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「プロメテウスの罠」・・ド素人検査官を騙すなんてちょろいのねぇ。
木村俊雄(47)が東京電力を辞めて10年になる。
仕事にやりがいはあったが、原発への疑問は次々と膨らんだ。社の体質にも不信を感じた。
「虚偽報告をするんです。たとえば以前、制御棒が壊れることはたびたび起きていました。
なのに、その報告は全然していません」
発表するときは「たぶんこうなんだろうということでストーリーを作っていった」と明かす。
「つじつま合わせのため、本店と現場で昼夜を問わずテレビ会議をしていました」
定期検査には国の検査官が来る。東電側は想定質問集を作って打ち合わせをするのだが、
質問させないやり方もあった。「ご存じとは思いますが」を木村は使った。
そういわれるとそうそう質問はできない。
「検査官が素人というか、何のノウハウもないんです。工学系の大学に行って、
たまたまそのセクションにいるだけ。どうやって原発を動かすのかも全然知らない。
素人を丸め込むなんて簡単じゃないですか」
虚偽報告と、それをチェックできない行政側。
たとえば、として木村はインターロック(安全装置)の解除をめぐる問題を例に挙げた。
「定期検査中、制御棒は1本しか抜いてはいけないことになっています。
しかし東電はすべての制御棒を引き抜いていました」
木村の指摘通りのことが設置許可申請書に書いてある。
燃料交換時、制御棒を2本以上引き抜こうとするとインターロックがかかる、と。
原子炉1基に97~185本の制御棒があるのだが、
燃料交換時には1本しか抜けないようにします、ということだ。
なぜ2本以上を抜いてはいけないのか。木村はいう。
原子炉のふたが開いているときに、間違って燃料がある場所の制御棒を抜いても、
それが1本なら臨界にならないからです」。
いったん全制御棒を抜いて点検などをすると、
制御棒を差す前に誤って燃料を入れてしまう危険性もある。
インターロックの背景にあるのはミスの重複はありうるという考え方。
そのおおもとが設置許可であり、
設置許可が守られていることを前提に原発が動いている、
と多くの人が信じている。しかし……。
全制御棒を引き抜くために模擬信号を送ってインターロックを解除していた、
国の検査官はそれを見抜けなかった、と木村は振り返る。
東電の主張や国の解釈は後で紹介するとして、もう少し木村の話を続ける。(依光隆明)

朝日新聞「プロメテウスの罠」2012/2/12(日)より


福島第一原発原子炉の監視と制御を担当していた元東電社員木村氏による
東電の長きに渡る隠蔽の歴史の証言が始まった。

保安院から来る検査官はド素人なので騙すのはちょろいらしい。
それに、経産省から保安院が視察に来ると接待漬けで、
検査前から100%の検査合格が決まっており、
お帰りの際にはビールとスナックとタクシー券をお渡しするのが慣例になっているそうな・・。

最近の朝日新聞は増税やむなし路線になって来ているので、不信感が増しているが、
プロメテウスの罠」だけは、
書き手である記者のフィルターがかかっていないことを願うしかない。

元東電社員木村氏を陰ながら応援しているが、
今後、某組織から圧力がかかって言論封殺されないだろうか?
と、少しばかり心配でもある。

火の神の創りたもうた火にあらず制御のできぬ原子炉の火は
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tag : プロメテウスの罠 福島第一原発 原子炉 経産省 保安院 隠蔽の歴史 言論封殺

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Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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