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それでも“延命”を ~揺れる人生最期の決断~
一昨日、NHK 特報首都圏 『それでも“延命”を ~揺れる 人生最期の決断~』を観た。


内容

介護とは異なり、人工呼吸器や詰まった痰(たん)の吸引など24時間付きっきりで、
家族からは「夜眠ることができない」「自分が病院にも行けない」といった悲痛な叫びが。
患者と家族をどう守るか。本人に意識がある…


病気でも、住み慣れた自宅で暮らしたい”。
人工呼吸器や胃ろうなどの「医療依存度の高い患者」でも在宅医療が可能になった。
家族は、どうするのか。
医療の大きな流れは病院から在宅へ向かい、
今後、どの家庭も直面する課題だ。
介護とは異なり、人工呼吸器や詰まった痰(たん)の吸引など24時間付きっきりで、
家族からは「夜眠ることができない」「自分が病院にも行けない」といった悲痛な叫びが。
患者と家族をどう守るか。





番組に取材協力をしていた患者と家族を
この国のお粗末な福祉制度では安心させることも守ることもできない。
厚労省は、高齢者医療も介護も病院から在宅へ!を推し進めているので、
介護者が「夜眠ることができない」「自分が病院にも行けない」ことなどは
重々承知の上なのだから・・。

患者が亡くなるか、もしくは介護者が倒れるかでもしない限り、
いつ終わるともしれない悲痛な叫びのみが聴こえて来るだけだろう。

更には番組を見ていて思ったことは、介護者全員が患者に対して
「延命しない」という選択肢は毛頭なく、
迷いもなく「100%延命をして欲しい」「後悔はしていない」
と答えていたことだ。
私が介護者の立場になったら到底無理だとは思うが、
患者本人と介護者の双方が「延命」を選択して、
24時間付きっきりの介護を覚悟の上で、
また患者が苦痛に耐える覚悟があるのなら、
死に対する考え方も人それぞれなので
否定するつもりは、これっぽっちもないけれど、
時が経つにつれて、あまりの負担の大きさに
1秒たりとも耐えられなくなる時が来るのではないだろうか。

そして、時が満ちてそのときが来たときには、
心の中では「私は最期まで介護したのだ!」という充足感とともに
親しい婆さん友達たちからよく聞く話として、
「やっと死んでくれてホッとした・・」とも思うのだろうか。


大多数の人は、それなりに元気なときには、
口先だけでは家族には迷惑をかけたくないので、
延命はしないで欲しい。などと口を揃えて言う。
本当にそう思うのならば、家族の意向はどうあれ、
固い決意で延命措置は拒否すべきであると思うが、
意識は鮮明で、身体的に延命措置をしなくては
生を維持できないと知ったときには死の恐怖には抗うことができずに、
延命措置を懇願する人も多いらしい。

事故や自然災害による不慮の死以外では、
人は迫りくる死の恐怖に打ち勝つことはできないのだろう・・。


交通事故で頭部に外傷を負って脳内出血を起こし、
医師にも家族にも、もうこのまま死ぬか植物人間状態にしかならない。
と思われながらも、鼻腔栄養補給をしながらの4ヶ月間の意識不明状態の後に
無事にこの世に生還した知人(50代後半男性)がいる。

その間、本人は体をピクリとも動かせず、声も出せなかったが、
微かな意識はあったという。
彼は家族の要望による延命措置の中で、最も苦痛だったのは
咽喉に詰まった痰の吸引だったと言っていた。
あのときだけは、「早く死なせてくれ!お願いだからもう楽にしてくれ!」
と何度も神に祈ったという。


明日は我が身でもあるが、何が何でも死に至る前の心身の苦痛だけは避けたい。
家族愛という分厚い衣で装飾された家族のエゴ(家族の要望による延命措置の選択)
で耐えがたい心身の苦痛(自身の体の痛みと家族に迷惑をかけているという精神的苦痛)
を強いられながら、無理矢理に生かされることに私は耐えられそうもないので、
人工呼吸器や胃ろうなどの延命措置はごめん蒙りたい。

と、今は思っているけれど、
そのときになったら私も心変わりするのだろうか・・・。



愛というオブラート紙に包まれた家族のエゴで繋がれし生よ
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テーマ : 「生きている」ということ ジャンル : 心と身体

tag : 延命措置

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プロフィール
Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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