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もう病院で死ねない・・合法的在宅放置殺人狂時代

団塊世代の高齢化が始まった日本。現在、死亡する人の数は年間120万人だが、
18年後の2030年には160万人へと急増。「多死」の時代が到来する。
こうした中、国は「社会保障と税の一体改革」で「施設から在宅へ」という方針を加速させた。
平均在院日数を減らし、在宅医療を推進することで、医療・介護費を抑制しようというのだ。
しかしNHKの取材で、介護をしてくれる家族のいない一人暮らしや夫婦二人暮らしの高齢者までも、
自宅へ戻されていることがわかった。そこには公的な介護サービスも十分に受けられず、
自宅で悲惨な最期を迎えなくてはならないという厳しい現実がある。
番組では苦悩する医療現場と高齢者に密着取材し、超高齢社会の中での新たな課題に迫る。



心不全で入院していた80歳の男性。
歩くことはできませんが、病院から治療は終わったと言われ、自宅に戻りました。
男性は1人暮らし。
世話をしてくれる人がいないため1日1回、介護ヘルパーが来ることになりました。

「自分一人じゃ何もできない」

医療費の抑制を推し進める国の施策。
今、高齢者が退院を迫られる事態が相次いでいます。
現在、病院で亡くなる人は全体の8割。
しかし、近い将来、およそ半数が病院以外で死を迎えると見られています。

「今日、おうち帰るんですよ」

「長くここの病院にもいられないからね、次々、救急車の人来るから」

病院を追われ、行き場を失う高齢者。
どこで、どんな最期を迎えればいいのか。
超高齢社会が直面する新たな課題です。



一昨日、クローズアップ現代 「もう病院で死ねない ~医療費抑制の波紋~」を見た。
「自宅で悲惨な最期を迎えなくてはならないという厳しい現実がある。」
私は孤独死を良い死に方だと思っているので、
何を根拠に悲惨と位置づけるのかは私には判断しかねる部分もあるが、
自力では自宅アパートの階段も上れないような高齢者が、
国の在宅医療推進の影で強制的に退院させられる現実が
なんとも切なくやりきれなく、そして哀しい。

お金持ちならば、プロの介護士がいて、冷暖房完備で清潔で、医師が常駐していて、
栄養も管理された食事が出る有料老人ホームに入る選択肢もあるだろうが、
貯金なし、持ち家なし、介護をしてくれる家族なしの無縁単身高齢者の場合は、
特養にも入れず、一日一回来てくれる介護ヘルパーに命を預けることになる。
一日一回の介護ヘルパー訪問程度では、
国が高齢者の孤独死を推奨しているようなものである。

人間が死ぬのは仕方がない。
だが、在宅介護を支えるシステムも
まともに整っていない社会で老いるということは、
寿命で死ぬまでの間の尊厳さえも認めらず、
生き地獄のような老後としか思えない・・。

生産性もなく税金も納めない、
また自分のことも自分でできないような高齢者は、
国としては厄介者でしかなく、
早く死んでくれることを望んでいるのだろう。
付きつめれば、
「働けなくなって人の手を煩わせる人間は、
寿命まで待たずに早く死ね」ということになる。

また、高齢者夫婦の二人暮らしで、
かろうじて老いたパートナーに介護をして貰えても、
老々介護では介護する側の心身の負担も大きく、共倒れになりやすい。
今後は介護疲れによる無理心中や介護殺人も確実に増えるだろう。

番組には病院から委託を受けているの在宅医療の医師も出ていたが、
治療は一切しない。
加えて、もし被介護者の容態が急変しても
絶対に救急車を呼ばないように指導していた。
言いかえれば、言葉の上では在宅医療とはいえ、
単に在宅での看取りのためだけの、また死亡診断書を書くためだけの、
体裁上の医師ということになる。
そして、「自宅での看取りを視野に入れ、
覚悟をして置いてください。」とも言っていた。
所謂、もう社会の役に立たなくなった他者の手による介護が必要な高齢者は、
厄介者であり、国による合法的放置殺人の対象とされる。

年齢的に私はそれらの対象者にぴったりと当てはまる。

真面目に働き、真面目に税金を収めてきて、老いたからと言って、
まさか、合法的放置殺人で殺される運命にあるとは夢にも思っていなかった。

私は若い頃、半世紀も時を経れば、つまり私が高齢者になる頃には、
ゆりかごから墓場まで」は何の心配も無く、
安心して暮らせて、安心して老い、
安心して死んでゆける社会になると思っていた。
だが、それもこれも儚き夢であり、
現世にはユートピアなど何処にも存在しないどころか、
老いて死ぬときにまで生き地獄が待っているとは思っていなかった。

最後まで見ていて、ところでこの番組のメッセージは何なのか?
と注視していたら、
自分のことも自分でできない高齢者になれば、本人はもちろん家族にも、
何があっても救急車は呼ばないで在宅死の覚悟をせよ!と
国の「医療費抑制策」に協力を呼び掛け、宣伝をする番組で在る事に気付いた。
ケチケチケーと言えば、
国民の皆様の受信料で成り立っているれっきとした公共放送である。
どうせ他人事なのだろうけれど、いいのかなぁ・・・?
合法的在宅放置殺人を奨励したりして。

数年前、「美しい国」を連呼していた、
どこか情緒に問題が有りそうな某宰相がいた。
彼も、彼の所属する党も、実際には長きに渡り、
美しい自然を破壊し続け、
そして家族の心の繋がりまでも破壊してきた。
現在、政権与党は変われど、現政権も前政権も同じ穴のむじなである。
そして今、生の終わりは合法的放置殺人で締めくくらせる。
そう・・これが「美しい国日本」の現実なのだろう。
そして、それが国の方針なら、
私のような社会の底辺で生きる下々の老婆に成す術はない・・。

死刑より冷酷な死を思いつついくばくも無き余生を思ふ
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tag : 在宅医療 孤独死 介護殺人 合法的放置殺人 ゆりかごから墓場まで 医療費抑制策 公共放送

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Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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