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エンディングセミナーに参加して思ったこと・・今あなたは何を探して生きてるの今というこの無二の瞬間を
それぞれのグループに分かれたエンディングセミナー参加者は、
次々に一番最初に集まったIFのセミナールームに戻り、
今回のセミナーの最後のプログラムである、
精進落とし料理の試食が始まった。

テーブルに並んでいた各種飲み物。
何でも好きなものを飲んで良いのだが、
彼の陽気で明るい左卜全似の翁は、
「とりあえずはビールだんべさ。」と言いながら、
すっかり仲良しこよしなっていた岡田嘉子似の媼に
さっそくビールを注いでもらっていたが、
同じテーブルのグループのオババサマとオバサマ方にも、
「よぉ、ベッピンさんたちも飲まねぇかい?」
と、太鼓持ちよろしく、ビールを注いでいた。

私はアルコールが入ると胃痛と頭痛が同時に襲ってくる体質なので、
固く辞退してペットボトルの緑茶を頂いたが、
他のオバサマたちは、これから夕方のパートに行くという人以外は
皆アルコール飲料を所望しておりましたとさ。
それから、精進落とし料理の試食とはいえ、
仏式における実際に提供される料理とのことであったが、
どこでも出るような代わり映えのしない料理であり、
それに・・・お一人様4000円、7000円、
10000円の3コースがあるが、料理見本写真を見ると、
こんなもので?と思うほどで、価格的にはボロ儲けとしか思えなかった。
加えて、参加者が頂いた精進落とし料理の費用も、
以前にこの葬儀社で葬儀を執り行った方々から得た利益から出ていると思うと
少しばかり複雑な気持ちになった。


コース料理の説明を受けていた或るオバサマは、
「参列者が10人程度の家族葬であれば、
葬儀後に外のレストランに食べに行ったほうがいいわ。」
と言っていた。葬儀社側は通夜料理も精進落とし料理も
オプションのメインを占めるほどのボロ儲けの商品だ。

葬儀社側は、「喪服で行かれると嫌がれますよ。当社の喫茶レストランを
ご利用されたほうが、余計な神経を使わなくて済むと思いますよ。」
とPRに必死である。
オバサマは「それじゃあ、私服に着替えて行けば済む話しでしょ?」
と譲らない。

そうは言いつつも、
全員、出された飲み物と精進落とし料理とデザートのケーキを平らげ、
セミナーはお開きとなった。
この後は希望者だけが、
葬儀見積もりを出してもらうために残ることになるのだが、
あんなにも、セミナープログラムに入っていない入棺体験を強引に希望し、
ご自分の葬儀見積もりも希望していた左卜全似の翁は
月一回開催される、お寺の住職をお招きして開催される
「仏教について」の中の「戒名の話」の予約だけをして、
「オイラはよぉ、まだまだお迎えが来そうにもねぇからよぉ、
葬儀見積もりは今度来た時にお願いするさぁな。」
と、お上品な岡田嘉子似の媼と連れ立って、
さっさとセミナー会場を出て行ってしまいましたとさ。


うーん・・・あの二人は、元々から知り合いだったようには見えなかったし、
やはり、期せずして、終活という直接的な場において、
茶飲み友達関係が成立したのでありましょうか・・。


なお、この葬儀社は葬式仏教用の後飾り一式(5万円)も
レンタルではなく買取なので
49日以後にはゴミとして自分で処分しなくてはならないそうな。

後飾りに付いては、
或るオバサマは葬儀は無宗教の家族葬希望だが、
この国では嫌でも葬式仏教が浸透しているので、
葬儀後の不意の弔問の際の備えとして、
家にある机やテーブルに白布を掛けて代用し、
既に家にある仏壇の副葬品を一時的に後飾り段に移して、
備えておくと言っていた。

葬儀にお金をかけるか、かけないかは、
地域の慣習と遺族の世間体に対する認識で決まる。
お金をかけて、自己満足するのも良し。
故人の遺志に従って簡素にするのも良しではあるが、
個人的な思いとしては、地域の慣習などない都会の
無料のエンディングセミナーは葬儀社のPRの場でしかなく、
更には見栄と世間体に付け込み、
無駄なオプション追加に誘導する手口が妙に巧いと思っただけだった。
もし、葬送の儀式は人並みにと考えているならば、
葬儀の基本料金は明示してある金額の2倍から3倍の費用が
オプションとして必ず必要になることを覚悟しておかなければならない。
                     
葬儀社の人間は言葉遣いだけは慇懃なほどに丁寧ではあるが、
ご遺体はただの金儲けの物体にしか見えてはいないのだ・・
との思いが今も消えてはいない。



今日も、最近新築された大葬祭ホールを数ホール持つ葬儀社の
内覧会参加者募集の折り込みチラシが入ってきたが、
私がセミナーに行った葬儀社と基本プランの中身はほぼ同じながらも
総じて基本プランが約3割も高い。

とにもかくにも、大きな葬祭ホールを所有し
新聞に良質の紙での折り込みチラシを入れる大手葬儀社は
得てしてオプション料金で経営維持をしていると思われるので
高額な葬儀費用がかかるのだろう。
やはり、宣伝もせずに、昔から地域に根を張って
地道に経営している小規模葬儀社のほうが
安心できて良いのかな・・と思う。

昨日、エンディングセミナーに参加した葬儀社から、
「仏教について」の中の「戒名の話」の参加ご案内と称したハガキが届いた。
どうせ、なんたらかんたらと戒名の必要性を強調する話しだろうと推測できる。
葬式仏教からは決別宣言した私が行くわけがない。

でも・・「戒名の話」よりも左卜全翁と岡田嘉子媼の
その後の進展度合いが気になるので、
行こうかどうか迷っている最中でもある。(笑)

冗談はさておき、私は金儲けのために意図的に作られた
葬儀という儀式にはつくづく意味はないと思った。
火葬だけは市の条例で規定されているので、
必然項目として受け入れるしかないが、
単に葬儀業者に踊らされての意味のない葬儀をするくらいなら、
特定の宗教の熱心な信者でもない限りは、
「お別れ会」という形での故人を偲ぶ食事会で十分だと思った。


初めてのエンディングセミナー体験では、
参加された一期一会の方々に
大いに笑わせてもらい、とても楽しかった。
そして、刻々と死に向かって秒読み段階に入った私同様、
偶然隣り合わせた彼らには、
自らと、身近にいる大切な人々の有限の命を慈しみながら、
二度と訪れることのない今という唯一無二の瞬間を
やがて必ず訪れるその日までは悔いなく愉しく生きていって欲しい・・
と願っている。

今あなたは何を探して生きてるの今というこの無二の瞬間を
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テーマ : ひとりごとのようなもの ジャンル : 日記

tag : 戒名 無宗教 葬式仏教

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Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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