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爆笑エンディングセミナー体験記 其の6。ご遺体面会室見学と我が母の納棺の儀の際の思い出話。
さて、ここは24時間ご遺体との対面が
可能であるというご遺体面会室です。
ここにもオプションランクがあって、
一ご遺族だけが24時間専有できる個室面会室は、
一泊2万円増し。
葬儀が重なった場合に各ご遺族が
交互にご遺体と対面できる面会室は
狭い別室で基本プランに入っています。


セミナー参加者一同、お棺の廻りをぐるりと取り囲みました。
もしかして、葬儀待ちの本物のご遺体が入っているのか?
と思うほどに、冷房がガンガン利いていて、
寒くて寒くて、一分も我慢できず、
毛皮の防寒着でも着ていなければ、
ゆっくり面会などしていられないほどで、
「ここは南極か!?」と思った。
(行ったことも、死ぬまで行く予定もないけど・・)

オバサマA
「ところで、こんなに寒いところで
24時間もご遺体に付き添う人がいるの?」

案内人
「夏場でしたらいらっしゃいますが、
この時期ですと、さすがにお一人で何時間も・・
という方はあまりいらっしゃいませんが、
遠方からお越しのご親族の方々は
先ず初めにご遺体にご対面されることが多いので、
一般葬のご遺族の方には重宝されておりまして、
それなりに出入りは多いです。」

オバサマA
「あら、そうなの?わたしは家族葬希望だから、
参列者も家族だけで出入りは多くないし、
一般面会室でいいってことね。
でも葬儀が複数重なったら順番待ちで面会するわけね?」

案内人
「さようでございます。」

オバサマA
「ところで、この面会室がこんなに寒いってことは、
このお棺には本物のご遺体が入ってるの?
だってさ、この○○市では、現在の火葬待が平均4日から5日だって、
さっき言ってたじゃない?
だから、火葬待ちのご遺体が入っているのかと思って・・」

案内人
「とんでもございません。こちらの棺は見本でございますので、
空の棺でございます。」

オバサマA
「それならなぜこんなに寒くしてるの?」
としつっこく訊いている。
「ヾ(@¬_¬@)ノあやしいわ.........絶対にあやしいわ!
わたしだったら、棺に布がかけられていても、
見学者なんかに遺体を晒されたくないわ!」
と、今現在見学者であるオバサマAは腑に落ちないご様子・・。

一同、とにかく寒くて居られないので、
早々にご遺体面会室を後にして、
次に家族葬と一般葬のホール内部見学に
向かったのでありますが、
家族葬と一般葬のホールは祭壇もない
どおってことのないただの部屋・・。
だれからともなく、「次行きましょ。」と、
セミナーの最後のプログラムである、
一番最初に集まったIFのセミナールームに戻り、
精進料理とケーキの試食を頂くことになるのであります。


寒いご遺体面会室を出て思うに、
納棺に際しての、映画「おくりびと」に見るような、
あんなにも丁寧で、死者への尊厳と礼の篭った納棺の儀
現実には一度も見たことがない。
映画の中の納棺の儀・・。
あれはきっとものすごく高額なオプションなのだろうな・・と思った。

また、私の亡き母の納棺の儀の際には、
仏式の旅支度の後に納棺をするときに、
誰かが布団に付いてる持ち手を離したか、
もしくは手を緩めたのか、母の遺体が転がり落ち、
納棺の儀の指揮をしていた若い葬祭ディレクター氏が真っ青になり、[
おまけにパニック状態になっていた。

母の遺体は再び布団に寝かされ、大げさに言えば、
二度も納棺の儀を行ったことになる。
そのとき、親戚の男性が「今度は○○さん(母の名)を落とすなよ。
二度も落っことしたら仏さんに成れなくて、
地獄に落ちるといけないからよ。」
と冗談を言ったので、一人が思わず笑い声を上げたら、
その笑いが伝染しあちこちから笑いが漏れて、
厳かな納棺どころか、笑いに包まれた
バタバタとした中にも笑いの溢れる納棺の儀になってしまった。

後で葬祭ディレクターの方に「こんなことって、よくあるのですか?」
と訊いたら、超小規模の家族葬での納棺の儀の場に、
足腰の弱った高齢女性が3人しかいないときがあって、
3回目でやっとこさ、棺に納めたこともあるそうな。



生前は宴会とカラオケが大好きで、友人知人からは
「宴会部長の○○ちゃん」と言われていた母・・
あのバタバタした笑いの溢れた納棺の儀は、
私には母の意に沿った葬送だったと今も思っている。

それらのドタバタ納棺を見ていた私の孫娘
(当時小学校低学年)が、
「ねぇ?ひいおばあちゃんは地獄に落ちちゃうの?」
と心配そうに私に訊いてきた。

孫たちが幼かったころの夏休みに我が家に来たときに、
キーキーと煩い孫たちを黙らせるためと、私の単なる好奇心から、
絵本地獄」を見せた際の反応を見たくて、
私が紙芝居を見せるように感情を込め、
さらにはおどろおどろしく声色を使い分けて朗読して見聞きさせたのだが、
それを思い出したのだろうか・・?(^^;
もしかして、トラウマになっていたりして・・と思ったのだが
成長してからも、我が家に来るたびに、楽しそうに読んでいるので、
絵本地獄の意図するところは理解したのだ!と私は思っている。

爆笑エンディングセミナー体験記は次回で最後の予定です。

地獄って本当にあるのと孫が問ひあると思えばあると答へむ
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tag : 納棺の儀 絵本地獄 おくりびと

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Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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