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爆笑エンディングセミナー体験記 其の3。 80代のおひとりさまの男女・・終活セミナーで老いらくの恋♥が始まる?
エンディングセミナーも半分のプログラムをこなし、
いよいよ佳境に入って参りました。

さてと、次なる見学先は、
葬儀とその供養のために必要な副葬品展示室ですが、
くまなく見て回ったにも関わらず、
そこはすべてが、仏式葬儀とその供養の為の副葬品ばかり。
棺展示室にあったキリスト教式の棺・・
あれが展示してあった意味はいったいなんだったのでしょうか?

それはさておき、
先ず初めに説明されたのは死装束で、
基本プラン内であれば、安っぽいペラペラの無地サテン生地の死装束。
一万円から10万円のオプションで付きでは、
サテン生地の刺繍入り、シルク無地、シルクの刺繍入り、
といろいろ選べるのだが、
オバサマ方のご意見としては、「どうせ、燃えちゃうんだから」
と言うだろうことは察しが付く。

案の定・・

オバサマC
「どうせ、燃えちゃうんだから、
基本プランに入っているサテン生地の無地でいいわよね!
でもね。わたし、成人式のときに
一度だけ袖を通した晴れ着を死装束にしたいわ。
主人のときはスーツを着せてあげたいのよ。
どうしても、死装束を着ないとダメなの?」

オバサマD
「主人のときは、生前の本人の希望で死装束の上から
お気に入りだったスーツを着せたけど、
ものすごく着せずらかったわよ。
それにね。スーツ姿にはアンバランスな足袋とわらじを履いて、
おでこには白い三角布の天冠でしょ。
本来なら、ヨヨヨヨヨ............と主人の遺体にすがって
泣き崩れなきゃいけないのに
その姿を見ているとね。
( ̄m ̄* )ククククク....と笑いが止まらなかったわ。
人間って、ここは笑っちゃけない場だと思えば思うほど、
笑いを堪えきれなくなるものなのよね。
主人の親戚にはわたしが下を向いて、
悲しみを堪えながら泣いているように見えたらしいから、
一応はセーフだったけど、
今でもあの姿を思い出すと、笑いがこみ上げてくるのよ。
だから、ああいうのが良い葬儀じゃないかと思うのよ。
主人はわたしが泣かないで笑うことを想定して、
スーツを着せて欲しいと遺言したのかもしれないわ。
だから、今考えると、わざわざお仕着せの死装束なんて
着せなくてもいいんじゃない。」

そのオバサマDがつかつかと案内人の傍に行き、
「ねぇ?死装束は要らないと言ったら、
その分は値引きしてもらえるのかしら?」と訊いたら、
案内人は
「死装束は基本プランでは、棺とセットになっておりますので、
値引きは致しかねます。」

とぴしゃりと撥ねつけられたとさ。




既にセミナー参加者はオプションという言葉にマヒしており、
夜でも鉄砲でも持ってこい!的な感覚になっていて、
たかだか、5万や10万のオプション金額を聴いても
驚かなくなっており、自分、もしくは親や配偶者の葬儀を
迫り来る現実問題としての
葬儀シミュレーションをする気も失せてきたようで、
言いたい放題になっております。



次は骨壷展示ガラスケースの前で骨壷の説明と品定めです。
こちらも、基本プランに入っているのは白磁無地の大きい骨壷ですが、
花の絵柄入りで分骨用の湯呑程度の骨壷付きの2個セットでは
オプション金額は1万円から10万円まであります。

オバサマC
「ねぇ?わたしはお墓は買ってあるんだけど、
この骨壷のままお墓に入れるの?
それとも、骨壷から出して遺骨だけを入れるの?」

オバサマD
「主人の納骨のときは、土に還らせるということで、
骨壷から出して入れたわよ。」

オバサマC
「じゃあ、その骨壷の処分はどうしたの?」

オバサマD
「えーと・・・
骨壷はお寺さんが引き取って処分してくれたわよ。
もちろん、有料だったけどね。」


オバサマC
「ということは、処分代を払って処分してもらって、
結局は割って捨てちゃうの?
それなら、絵柄付きの高い骨壷じゃなくて、
基本プランに入っている一番安い骨壷でいいってことよね。」

オバサマD
「わたしもそう思うわ。社会的地位の高い人とか、
有名人だったら別だけど、
わたしのような知人も親戚も少ない人間が死んだとして、
骨壷にお金をかけるって意味があるとは思えないわ。
それに、死者が生き返るわけでもないしね・・。」

オバサマE
「あのね。わたしの友人のご主人様なんだけど、
陶芸を老後の趣味にしていてね。
自分の入る骨壷を自分で作っておいたんだって。
そして、そのご主人様が亡くなったときに
友人が故ご主人様自作の小さいサイズの骨壷を持参したら、
その火葬場は全遺骨収容が基本らしく、
持参した骨壷は分骨用の骨壷だと思われて、
火葬場の売店で特大サイズの骨壷を買わされたそうよ。」


その話を聴いていて、
私の亡き母の火葬場での出来事を思い出した。
前にも書いたが、
もちろん、東日本なので大きい骨壷(もちろん白磁無地)であったが、
火葬場の係員が熱々の焼骨を一片も残さずに骨壷に入れるように。
と言うのだ。

「あの~、入りきらないのですが・・訴えると、
火葬場の係員が手に持っていた、鉄製の長い棒で
骨壷の上から、ジャカジャカと棒で叩いて骨を砕き、
約半分の容量にしてくれた。
そこで再び母の焼きたての遺骨を入れ始めるのだが、
直ぐに満杯になる。
すると再び係員が棒で叩いて骨を砕く。
その繰り返しで、灰になった分以外の
母の焼骨のほとんどを、なんとか骨壷に収めることができた。

火葬場を後にして、自家用車で火葬場に来た人以外は、
マイクロバスでお斎会場に向かったのだが、
喪主で施主でもある今は亡き体の大きかった我が弟が
骨壷を持たされたのだが、
「重い!重すぎる!超重てぇーー!それに熱いぜ!」
と言いながら、
母の遺骨を胸に抱いていた姿がなぜか今も忘れられない。(  ”)
その弟も昨年、59歳で鬼籍に入ってしまったのでありますが・・
生まれて初めて西日本在住だった弟の葬儀に参列した
東京在住の叔母は、東日本に比べて、あまりにも小さい骨壷を見て、
「○○(弟の名前)のお嫁さんったら、骨壷代をケチってるの?
もし、お金が無いんならわたしが出してあげてもいいわよ。」
と言っていたほど、東日本の骨壷はデカくて重いのだ。



さて、個人的な我が親族の感傷に浸るのはこのぐらいにして、
骨壷の説明の後はご自由に・・
ということで各自、展示室内をてんでんばらばらに
見て回っていたのだが、
彼の左卜全似の翁は、神仏は信じていない、
と皆の前で宣言しつつも、
お上品な岡田嘉子似の媼とお棺展示室からずっと一緒に行動し、
なにやら楽しげに戦時中の苦労話などを語らいながら、
二人して、展示してある仏壇に鎮座されている
釈迦如来仏像に仲良に手を合わせていたのであります。

これって、もしかして・・・老いらくの恋の始まり???

    続く・・・


その清く静かな刻(とき)はつかの間の喜劇なのだと二人は知らない
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tag : 天冠 仏式葬儀 阿弥陀仏 釈迦如来仏像

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Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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