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おにぎりが食べたい・・飽食の時代の餓死者たち
39歳男性の餓死 「孤族の国」男たち―4
たたきの先の障子を開けた警察官が声をあげた。
「あっ」

まさか――。60代の家主の女性は怖くて家のなかをのぞく気になれない。
「やせている人ですか?」
警官から聞かれてけげんに思った。独居の借り主はがっちりした男性のはずだ。
高校時代はラグビー部員だった。
月2万5千円の家賃が滞り始めて4カ月。消費者金融の取り立てもきていた。
行方をくらましたと思っていた。
まだ39歳。死んでいるなんて思いもしなかった。
冷蔵庫は空。棚にしょうゆと油の瓶があるだけだった。
医師の死体検案書に〈摂食の形跡無し〉と記載された。
その借家は、トタン張りの平屋建て。さびて赤茶けていた。
師走の風に、玄関のサッシがカタカタと鳴る。
裏の借家の初老の女性は、男性と話したこともないという。
真っ暗だった家で人知れず死んでいたと知ったときはふるえがとまらなかった。
「なるときはあんなになるのかと思って。餓死では死にきらん。餓死では」
昨年4月、北九州市門司区で起きた餓死事件。
男性は、いま37歳の私と2歳しか違わない。
健康面に問題を抱えていたわけではないという。前年11月まで働いてもいた。
そんな男性が、飢えて、死んだ。心象風景を探る取材を始めた。

(続きは朝日新聞紙面でお読み下さい)



39歳男性の餓死 「孤族の国」男たち―4

餓死した39歳男性も母親の年金が頼りだったらしい。
しかし、生活保護の受給申請に行っても、
相談結果の処理の欄には「39歳、健康体であれば何か仕事はあるはずである」
と言われ、受給申請をしないで帰ったらしい。
未投函の叔父への手紙にはただ一言「たすけて・・・」の弱々しい文字が書かれてあった。
と記事にはある。


今年は年越し派遣村もないという。
NHKの「無縁社会」も然り、今さら何を「孤族の国」なのよ?
と思わないでもないような気がしてきました。


というのは、
2007年に、生活保護を打ち切られ、
「おにぎりが食べたい・・あとは野草を食べるしかない・・」
と、窮状を記した日記を書き残して餓死した九州の男性の報道を思い出したのです。


北九州:生活保護打ち切り・餓死事件





孤独死は個人の責任と言う人もいるかもしれません・・。

確かに、孤独が好きと言う人もいます。
世間や人との交わりを極端に嫌う人もいます。
ですが、果たして本心なのでしょうか・・?
自らが交わろうとしなくても、他者が交わろうとすれば、ほとんどの人は
拒否はしないものです。(経験上)
人間一人では生きていけません・・。
支え、支えられて、生きてゆく生き物だと思うのです。
家族がいなければ親族に、親族に支えて貰えなければ友人に
友人に支えて貰えなければ行政にと思いますが、
行政は下層階級の者の訴えなど見て見ぬふり。
最低限の生活援助さえ無理なことなのでしょうか・・?


日本国憲法(第25条1項)に定められた
「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」
の崇高な理念も絵に描いた餅のようなただの理想の産物にしか見えません。
基本的人権の最後の砦である行政にまで否定されたら、
今現在切羽詰まっている人は凍死か餓死するかしかありません。


反面、テレビではどこのどなた様が行くのやら?と
思うような高級グルメ店紹介番組が溢れ、
新聞のチラシにも、どこのどなた様が召しあがるのやら?
と思うような高級食材がカラー刷りで列をなしています。
食べ過ぎによるメタボの人も多く、
更には、痩せる為の断食道場なるものが存在し、
多くのダイエット本が売れている昨今を鑑みると、
金銭的に余裕のある人は目の前の享楽を追い続けるのは自由ですが、
これがキャピタリズムの原理と仕組みの結果であるとはいえ、
餓死はあまりにも切なすぎます・・・。


人は誰でもいずれは死ぬ定めを背負って生きているわけですが、
餓死という手段で死に至る過程ではどのような精神状態を経験するのでしょうか・・・。
想像を絶する緩慢なる死は私にとってはまさに衝撃そのものです。



私の老後にも末恐ろしい生き地獄が待っているような気がしてなりません。

もう既に老後ですけど・・・。

歳を重ねたせいかは判りませんが、
難しいこと(政治、経済問題)への興味も関心も薄れてきました。
ですが、日本という国は既に繁栄の時代は終息し、
国としての老後期を迎えているような気がしてなりません。
数年前、「美しい国へ」と言っていた元総理がいましたが、
日本はますます「醜い国へ」と突き進んでいるようにしか思えないのです。

私などは、
倹しくとも当たり前の日々中にある小さな暮しを心穏やかに過ごしたい・・
と、ただそれだけを望んでいるだけなのですが。
ささやかな暮らし・・それも許されない時代なのでしょうか・・?
誰のせいで????








と、ぶつぶつ呟いてはみても、もう一日寝るとお正月・・。
今夜は「池上彰学べるニュース生放送!6時間半SP」
でも観ながらゆっくりと行く年を振り返り、来る年に備えたいと思います。
頭の中、リセットできるかなぁ・・?

来年も皆様にとって、元気で健康でハッピーな一年でありますように♪
101231r
通過する時間で罪が消えるならテミスは何を赦すのだろうか
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Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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