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死の瞬間―立ち上がる癒しのメカニズム

死はあんがい楽なものではないか。
それは、死が始まると同時に、その苦痛を避けるシステムが、
瞬時に体内で働きはじめるからだ 。
死といえば、なにか暗くてまがまがしい、
痛い、苦しい、息がつまりそうな、
不安でみじめなイメージが結びついています。
しかし私には、死には明るい横顔もある、痛みも苦しみもなく、
おだやかで安らかな死も少なくないと思われてなりません。
内科医五〇年の著者が、自他の臨死体験をとおして
死の苦痛をやわらげるメカニズムを追求した、
病む人・老齢の人への福音の書。必読!終活のバイブル!





終活のバイブルとしては、エリザベス・キューブラー・ロス
死ぬ瞬間―死とその過程について」に続くシリーズ本が
あまりにも有名ではあるが、如何せん、日本人である私とは
死を考える上でのバックボーン(宗教)が彼女とは全く違う。
ゆえに、「死ぬ瞬間―死とその過程について
以外の本には相入れられない部分(死後の世界と霊魂の存在)
も少なからずあった。






欧米の病院(緩和ケア病棟等)には、
牧師様や神父様が常駐しているところも多く、
医師とともに宗教者が死にゆく人々の心の安寧を手伝うことが多い。

日本のホスピスを扱う映画やドラマには
必ず病院内に十字架のある教会風の部屋の場面が出てくるが、
キリスト教風でなければ絵にならないのだろうか?

日本の病院(緩和ケア病棟等)にお寺の住職や神主が常駐、
または駆け付けるシステムがあったとしても、
患者や家族から「縁起が悪い」と嫌がられることは想像するまでもない。


そういう心に浮かぶ風景のことをも踏まえて、
長年、内科の開業医として多くの臨終場面に立ち会ってきた
日本人医師の毛利孝一氏(故人)が書いたこの本
死の瞬間―立ち上がる癒しのメカニズム」は、
著者の臨死体験時の状態の描写も素直にすんなりと心に入り込んでくる。

私も臨死体験などという言葉すら知らなかった幼いころに
臨死体験(今思えば・・)をしたことがある。
そして、エリザベス・キューブラー・ロスは、
某研究プロジェクトの被験者として
医学的な手段で人工的臨死体験と体外離脱体験をして、
シャンティー・ニラヤ」という言葉をこの世に持ちかえって来た。

※「シャンティー・ニラヤ」とはサンスクリット語で
「安らぎのついの住み処」を意味する。

私は「安らぎのついの住み処」であるらしい死後の生も、
死後の世界も未だに信じてはいない。



それでも、死ぬ瞬間というのは多分、毛利孝一氏の言うように、
体内モルヒネ様物質の分泌で苦痛は感じないのではないか・・と思う。
苦痛なのは、死に至るまでに行われる無意味で必要の無い
医療行為の時間(個体の状態や医療者による差がある)と思えてならない。

私が死の床に着かねばならなくなったときは、
私が勝手に決めた、死にゆく者のバイブルである2冊の本。
エリザベス・キューブラー・ロスの「死ぬ瞬間―死とその過程について」と
この「死の瞬間―立ち上がる癒しのメカニズム」を交互に読もうと思っている。

果たして、そのときに読む余裕があるかどうかは判らないけれど、
泣いても嘆いても、死にたくな~い!と叫んでも、
どうせ一度は死を経験しなければならないのだから・・。



以下 P9「あのまま死ねたら」より引用

生と死の境

「あのまま死んでいたら死ぬということは楽なことではないか」
――― 七年半前、脳卒中にかかって眠りから覚めたときの実感です。
今もありありと心に刻まれています。
そしてこれとそっくりな心境を、三十年あまり昔、
心筋梗塞にやられたときにも経験しました。
「この、時折りすうっと消えていくようなときに戻らなければ、
そのまま死ぬのだろう。それなら死ぬということは、
じつに楽なものではないか」と発作の翌朝味わった気持ちを
あるところ書いたことがあります。

―――中略―――

とくに一般的に死といえば、なにか暗くてまがまがしい、
痛い、苦しい、息がつまりそうな不安でみじめなイメージが結びついてきます。
しかし私は、死には明るい横顔もある、痛みも苦しみもなく、
おだやかで安らかな死も少なくないと思われてなりません。

20929r
いつしかに秋風が舞う狭庭では死に魅せられたるかリコリス枯れ果てむ
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tag : 終活のバイブル エリザベス・キューブラー・ロス 死ぬ瞬間―死とその過程について 死の瞬間―立ち上がる癒しのメカニズム 臨死体験 人工的臨死体験 シャンティー・ニラヤ 体内モルヒネ様物質

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プロフィール
Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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