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世界初“安楽死マシン”と、「長生き悔やみ」安楽死した104歳学者が突きつける現実。

現在、「安楽死」が合法化されている国・地域といえば、オランダ、スイス、ベルギー、南米コロンビア、ルクセンブルク、米のカリフォルニア州やオレゴン州などが知られていますが、そんな国々のひとつ、オランダの首都アムステルダムで4月14日に催された「お葬式フェア」で、世にも恐ろしい機械がお披露目されました。
 昨2017年12月1日付の米誌ニューズウィークや、今年2018年4月10日付の英紙デーリー・メール、同17日付英紙のインディペンデント(いずれも電子版)などが驚きを持って報じているのですが、オーストラリアの医師で、個人の「死ぬ権利」を認めようとの主張で知られるフィリップ・ニッチケ医師(70)が、オランダ人のエンジニアとともに開発した世界初となる“安楽死(自殺幇助(ほうじょ))マシン”の「サルコ」です。
■世界どこでも3Dプリンター製造、ワンボタン1分間で楽々と…
 一見すると、流線形の赤いボディーはSF映画に登場する小型の宇宙船のようですが、かっこいいなどと言っている場合ではありません。
 死にたい人は、この機械の中(カプセルのようになった部分)に入り、ボタンを押すと、内部に液体窒素が充満し、酸素濃度が5%に低下。中の人は約1分で意識を失い、約5分後に死亡するというのです…。
 中の人が死亡した後は、カプセルの部分は棺(ひつぎ)になり、台座から取り外して埋葬するという手はずです。
 ニッチケ医師によると、痛みや窒息による苦しみはほとんどなく、その原理について、飛行機のキャビン(客室)減圧に例えました。
 この機械、設計図もネットで無料公開し、世界中のどこでも、3Dプリンターで組み立てられるようになるというのですが、誰もが容易に使うことはできません。
 希望者は、自分の意志で死ぬということを証明するため、オンラインのテストを受けて合格せねばなりません。合格すれば24時間有効な4桁のコードがもらえます。このコードを機械に入力した後、スペシャルボタンを押せば、死に向かう一連のプロセスがスタートするというわけです。
 前述した「お葬式フェア」では、来場者たちが、仮想現実を楽しめる「ヴァーチャル眼鏡」をかけてこの機械を体験。来場者たちは雄大なアルプス山脈や穏やかな海の景色が徐々に黒くなっていくというリアルな体験に驚愕(きょうがく)したといいます。
 ニッチケ博士は“堂々たる”死ではなく“幸福感にあふれた”体験ができると胸を張り、ヴァーチャル眼鏡をかけて、ロッキー山脈や太平洋の大海原など、自分の好きな場所で死を迎えることができると説明。最先端のテクノロジーを用いたその技術の高さを強調しました。
 冒頭にご説明したように、過去20年間で、欧州のさまざまな国や米のいくつかの州などで医師が自殺を幇助する権利が合法化されています。
■「自分をもコントロールしたい」団塊の世代
 こうした動きについて、この機械を開発したニッチケ博士は前述のニューズウィーク誌に対し、年老いたベビーブーマー世代の心境の変化が原因であるとの考えを示し、こう明言しました。
 「世代間で(考えに)大きな変化が見られました。ベビーブーマー世代は自分の死をコントロールしたいのです。彼らは誰かに頭をなでてもらい、何をすべきか命じられるような考え方が好きではないのです」
 そしてこう訴えました。「70歳以上の人はみんな死ぬべきなのです」
 この機械、来年から入手可能になる予定で、ニッチケ医師はこの機械の3Dデザインに課金するつもりはないとの考えを示し、スイスの自殺幇助クリニックとライセンス交渉に入っているとのことですが、当然ながらこの機械とニッチケ医師の発言の数々について、生物医学倫理の専門家や宗教関連団体などから非難や疑問の声が噴出。
 「自殺を魅惑的にし、自殺の伝染を促進し、自殺予防に関する国際的なガイドラインを破るというさらなる危険を冒すことになる」「人生の問題に対する答えとしての恥知らずな自殺に関するプロモーションは、脆弱(ぜいじゃく)な高齢者や鬱病患者、障害者の生活を重大な危険にさらす」といった強い拒否反応が出ています。
 いやはや。本当に恐ろしい機械が発明されたものですが、この機械の話題に続き、4月29日付の豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(SMH)の電子版などが、またまた“安楽死”に関する衝撃的なニュースを伝えたのです。
■104歳の科学者「長生き後悔。生活の質が…」
 オーストラリアで最高齢(104歳)の科学者で、エディス・コーワン大学の名誉研究員だったデビッド・グドールさんが、安楽死することを目的にスイスに入国したのです。
 オーストラリアでは、大都市メルボルンがある南東部ビクトリア州が国内で初めて、来年6月から安楽死を認めることになっていますが、グドールさんが住む西オーストラリア州などでは合法化されていません。
 そのため、高齢化による生活の質の低下に日々、悩んでいたグドールさんは安楽死が合法化されているスイスに渡ることを決意したといいます。
 グドールさんは約20年前から、オーストラリアの自殺幇助推進団体で、前述した“安楽死マシン”の開発者であるフィリップ・ニッチケ医師が設立した「エグジット・インターナショナル」の会員でもありました。
 5月3日付の米CNN(電子版)が「エグジット・インターナショナル」の調べとして伝えたところによると、グッダルさんは、第1次世界大戦が始まる数カ月前の1914年4月、英ロンドンに生まれ、英国と米国、オーストラリアの大学で学術的な地位を築いた尊敬されるべき教授で知られます。
 1979年に引退した後は、500人以上の作家が書いた全30巻に及ぶ「世界の生態系」という学術書籍シリーズの編集に携わりました。
 そんなグドールさんは104歳の誕生日に地元の放送局ABCのインタビューで「長生きしたことをひどく悔やんでいる」と振り返り、誕生日の願い事が叶(かな)うなら死を望むと明言。
 健康状態は良好ではあるものの身体機能や生活の質は悪化しつつあると述べ「(健康状態が)ますます悪化して、不幸になることは望まない」などと説明。「私は幸せではない。死にたいと思う。それはとりたてて悲しいことではない。悲しいのは(死を)妨げられることだ」と偽らざる心境を吐露(とろ)しました。
 グドール氏は5月2日、オーストラリアのパースの空港で孫に見送られ出発。フランスのボルドーで暮らす親せきを訪ねた後、7日にスイスのバーゼルの空港に到着し、地元の報道陣に「50歳か60歳になった時点で、当人が、このまま生きるか死ぬか自由に選択できるようにすべきだ」と訴えました。
 そして5月10日付の米ABCニュース(電子版)などによると、グドールさんはバーゼルのクリニックで現地時間の10日、自ら致死量の麻酔薬を投与され、ベートーベンの「第9」を聴きながら、息を引き取りました。スイス連邦統計局によると、スイスでは2015年に約1000人が安楽死(自殺幇助)を選んだそうです。
 “安楽死マシーン”の登場とグドールさんに関する一連の報道で、欧米では安楽死をめぐる議論が活発化しています。超高齢化時代を迎え“人生100年時代”などと言われはじめている日本でも、そう遠くない将来、論議を呼ぶ問題になることは間違いありません。 


転載元:https://www.msn.com/ja-jp/news/world/【エンタメよもやま話】世界初“安楽死マシン”と、「長生き悔やみ」安楽死した%ef%bc%91%ef%bc%90%ef%bc%94歳学者が突きつける現実/ar-AAyjTYr?ocid=spartandhp#page=2




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気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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