比べて、あまりにも小さい骨壷を見て、
「○○(弟の名前)のお嫁さんったら、骨壷代をケチってるの?
もし、お金が無いんならわたしが出してあげてもいいわよ。」
と言っていたほど、東日本の骨壷はデカくて重いのだ。



さて、個人的な我が親族の感傷に浸るのはこのぐらいにして、
骨壷の説明の後はご自由に・・
ということで各自、展示室内をてんでんばらばらに
見て回っていたのだが、
彼の左卜全似の翁は、神仏は信じていない、
と皆の前で宣言しつつも、
お上品な岡田嘉子似の媼とお棺展示室からずっと一緒に行動し、
なにやら楽しげに戦時中の苦労話などを語らいながら、
二人して、展示してある仏壇に鎮座されている
釈迦如来仏像に仲良に手を合わせていたのであります。

これって、もしかして・・・老いらくの恋の始まり???

    続く・・・


その清く静かな刻(とき)はつかの間の喜劇なのだと二人は知らない
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tag : 天冠 仏式葬儀 阿弥陀仏 釈迦如来仏像

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プロフィール
Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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