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ラスト・グッバイを言う前に
この数年来、古くからの友人、知人、同年代の親戚の人の
訃報が頻繁に届くようになった。
私自身も、いつ命のろうそくの炎が燃え尽きてもおかしくない
年齢になったと言うことなのだろう・・。

ババ友(婆さん友達)たちとのなにげない会話の中にも、
「昨日はあそこが痛いかったのよ。そして今日はここが痛いのよ。」だの、
「このところ心臓がドキドキするのよ。
もしかして老いらくの恋でもしてるのかしらと思いたいんだけど、
恋の相手に全然心当たりがないのよね。
と言うことは、これって、もしかしたら心筋梗塞の前触れなのかしら?
もしあなたたちの目の前で倒れたらそのまま逝きたいから、
救急車なんか呼ばないで、あなたたちが看取ってね・・。 」
「冗談じゃないわよ!大迷惑よ!」
などの冗談を言いあっては皆で大笑いしてみたり、
或いは、
「○○さんは今病気が悪化して手術して入院中なのよ。お可哀そうにねぇ・・・。」
等々の話が延々と続く。そして話の〆は「誰からも介護を受けずに、
誰にも迷惑をかけずにピンコロ死したいものだわねぇ・・。」
で話が終わる。

今は中学生になった孫が3歳の頃に私の子供時代の話をしていたら、
「えっ?バーバにも子供の頃があったの?ずーっとお婆さんじゃなかったの?
お婆さんっていうのは、もうすぐ死んじゃう人のことだよね?」
と言われたことがある。
「バーバだってね。生れたときからバーバだったんじゃなくて、
赤ちゃんの時も、麗しき美女の時代もあったのよ。
老婆は一日にして成らずなのよ。」
と言ってはみたけれど、その時も、
婆さんであることが事実であっただけに苦笑するしかなかった記憶が脳裏を過る。
そして、再び孫の言葉を反芻してみる。
「お婆さんという人間は、もうすぐ死んじゃう人のことなのだと・・。」
哀しいかな、それは、紛れもなく私のことなのである。


私自身・・多分、今にも消えそうな残り火かもしれないが、
今の処はなんとかまだ細々と燃えている。
思うに、私は明日も一年後も、欲張って10年後も、
今日と変わらずのほほんと、
平々凡々というかけがえのない幸せの中で生きていられるのだろうか?
そうありたいものだが明らかに答えは否だろう・・・。
「自由に手足が動かせて、自分の意志で残された時間を謳歌する」ことこそが、
誰しもが望む老後ではあるけれど、
自然の摂理というものはそのようなことを許してはくれない。
どんなに健康に留意していても、人一倍節制していても、
老化から来る病気、そして死は避けられない。
世間でいうところの天寿を全うしてピンピンコロリで死ねるのなら、
それはそれで諦めも付くかもしれないが、
すべては神のみぞ知ることなのである。
しかし、神というものは常に非情であり、気まぐれでもあり、
ピンピンコロリでは逝かせてはくれない場合のほうが多い。

作家の梅崎春生の言葉に、
「どのみち死なねばならぬなら、私は納得して死にたいのだ。」
という死に関する名言がある。
なにをどのように納得すればいいのかが凡婦には全然判らないが、
少しづつその類がテーマの本でも読みながら、
私自身が少しでも納得できたことをこのブログに記録して行こうと思う。
持病が複数ある私・・「納得」が間に合うかどうかは定かではないけれど・・・。

老いぬればいつかは消える命の火背中合わせのラスト・グッバイ 
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テーマ : ひとりごと ジャンル : 日記

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Re: NoTitle
ゆたんぽさん。こんにちは。
多分・・・
「病気?旅行?PC不調?それとも ピンコロ?」と
思われるだろうとは察していました。

まだなんとか生かされてます。(笑)
NoTitle
よかった!引越しだったのですね。
ボケ田ナス代フアンの婆友と 「病気?旅行?PC不調?それとも ピンコロ?」と 随分心配いたしました。又 訪問させてくださいな。
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プロフィール
Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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