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死に支度は元気なときに
すごい雪が降った。
すごいと言っても積雪量はたかだか5センチ程度だが、
それでもこの辺では大雪である。
滑って転んで骨折は嫌なので外出予定を延期して、
年に一度のエンディング・ノートの見直しをした。
少しだけ変更して、そのまま引き出しにしまったが、
我が終末期の要望書を読み返していて、
ふと、プール友達のA子のことを思い出した。

「明日のことはなるようにしかならないものよ。
だから何も考えないことにしてるの。
今までも、これからも、人生はケセラセラで生きることにしているの。」
が口癖のA子(60代)。

そのA子のご主人様(70代)は昨年の暮れに脳血管の病気で倒れ、
延命用チューブに繋がれて延命措置を施されていたが、
一ヶ月ほどを経て、医師に「もう主人様の意識が戻ることはないでしょう。
延命用の医療器具を外しますか?どうしますか?」と訊かれ、
子どもたちと相談の上、外すことを了解した。
そのときにA子は数日中に夫を看取るのだと、
一世一代の覚悟を決めたらしい。

だが意に反して、御主人様はその後自力呼吸を始め、
今現在も意識不明まま病院にいる。
そして、A子は言う。
「息だけはしてるけど、生ける屍のような主人は私の中ではもう死んでるのよね。
主人はいったいどういうに生の終焉を迎えたかったのかしら?
死ぬ話なんかは縁起が悪いからって、
お互いにそういう話は避け続けてきたけど、
こうして目の前に夫の死に至る現実を突き付けられると、
お互いに元気なときに、終末期医療のことや葬儀の規模とかお墓とかの話を
『こうして欲しい』と話合っておくべきだったわ。
それに、預金のほとんどが主人名義の定期預金だから、
あの状態では委任状も書いて貰えないし、
普通預金のキャッシュカードの暗証番号も知らないし、
子どもには頼れないしで、今は入院費の心配で頭が痛いわぁ・・・。(ーー゛)」
だそうである。


我が家では50歳を境に、お互いに何があっても良いように、
夫の提案で預金額(微々たる額よ(^_^;))は半々にしておいたが、
問題は我が夫の終末期である。
御多分に漏れず、我が夫も自分の死に付いては話を避けるので、
面と向かって訊くのも憚られる。
数年前に夫に終末期の要望等を書いて欲しくて、
エンディング・ノート渡したことがあるが、
返答は「お前の好きなように書いておいてくれ・・」(^_^;)
と言われたが私はまだ書き上げていない。
夫の終末期と死後のことを私の好きなようにしても良いのなら、
それなら私が勝手に書いて差し上げましょうぞ。( 一一)
とは思いつつも、できれば本人の希望に添いたい。
終末期はどうしてほしい?
葬儀の規模は?
無宗教式?それとも宗教式?
死亡を知らせてほしい人は?
臓器提供の意思は?
を知りたいので、事件、事故、有名人の訃報等のニュースを見ての夫の感想の言葉の端々から、
少しづつ拾ってはいるが、いくら私が勝手に決めていいとは言え、
いったいどういう生の終焉を迎えさせたらいいのかをまだ判断しかねている。
お墓に付いては「海への散骨」で意見が一致しているが、
死は不意に訪れるものでもある。
そうね・・・
使えそうな臓器は全部提供し、
夫名義の預金は欲と道連れの私が全額相続するとして、
葬儀は私と子どもたちと孫のみで直葬をし、
後日、お別れパーティ形式で送るとしたいのであります。(^_-)-☆


確かに・・・
「明日のことはなるようにしかならない。」かもしれない。
だが、老いを自覚したら、なおのこと死に支度は早めにしておいたほうが、
安心して余生を満喫できるような気がしてならない。
たとえ明日、首都圏直下型大地震で死のうとも・・。

しんしんとただしんしんと降りしきる雪にまどろむ無機物となりて 
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tag : エンディング・ノート 延命措置 首都圏直下型大地震

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プロフィール
Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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