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尊厳死は是か非か
腰痛が一向に良くならない。
少しでも痛みが取れたら・・と思い真面目に治療(投薬、注射、牽引)を受けているが、
初診のときと同じ状態が続いている。

これも複数ある持病の一つとして受け容れ、
このまま最期の日まで歳を重ねて行くしかないのだろう。

こうやって、少しづつ健康寿命では生きられなくなり、他者の手を煩わせながら、
少しづつ、すこしづつ、死に近づいて行くのよね・・

いずれ、私を迎えに来る死神ってどんな顔をしているのかしら?(?_?)
などと、想像しつつ、明日回収される新聞を束ねていたら、
先月末に掲載された、「尊厳死 揺れる思い」の記事が目に入った。
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どのような身体状態であれ、生を貫こうとする人がいると思えば、
老々介護の場合等は、被介護者の行く末を考え、
揺れる思いの中で尊厳死を考える人がいる。


もし、尊厳死法案が可決したとしても、
自身の生をと死を決定できるのは本人だけであり、
家族で在れども他者の死には介在できない。

健常者の側から見て、この人はスパゲティのごときに
何本もの延命チューブに繋がれて、無理矢理に残酷な生を生かされている。
と感じても、本人にとっては、そのような状態でも、
もっともっと生きたいのかもしれない。

私が考えるに、ドナーカードのように、リビングウィルカードを配布し、
事前指示書をしたためておけば、交通事故でも、重篤な病気でも、
家族が悩みに悩むことは少なく、死亡後は後々までもグリーフ・ケアを必要とせず、
本人の死に対する意思として、尊厳死を尊重できるのではないかと思う。

でも、20代、30代の人に自分の死を意識せよ・・は無理よねぇ。(^_^;)
私も20代~40代までは、自分の死なんて全然意識してなくて、
50代で全身麻酔での手術の直前に初めて自分の死を意識したんだから・・。

このまま目が覚めなかったら、私は死ぬのよね・・。なんて考えながら
手術台に横たわり、口と鼻に吸入麻酔器を当てられ、
「声を出して数を数えてください。」と言われて、
数を1.2.3.........
まで数え始めたことを今でも鮮明に覚えている。

数時間後、看護師にほっぺを叩かれ、無理矢理目覚めさせられる前までは、
意識のない何も無い世界に行っちゃってたわよ。
死後の世界って、あんな感じ。つまり、無の世界なんだと思ったものよ。


生物が死ぬのは自然の理であり、ヒトの死は仕方の無いこととしても、
私が死に至るまでの耐えがたい心身の苦痛の期間は
出来る限り短期間であって欲しい。


尊厳死法案が可決されたら、膨大な額の医療費の削減にもなるし
介護費用で家族の生活を圧迫することもなくなる。

死の前の心身の苦痛から早く解放されたい人には、
セデーション措置で楽にしてあげ、苦痛を抱えながらでも生き抜きたい人は
そのまま生きていてもらえばいい。
それには、本人が自己の意思を表現できなくなる前に書き置く
事前指示書」が必要不可欠になる。

家族に迷惑をかけたくないとか、また重荷になることを考慮して、
延命を拒否する人に「命の大切さ」だとかのきれいごとを振りかざして、
尊厳死そのものに危惧感を覚える人もいるだろうが、
老若男女を問わず、人間に明日という日が訪れるとは限らない。
交通事故等や自殺に失敗し、その後遺症で生涯寝たきりになる人もいる。

それに、身近な家族に亡くなった人がいたとしても、本人でない限りは、
死に至る前の心身の苦痛などは判りっこないものよ。

この世に生まれ落されることは選べないが、
せめて、自身の死ぐらいは、選択が可能であるのならば、思うようにしたい。
だって、死期が迫っているのに、無駄な点滴を続けられるのって、
ものすごい苦痛らしいじゃない・・。

団塊世代による多死時代が訪れつつある今、
もう余命いくばくも無い状態の人や、もう治る見込みは無く、
死に至る前の心身の苦痛に苛まれているときなどには、
本人が望んでいたのであれば、医療機関が罰せられることなく、
国が尊厳ある死に方を承認してくれてもいいのではないだろうか。

もし、私が上記の記事画像の69歳の奥様の立場であったなら、
多分、「この病態が死ぬまで続くのなら早く楽にして・・」と懇願するだろう。


再度言うけれど、尊厳死は本人が書き置いた事前指示書があれば、の話であり、

1 死期が切迫していること
2 耐え難い肉体的苦痛が存在すること
3 苦痛の除去・緩和が目的であること
4 患者が意思表示していること
5 医師が行うこと
6 倫理的妥当な方法で行われること

等の条件の許でだったら、
私は治療不可能で心身に苦痛を伴う生の最終段階での尊厳死は是と考えている。

ただ、「弱者を簡単に見捨てる社会は、存在価値がない」という
上記画像の下段の40歳の方の言葉は、私と彼とは親子ほどの年齢差があるが、
ものすごく重く受け止めている。
120909r
火花見る児らと落つる火を見る吾と夏の終わりの線香花火
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tag : 尊厳死法案 介護費用 事前指示書 団塊世代 多死時代 ドナーカード リビングウィルカード

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プロフィール
Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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