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『がんもどき』で早死にする人の養生訓と『本物のがん』で長生きする人の養生訓
新聞の新刊本広告と書評を読むのを密かな楽しみにしている。
最近の広告で目を引いたのは
近藤誠氏の『がんもどきで早死にする人、本物のがんで長生きする人』
さすがは幻冬舎。キャッチコピー(雨ニモマケズのパロディ)に大笑いすると同時に、
パロディ詩だけを読んで、一理あるかも・・と思ったので早速切り抜いておいた。
そのうちブックオフで150円で売っていたら買いましょうかねぇ。



ところで皆様は『「がんもどき」で早死にする人』派でしょうか?
それとも、『「本物のがん」で長生きする人』派でしょうか?
私の理想としては
『「本物のがん」で長生きする人』派に入りたいとは思うのですが、
このブログで、これだけ死について書いてきても、
まだまだ己が死を納得させられず、
リアル問題として「がんもどき」と診断されただけで、
今の時点ではパニックになってしまい、
きっと『「がんもどき」で早死にする人』派を
選択してしまうかもしれません・・。(^^;

私の友人B子(60代後半)は現在、
たまたま受けた特定検診で大腸がんが見つかり、
入院して抗がん剤での治療中なのですが、
以前は「本物のがんで長生きする人」派でした。
人の心は移ろいやすく揺らぐものです。
お見舞いに行ったら、
「なぜ私ががんなの!!?自覚症状なんて全然なかったのよ。
これって神の試練なの?
わたし、抗がん剤の副作用で命が縮まりそうだわ!」
と、キリスト教徒でもイスラム教徒でもないのに、
唯一神が出てきて驚いたと同時に、繰り返し否定の言葉と
抗がん剤の苦痛を訴えていました。
まさか、死の5段階説で有名なエリザベス・キュブラー・ロス
死の瞬間」を読んでみる?とも言えず、
そそくさと病院を後にしましたが、
日本人の二人に一人ががんで生の終焉を迎えなければならない昨今、
否定しようがしまいが、彼女にも私にもそのときは嫌でも訪れます。


本物のがん」であろうが、「がんもどき」であろうが、
美人であろうが、それなりのお顔の人であろうが、
また有名人であろうが、名も無き人々であろうが、
いつの日にか・・100%の確率で死んでいかなければなりません。
この歳になって思うと、家族や他人様の手を煩わせての
寝たきりによって生かされる長寿よりも、
やはり潔い死に方を選びたいものです。
それには、やはり普段から折に触れて、
死についての想いを巡らせていることが重要であり、
告知された後の動揺の度合いは軽減されると今は思うのです。

我が夫のように死をタブー視する人間が
がんもどき」、もしくは「本物のがん」と診断されたら、
と考えると、とても私の手には負えないほどの
パニック状態になることでしょう。まぁ、覚悟はしていますが・・




人間心理を深く突いた稀に見る的確な名文である養生訓の引用元
http://saisentannomizude-zennojyunkanwo.blogzine.jp/kagomekagome/2013/12/post_4ca3.html



「がんもどき」で早死にする人の養生訓

がんにも負けず



   がんにも負けず

   老いにも負けす

   検診も人間ドックも必ず受ける

   強い意志を持ち

   すべてに一生懸命で

   いつもがんばっている

   一日に玄米と豆腐と野菜を食べ

   肉、酒、砂糖は遠ざけ

   あらゆる健康情報を

   ひまさえあれば

   よく見聞きしわかり

   そして忘れず

   のんびり落ちつける

   時間や空間が少ない

   メタボと言われれば

   ダイエットに励み

   高血圧、高血糖と言われれば

   薬を欠かさず

   コレステロールが高ければ

   ウニ、トロ、タマゴは言語道断

   東に「笑えばがんが消える」という

   識者がいれば無理やり笑い

   西に「体を温めればがんにならない」という

   医者がいれば、のぼせるまで長風呂

   PSA値が上がればオロオロと

   前立腺がんを恐れ

   予防切除術のニュースを聞けば

   乳房を切ってしまえと思い立つ

   日照りのときもジョギングし

   寒いときも野菜ジュースを飲み

   みんなにマジメと言われ

   がんになったらとことん闘いぬく

   そういうふうに

   わたしは生きたい





「本物のがん」で長生きする人の養生訓

医者にも行かず

      


   医者にも行かず

   クスリも飲まず

   検診も人間ドックも受けぬ

   変わった考えをもち

   欲はあるようなないような

   あまりカッカせず

   いつも冗談を言って笑っている

   毎日好きなものを食べ

   酒も甘味も楽しみ

   カロリーや血圧を

   細かく勘定しないで

   よく楽しみ、出歩き

   そして安眠し

   ひとり気ままにすごせる

   時間と空間がある

   がんや不調があっても

   年だものとつぶやき

   手術と言われたら

   切りたくないと言い

   ワクチンも抗がん剤も

   副作用がイヤだと拒み

   どこかで倒れても

   救急車を呼ぶなど言っておく

   日照りのときは出歩かず

   寒いときは無理をせず

   みんなにのんき言われ

   いよいよのときには

   ありがとうと笑い

   そういうふうに

   わたしは死にたい



              近藤 誠




LPのマタイ受難曲聴く夜はどこかで死者も耳を傾けており
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テーマ : シニア・エッセイ ジャンル : 日記

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Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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