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現代お墓考・・私はプランクトンの餌になり食物連鎖する。
私の分のエンディング・ノートは書き終えたが、
夫は「今はそんなものは書きたくない。ついでに俺の分も書いておいてくれ・・」
と言う。

私と夫のどちらが先に逝くかは神のみぞ知ることである。

私が残された場合を想定すれば、
葬儀と墓に関してだけは、私が取り仕切らなくてはならなくなる。

そのときに慌てなくても良いように、
そして、自由価格である葬儀業界の、
その中のぼったくり葬儀社の言いなりにならないためにも、
普段から夫が口にしている終活への思いを重視して
「葬儀と墓」部分だけを代筆して書き進めることにした。




今日、たまたま墓所購入勧誘の電話がかかってきたので、
先ずはお墓から・・。


いつも、墓所購入勧誘電話に対しては、
「お墓は既に購入してあります。後は入る日が来るのを待っているだけです。」
と答えて電話を切る。
実際にはお墓なんてないけれど。(^_^;)


私の祖父母も父母も地域の慣習に従って仏式で葬儀をした。
そして、当然のごとく、檀家である○○寺所有のお墓に入った。
母が亡くなる前は準檀家であったが、今は正檀家になった。
(今もそのシステムがよく解らない・・・。)
要するに、ほとんどの場合は
寺所有のお墓に入るには檀家になる必要があるということなのだろう・・。

では檀家とは何か?
三省堂 大辞林に因ると、

ある寺の信徒となり、布施などの経済的援助を持続して行い、
葬式・法事などを行なってもらう家。また、その家の人。

他にも、
「一定の寺院に属して、寺を維持していく一般の家のこと。」
とある。



今まで寺との付き合いは皆無。
旧家でもなく、古くから続く由緒ある家系でもない。
夫が死んだからと言って、(夫まだ生きているけど、私が生き残ることを想定してるのよ・・。)
狭いウサギ小屋に住み、財産も無い私が今更何処かの寺の檀家になってまで、
お布施とかいう訳のわからないお金を払い続け、除草や清掃作業等の奉仕までして
その寺を維持していく必要性は全く感じない。


余談であるが、夫の実家には二つの仏壇と三柱の位牌がある。
住職はお盆、春秋のお彼岸、そして各故人の月命日にもお経を唱えにやってくる。
お盆と春秋のお彼岸はまとめてお経を唱えるが、月命日を合わせると、
年間合計39回もお経を唱えにくることになる。

その度に仏壇用の花とお供えの果物(2000円相当)を買い、
お布施(3000円)を準備し、
何時に来るか解らないので、一日中家に居なくてはならない・・。
しかし、その月命日の日に他所で葬儀が入ると、無断欠勤をする。
欠勤を9回として、年間合計約30回とすると、
合計90000円のお布施を払い続けることになる。
檀家になるということは「その寺を維持していきます」という契約を結ぶ事なのだから、
契約をしてしまった以上は、
「月命日は来なくていいです。」とも言えないのであろう・・。


寺院関係者や葬儀業者にはエラク評判の悪い、(当たり前よね・・)
「葬式は、要らない!」に因れば、

「檀家契約を結ぶということは金持ちの道楽である。」
それに、都市部や地方の違いもあるが、
「寺を維持するには最低でも約300件の檀家が必要である」と書いてある。
この数を思い出して住職に檀家数を訊いてみたら100件との答えが返ってきた。
なるほど・・日銭を稼がないと寺を維持できないわけね・・・。




私には檀家契約は到底無理・・・・・・・・。




なので、檀家になり寺院墓地を買うことは考えるまでもなくパス!



では夫の遺骨をどうするか?

①公営霊園墓地を買う。
※家の近くの公営墓地の場合、
 4㎡で永代使用料1,000,000円、維持管理費として年間2,800円。
※我が夫婦にはお墓の継承者はいない。

②夫の実家のお墓(ロッカータイプ)に入ってもらう。
※遠隔地なのでお墓参りに行くのに飛行機や新幹線を使わなくてはならなくなる。
  場合によっては宿泊も必須。
※私がヨボヨボになったら行きたくても行けない。
※維持管理費年間3000円が必要。

③戦後良く聞いた話のように電車の網棚に置いてくる。
※遺失物として保管された後に持ち主が現れなかったら、上野の某寺の合祀墓に入れてくれる。
※公序良俗に反する。

④合成ダイヤモンドに加工してペンダントや指輪にして手元供養をする。
※合成ダイヤモンド加工料:1.00 Ct約2,480,000~  
 ジュエリー加工料:約62,000~148,000
※公営墓所より高い。
※そんなお金があったら、
  私が死ぬ前に一度は行きたいインドのベナレス(偉大なるガンガー)に行く。
※ダイヤモンドに加工して手元に置くほど夫を愛していたとは正直言えない・・。
※遺骨→合成ダイヤモンドの価値が解らない。

⑤散骨。
※費用は遺骨のパウダー化を含め、海洋委託散骨なら約50,000円~ 
  チャーター船による乗船散骨なら約250,000~ 
※継承者の必要なし。
※維持管理費が0円。


本人も散骨には異論はないようなので、
やはり夫にも私と同様に海に散って貰うことにしよう・・。
プランクトンの餌として食物連鎖するのも悪くないような気がする。



参考までに、海以外の散骨にはどのような種類(散骨する場所)があるのかを調べてみた。

山。
樹。
空。
宇宙。
故人が丹精を込めていた自宅の敷地内にある盆栽の肥料にする。
(墓地埋葬等に関する法律でも違法にはならず、故人が遺言で書いておき、それを実行した人もいる。)
等々があるらしい。


海や空への散骨はほとんど問題にならないらしいが、
陸地への散骨は近辺住民とのトラブルも多いと聞く。


遺族にとって一番手間や時間と維持費がかからないのは
やはり海と空であろうと思う。

だが、それでは故人が浮かばれない。人が亡くなったらお墓に入るものである。
何でも世間並みに、人並みにという常識に縛られている人が多いのも現実である。

つい2.3年前、親戚の長老に、
「私は暗いジメジメしたお墓に入るつもりはありません。
私の遺骨は海への散骨を考えています。」
と言ったら、

「何を考えておるのじゃ!そんな非常識なことを考えてはいかん!お前は人間失格じゃ!
お墓が買えんのなら、わしの家の墓に入れてやるぞ。いいか、待ってるから必ず来いよ!」

と諭されたことがある。

その長老も昨年故人になった。
カロートの下で私が行くのを待ち続けているのだろうか?
だが、あんな石頭の頑固爺さんが待っているお墓には入りたくはない。
それに、誰が継承者なのかも知らない。

経済的問題ばかりを書いているようで不謹慎と思う人もいるかもしれないが、
実際に経済的に余裕がなければ、地上にお墓を持つことはできない。
死を金儲けの道具にする人たち(葬式+墓必要論者)の惑わせるような口車に乗るな・・
とは言わないが、
残された者が身近な人の死を真摯に受け止めながら、
心から故人を悼む気持が全うにあるならば、
墓という魂の還る場所は本人が望むのであれば
どこであっても、どんな形であっても良いのではないだろうか・・。


葬送は法の範囲内で行えば自由である。
私は、故長老の意に反し、人間失格と言われようと、
非常識と言われようと、私の遺骨の行き場所は海と決め、
業者まで指定して娘にエンディング・ノートの置き場所を教えている。
必ず実行してくれることを約束して・・。
101128r
ジプシーが流離ふごとく我が魂(たま)は母なる海を永久(とわ)に流離ふ
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テーマ : 「生きている」ということ ジャンル : 心と身体

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(非公開コメント受付不可)

Re: 賛成!


yu-yu様。はじめまして。

私たち夫婦はお墓は海への散骨以外には
考えておりません。
どちらが先に逝くかは判りませんが、
夫には「来世は海で逢おうね♪」
などと、心にもないことを言っています。(笑)








お差支えがなかったら、その方のブログURLを教えて頂けませんでしょうか?
ごん子さん。こんにちは。

大空さんという方・・私は全く知らない方です。(きっぱり!)
それに、
「ごん子さんの名前とメールアドレスがコメントフォームに既に貼りついていました。」
の意味もいまいち理解できておりません。
もし、お差支えがなかったら、
このブログのプラグインの一番下にメールフォームを表示しましたので、
そこからでも結構です。
「大空さんのブログ」とやらのURLを教えて頂けませんでしょうか?
NoTitle
実はビックリしたことありました。
大空さんのブログのコメント欄を何気なく開けたら、ごん子の名前とメールアドレスがコメントフォームに既に貼りついていました。
大空さんとなす代さんは一人二役かしら?
賛成!
はじめまして!

私も主人も散骨を考えてるんですよ。
出来れば主人に先に逝ってもらって、子供たちと散骨の予行演習出来れば・・・なんちゃって(笑)
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気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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