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生前に自分の「死亡通知」を書いて置くことの意義
今日、プールに行ったら、昨年12月に長患いのご主人様を亡くされた
A子さん(60代後半)が、約2か月振りにプールに来ていた。

A子さんの言うことには・・・

ご主人様の遺志無宗教での家族のみの見送り)で直葬にしたが、
火葬後にご主人様の親戚や知人たちが、
どこからかご主人様の死を聞きつけて、「お線香でも・・」と
義理堅くお香典を携えて家に来る人が居たり、
また、「なぜ知らせてくれなかった!」と
苦情を言う遠くの親戚が居たそうな。
「生前の主人の遺志なので、そのように致しました。」
と説明しても、では、その証拠は?と難癖を付ける人もいたらしい。

本当は知らせない人には来てほしくはなかったが、
故人の遺志とはいえ、弔問に来てくださる方々を
門前払いするわけにもいかない。
それに、香典額に比例した香典返しやらの事後処理も
心身的には負担であったという。



最近、直葬のみの葬送が増えている都会。
他の知り合い男性Bさん(70代)は息子の嫁の父親が亡くなったが、
家族葬なので・・・という理由で、葬儀への参列も拒否され、
葬儀後の遺骨と遺影の置いてある嫁の実家への
御焼香も拒否されたと憤慨していた。

日本人の一般的な死生観からしたら、
そういうこともあるだろうな・・とは私も思う。

故人の遺志とは関係なく、
世間の人々は彼らの常識とする葬送の形について、
かれらの思惑でいろいろ言って来る。
それらの煩わしさから逃れて、静かに故人を悼む時間が欲しければ
元気なうちに、また早めに自分の遺志
エンディング・ノートという書面に残しておくしかない。


早めに終活を進めておくことは
これからの残り少ない生の時間の
実りある生き方にも繋がると思えてならない。





ところで、我が夫であるが、
自身のエンディングにはまったく思索を廻らすことがなく、
「どうせ、僕が先に死ぬのだから、
終末期葬送についても、すべてあなたにお任せします。」
の姿勢を崩さない。

それでも、夫の母の死による事後のゴタゴタ
遺産相続調停祭祀権問題等)で、
散々な経験をしているので、
「葬式仏教」に因る葬儀儀式は不要であり、
家族だけの見送りによる火葬のみで良い。
死んでも寺の墓地には入れてくれるな。
などとは言っている。

そういうことで、夫の地域の友人や
遠い親戚に夫の死を知らせるという考えなどは全くない。
だが、日本の葬送の常識とされている儀礼的挨拶として、
上記のA子さんのような状況に陥ってしまう可能性が高い。

そこで、本人が生前に書いておく自分の死亡通知を
死亡後すぐに投函しておいたほうが効力を発するのではないかと思う。

だが夫は自らの死亡通知書く気などさらさらないし、
私が「自分の死亡通知を早く書いておいて・・」などと言ったら
気を悪くすることは間違いない。

そこで、夫の死亡通知の代筆をすることにした。
その通知を投函する頃には夫はこの世にはいない。
私が何を書いても構わないわよね。(^_^;)



----以下とりあえずの文案-----








 わたくし、○○○はこのほど○○○○(※死因)

によって、異界へと旅立ちました。

 深い親交のありました貴方様へ謹んでお知らせし、

また、長きにわたって賜ったご厚誼に対し、

厚く御礼を申し上げます。

 なお、少々思うところあり、

葬儀とそれに関連する供養等の

宗教的行事は一切行わないよう、

遺族の者に言い残してありますので、

家にお越し頂きましても、

仏式による仏壇も遺影も位牌も後飾りもお線香の

用意もございませんので、

お焼香はもとより、ご香典、供花等をお携えになっての

ご弔問は固くご辞退申し上げます。

 更に、わたくしの遺骨は粉砕して生れ故郷の空と

長年住み慣れた我が家の近くの

海への散骨を遺族に依頼しておりますので、

数週間後にはわたくしは数多の灰となって

大海と大空を自由気ままに漂っております。

 ふと海を見たときや空を仰いだときに、

一瞬だけでも、わたくしを思いだして頂けましたら

それだけで十分であり、嬉しく思います。

 では、一足お先に行って参ります。

 貴方様と異界で再会出来ますことを

楽しみにしておりますが、焦らず慌てず、

こちらにはごゆっくりと参って頂きたく思います。

 従いまして、この生前に書き置きました

お礼状を兼ねました死亡通知が貴方様との

最後のお別れということになります。

 わたくしのようなわがまま者との長きに渡るご親交を

本当に本当に感謝致しております。

 生前はありがとうございました。

20××年○○月○○日 吉日




あなたとの永別離(わかれ)を後悔しないため今も夫婦で在り続けている
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テーマ : ひとりごと ジャンル : 日記

tag : 直葬 無宗教 遺志 香典額 家族葬 エンディング・ノート 終末期 葬送 遺産相続調停 祭祀権問題

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Re: NoTitle
Bunbunbun様。
コメント、ありがとうございます。
最近、私の周囲では、直葬(火葬のみの葬儀)や
無宗教葬が増えて来ています。
ちなみに私も無葬希望です。
これから多死時代を迎えます。
葬送の形がもっともっと自由になればいいのに・・
と思っています。
NoTitle
直葬ははじめて知りました。
無葬を密かに主張しています。
直葬、良きかなです。
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プロフィール
Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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