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罵声も怒声も当たり前?生き地獄のパワハラ老人保健福祉施設
プー婆友(プールだけでの友人)のS子さんと
水中歩行しながら他愛のない話をしていたら、
老人保健福祉施設に入所されている彼女の御母堂様の話になった。

S子さんは週に1~2回ほど御母堂様の様子を見に行く。
クリスマスにも、せめてクリスマスの雰囲気だけでも味わわせてあげたいと、
小さなケーキをお土産に持って行って二人で食べていたら、
突然、御母堂様がとシクシク泣きだし、
「ここを出たい・・自分の家に帰りたい・・」
と、思い詰めた様子で訴えるのだという。

現在89歳の御母堂様。
いまのところは認知症はないが、如何せん・・・加齢には勝てず、
足腰が弱くなり車椅子での移動を余儀なくされている。

御母堂様は一人娘であるS子さんの家で同居をした経験があるが、
S子さんのご主人様と相性が合わず、
一年足らずで、自ら進んで老人保健福祉施設に入ったと言う経緯があり、
今いる場所が終の棲家、つまり死に場所であると認識している。
ゆえに、今までは一度たりとも「施設を出たい・・自分の家に帰りたい・・・」
などと口にしたことはなかったらしい。

S子さんが、何が原因なのかを訊いてみたら、
現在、排泄行為は介護士さんに連れられての
車椅子での移動によってお手洗いに行っている。
本当は自分の足でお手洗いに行く自信はあるのだが、
半年前ほど前に自力で車椅子を操ってお手洗いに行ったときに、
車椅子から便座に移動するときに、
よろけて転んでしまい、そのときに大腿骨を骨折して、
それからは、一人でお手洗いに行くことは禁止となり、
必ず、介護者付きでなくてはお手洗いにも行けなくなったらしい。
御母堂様はそんな自分が情けなく、
また、排泄ごときで忙しいであろう介護士さんを
いちいち呼び出すのは申し訳ない・・と思っている。

そういうわけで、我慢に我慢を重ねてからコールするので、
ときどきは間に合わなくて、車椅子の上でおもらしをすることもあった。
そんなときでも、今までの介護士さんは優しくはないが、
何も言わずに黙々とビジネスライクに処置してくれていたそうである。
そして、その担当介護士さんが辞めて行って別の介護士さんに変わったのだが、
やはり、つい先日も間に合わなくてお手洗いの手前でおもらしをしてしまったら、
「このションベンもらしババァがっ!誰が車椅子を掃除すると思ってんのっ!」
と怒鳴られたあげく、
人手不足を理由に紙おむつを当てられて、
排泄は大小を問わず、紙おむつにするように命じられたのだと言う。
御母堂様は、怒声に対してすっかり委縮してしまい、
「紙おむつにオシッコなんてできないのに、ウ○コまでなんて尚更無理よ。
こんな処に居るのはもう嫌だわ。私の家に帰りたいの。お願い連れて帰って・・」
と、終いには泣きじゃくるのでS子さんはほとほと困り果て、
事務所に抗議に行ったそうな。



「確かに母はときどきおもらしをします。
だからと言って、無料でお世話して貰っているわけではありません。
人間としての尊厳を傷つけるような言葉には気を付けて頂きたいのです。」
旨の抗議をしたそうなのだが、

事務所側の返事はと言えば
「お宅様のお母様の担当になった介護士は、
今までは他の施設で認知症の方々の担当をしていたので、
今までの癖が残っていたのでしょう。
以後気を付けるように言っておきます。
それから紙おむつの件については、やはり必要だと思われます。
それから、退去手続きはいつでも出来ますのでご自由に・・」
と言われたという。


S子さん自身も、実母を老人保健施設に入居させたことに対して、
いつも自責の念を抱いている。
だが、膝の病気で力仕事は医師に止められていて、
とてもじゃないが、S子さんの家での介護は無理・・
と何度も何度も自分に言い聞かせて、自分の気持ちを納得させている。
母が帰宅を望む母名義の家もあるが、お手洗いに連れて行ってもらう以外は
一日中寝たきりの母を独りで住まわせることなど出来っこない。



S子さんは御母堂様に
「抗議をしてきたから、もう怒鳴られないから大丈夫よ。
それからね。紙おむつに排泄をしなくてもいいから
万が一のことを考えて付けていてね・・。
おもらしをして怒鳴られるよりもいいでしょ。
と、なんとかなだめて、母の尊厳を思い、自分の老後を憂い、
尚且つ、後ろ髪を引かれながらも家路に着いたそうな。



この話を聞いて、
「まさか?いまどき、老人福祉施設でそんなパワハラなんてないでしょ?嘘でしょ?」
と彼女に問い返したら、頭はクリアでボケもなく寝たきりになられてしまった入居者の棟では、
告発や告訴を恐れてか?パワハラは少ないが、認知症棟では、世間では信じがたいひどい言葉・・

「お前なんか生きてる価値なんて、これっぽっちもねぇんだよ。」
「また下痢便かよ。臭くてたまんねぇんだよ。早く死んでくれよ。」

等々の、信じられない言葉が女性介護士の口から発せられていて、
「私は実際にこの目で見て、この耳で聴いてるのよ。嘘じゃないわよ。」
とのことであった。


S子さんに、「超少子高齢化の真っただ中の私たちの年代の人が
老人福祉施設に入らなきゃいけないときのことを考えたら、
ベッド数は足りないわ。介護士は少ないわで、
どんな生き地獄が待っているのかしらねぇ?
家で孤独死したほうがましね。
私、寝たきりになっても絶対に施設には入らないわ。」
と言ったら、S子さん曰く・・・
「あーら、あなたは嫌でも、体が不自由になったら、
私もあなたも無理矢理にでも子どもに入れられるのよ。
でもね。そのときに、ベッドに空きがあればの話だけどね。

今はね。早く母が認知症になってくれることを願ってるの。
尊厳を傷つけられて、家に帰りた~い!
と泣かれることもないだろうから・・。」

とのことでありました。


私も介護保険法が施行される直前にホームヘルパーの実習で、
特養に行ったことがある。

口を開いたまま、目はうつろで言葉を発しない寝たきりの人や、
一日中、ウサギのぬいぐるみを抱いて、
独り言を呟きながら施設内を徘徊する老女や、
下半身丸出しで局部を弄っている老人を見て、
これが老いの現実なのか・・・と溜め息がでたが、
そのときは、自分の老いも死も頭の片隅にも無く、
仕事に就きたい!の一心で、寒空の下、実習先の特養の裏庭で、
排泄物のこびり付いた車椅子洗いをしたことや、
介護のベテランらしき人のパワハラ的言動のことが
まざまざと思い出される。



生産性の無い老人は社会のゴミだと言う人がいる。
だが、人は誰でもいずれは老いる。
「このションベンもらしババァがっ!誰が車椅子を掃除すると思ってんのっ!」
と怒鳴った若い女性介護士さんも、
認知症担当の「お前なんか生きてる価値なんて、これっぽっちもねぇんだよ。」
「また下痢便かよ。臭くてたまんねぇんだよ。早く死んでくれよ。」
と罵声を浴びせかける女性介護士さんも
いずれは老いて、生産性の無い社会のゴミと言われ、
尊厳を傷つけられ、そして、死の恐怖と闘いながらも
最後には自然の摂理通りに死んでいくしかない。
歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇としてね。

最近の私、寒さのせいか、腰痛もひどくなり、40肩もぶり返している。
耳鳴りもするし、少し外を歩いただけで
信じられないほど脈が速くなることもある。

食生活に気を付けていても、適度な運動をしていても、健康食品を摂ってはいても、
加齢とともに身体が徐々に壊れてゆくことは避けられない。

自宅の自分のベッドで、夜、眠りに付いたまま、
激痛で直ぐに意識を失ってしまうという急性心不全で死んでいきたい・・。
と思う年の暮れではありますが、
その時期は、できれば40年後(100歳超)ぐらいがいいな。(*^_^*)

一年の終わりに思ふ一生(ひとよ)とはかくも短くかくも儚き
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テーマ : 「生きている」ということ ジャンル : 心と身体

tag : 介護保険法 老人保健福祉施設 パワハラ ホームヘルパー

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Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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