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「水銀による被害とその克服を経た我々だからこそ云々・・」ちょっと、総理!水俣病はまだ克服してないでしょ!?
私は買った本、借りた本、頂いた本はつまらなくても最後まで読む。
だが、読みたいのに最後まで読めなかった本が一冊だけある。
石牟礼道子さんの非常に骨のある鎮魂文学作品の苦海浄土だ。

毎夜、睡眠剤代わりに寝る前に本を読むのを習慣にしているのだが
この本は眠くなるどころか、
読み進む毎にますます頭が冴えてくると同時に
胸が苦しくなってきて、途中で読めなくなってしまうのだ。

完全なノンフィクションではなく、
物言えぬ患者の心情を著者の主観で代弁している
部分もあるらしいが、下記のような文章を読むと、
辛さと切なさと人権を無視された悔しさと虚しさが湧いてきて、
つい読むのを止めてしまいたくなる・・。


「銭は一銭もいらん。そのかわり、会社のえらか衆の、上から順々に、
水銀母液ば飲んでもらおう。上から順々に、四十二人死んでもらう。
奥さんがたにも飲んでもらう。胎児性の生まれるように。
そのあと順々に六十九人、水俣病になってもらう。
あと百人ぐらい潜在患者になってもらう。それでよか」
        
 
それでも、苦海浄土は私の「死ぬまでに読みたい100冊の本」
の中に入っているので、
今読んでいる本を読み終えたら
今度こそは必ず最後まで読むつもりではいる。
生の残り時間も少なくなってきた今、
「読むなら、今でしょ!」と自分を鼓舞しながら・・。

考えれば、深々と更けゆく静かな夜に読むから
読めなくなってしまうのかもしれない。
今度は昼間(バスでの移動中)に読もうかな・・。






さてと・・話は変わり、
安倍首相は、2020東京五輪招致活動の最終プレゼンテーションで、
「汚染水は福島第一原発の0.3平方キロメートルの
港湾内に完全にブロックされている」と発言した。
そして今回、水俣市で開幕した水俣条約採択のための
外交会議に寄せたビデオメッセージで、
「水銀による被害と、その克服を経た我々だからこそ、
世界から水銀の被害を無くすため先頭に立って
力を尽くす責任がある」と述べた。

誰も、「福島第一原発の0.3平方キロメートルの
港湾内に完全にブロックされている」
とは思っていない。
また、誰も、「水銀による被害と、その克服を経た」
とは思っていない。

安倍首相の脳内での希望的観測に起因する妄想物語に付き合わされる
下々の者はたまったものではない。

また、安倍首相は2014年から3年間で水銀を中心とした
途上国の環境汚染対策に総額20億ドル(約2000億円)
を支援すると表明し、10日開かれた本会合で採択された。
途上国の環境汚染対策に日本円で約2000億円(もちろん我々の税金)
も支援と称して支出するなら、
なぜ水俣病患者認定被害者救済に使わないのか?
私にはどうしても理解できない。

なお、水俣病を引き起こしたチッソ江頭豊氏は
会長だった1972年1月、千葉県のチッソ五井工場に交渉にやってきた患者や
新聞記者たち約20名を暴力団員に襲わせている。
著名なカメラマンであるユージン・スミスはこのときに脊椎を折られ、
片目失明の重傷を負っている。
この件について、江頭豊氏が謝罪することは一切なかったそうな。

また、水俣病被害者にたちに対し
「死んだ魚を食べる乞食がカネせびりに来たな!」
「腐った魚を食べるから汚い病気にかかる!伝染るから近づくな!」
「庶民が何を言うか!」
「黙れ貧乏人が!」
と、罵倒及び恫喝したという有名な話もある。

原発は国策であり、フクシマでの放射性物質に因る
影響が判明するのは何年も先になる。
水銀が含まれている工場廃液を垂れ流したチッソも、
東電同様国が守った。
フクシマの今後も水俣病同様に嫌な構図が見え隠れしてる。

水俣病に対する国とチッソの大いなる過ちは、
被害者を人を人として見ず、人権を無視し、
尊厳を持って接して来なかったことに
大いなる原因があると私は思っている。
もちろん、フクシマも然りである。


なお、江頭豊氏は大金持でありながら、
晩年は老人ホームで、孤独に過ごしたとか・・。

更に、江頭豊氏の孫娘は皇太子妃雅子さまであり、
雅子さまのご病気は巷ではチッソの祟り・・と、
都市伝説のごときに、まことしやかに囁かれているが本当かしらね?

人は生きて来たように死ぬと言う。
安倍総理サマは私より数歳年下であるが
潰瘍性大腸炎という難病を抱えていらっしゃる。
平均寿命の男女比率から考えれば、
私よりも早く彼の世にお逝きになる可能性が高い。(^^;)
私は少しでも長生きして、
彼がどのような晩年を過ごし、どのような死因で
彼の世にお逝きになるのか是非とも見届けたいと思う。

水俣病に関心のある方は↓を参考までに・・
http://aileenarchive.or.jp/minamata_jp/index.html

病んでみろ病みきれんぞこの病(びょう)は一生(ひとよ)かかっても二生(ふたよ)かかっても
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tag : 石牟礼道子 苦海浄土 福島第一原発 水俣病 患者認定 被害者救済 チッソ 江頭豊 ユージン・スミス

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Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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