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『目覚めよ!75歳以上の年寄り』・・どうして指導者になると、軍隊や核兵器を持ちたくなるのだろうか?他人の持ち物を自分もほしいと思うのは自信のない証拠。
去年九月、米国の著名なインタビュアーであるチャーリー・ローズ氏がテレビ番組で、
「彼は日本の平和憲法を変え、強い軍隊を作りたいと考えている」と言うのを聴いた。
彼とは、安倍晋三首相。番組では、
「集団的自衛権に対する憲法解釈の検討」と
「憲法に自衛隊の存在を明記すべきだ」との持論を日本語で語っていた。

 私は米国に五十年以上住んでいて教育費や福祉費が削られ
軍事費に回されるのを見て来た。
日本の指導者には平和憲法をこそ、
世界に自慢してもらいたいと思っているのだが……。

 ある時、ロサンゼルス市で編集者をしている四十歳くらいの日本人女性に
「もし軍隊を持って戦争になれば、
内地でも戦場でも人が何百万と死ぬのよ」と言うと、
「戦争でそんなに多くの人間が死ぬんですか?」と聞かれ、
若い世代が戦時中の恐怖を知らないことに啞然(あぜん)としたのだった。

 戦争を覚えているのは七十五歳以上の人々だ。
次世代の無知は、一重に、
その残酷さを語り継がなかった私たち老人の責任であるとこの時気が付いたのだ。
日本に住む友人から、
最近、記憶力を保つためにマージャンをしている年寄りが多くいると聞いたが、
あの悲惨な戦争の体験を思い出し、
繰り返し若者に話す方が、よっぽど記憶力活性化の役に立つのではないか。

 戦中、日本は資源不足で鍋釜を寄付させられ、
貴金属を取り上げられた。
我が家も供出したが、返してもらっていない。
政府に騙(だま)されたという思いは今も消えない。

 空襲で家や工場が焼かれ粉じんで空気汚染も甚だしく、
そこらじゅうで死体を見た。大阪・梅田の地下街には、
逃げ惑う時に親とはぐれた子供が屯(たむろ)していた。
政府は炊き出しなんてしてくれなかった。食べる物はなく、トイレもない。
私が通学で使った駅の水洗トイレは断水で詰まっていた。

 ましてや戦場にはトイレはない。
至近弾が落ちると恐怖でちびってしまう。
汚れた糞尿(ふんにょう)を体に着けたままで虫や蛇にかまれ、
蛆(うじ)が湧いてもそのままだ。
病気にもなる。生き残り、やっと日本からの救助ボートが来ても、
乗る体力がなく波打ち際で死んだ兵隊が、
ガダルカナルなど南方戦線には多くいたそうだ。

 昔「平和を作るには軍隊を持つな」と哲学者カントが言った。全く正しい。
どうして指導者になると、軍隊や核兵器を持ちたくなるのだろうか?
 他人の持ち物を自分もほしいと思うのは自信のない証拠。放射能は、
指導者であろうが罪人であろうが
敵味方に平等に降り掛かることが分からない人は、
指導者になるべきでない。

 福島の核禍を治めずに、現政権は特定秘密保護法を通した。
原発事故の実態も秘密にするのか? 戦中の「女は黙っとれ!」を思い出す。
年寄りよ! 遅くはない、戦争の残酷さを赤裸々に語ろう。

上記引用元:http://www.asahi.com/articles/ASG1W5JQHG1WULZU007.html


この記事は2014年2月4日(火)の夕刊の文化面に載っていた。
切り取っておいたのでいつでも読めるが、
ここにも残しておこうと思い転載することにした。

   
米谷氏の言うように75歳以上でなければ本当の戦争の実体験はない。
私は戦後の生まれだが、赤紙一枚で戦地に行かされた父は、
余程辛い体験だったのだろう。
戦地でのことは黙して語らず!を貫き通し57歳で逝った・・。
おしゃべりだった母は銃後の守り体験談や
青春時代は東京芝浦電気という会社で
0戦闘機作りに駆り出されたときの様子などを
折を見て話してくれた。
それなりには想像できたが、
哀しいかな、それはあくまでも想像でしかない。



また、今日は都知事選の投票日だが、
候補者の元航空幕僚長田母神氏の応援演説を買って出た
NHKの経営委員の一人であり、ベストセラー「永遠の0」の作者でもある
百田尚樹氏の米軍による東京大空襲や原爆投下を「悲惨な大虐殺」だとか、
東京裁判については「これをごまかすための裁判だった」とか
「宣戦布告なしに戦争したと日本は責められますが、
20世紀においての戦争で、宣戦布告があってなされた戦争はほとんどない」
「(米軍の)ベトナム戦争の時も湾岸戦争の時もイラク戦争もそうです。
一つも宣戦布告なしに戦争が行われた」
「第2次世界大戦でイギリス軍とフランス軍がドイツに宣戦布告しましたが
形だけのもんで宣戦布告しながら半年間まったく戦争しなかった」
等々の言動にはただただ呆れるばかりだ。

おまけに、民放キー局の夕方のTVニュースで観たのだが、
他の有力候補者たちに対して、
田母神氏以外は「人間のクズ」(2月3日の新宿駅の西口)と言い放ち、
その問題発言を指摘された安倍首相は、
「聞いていないから答えようがない」とだけ答えたのにも呆れた。
側近!YouTubeを見せなさいよっ!


田母神氏も百田尚樹氏も実際の戦争体験者ではない。
ゆえに、靖国や特攻精神を美化しているに過ぎず、
安倍首相同様の戦争オタクでしかない。
思想信条の自由は認めるが、
巻き込まれる下々の民はたまったものではない。
彼らには、せいぜい軍服コスプレ程度で我慢せい!と言いたいのだが、
彼らの頭の中の根幹を為すネジそのものが・・。

もし、75歳以上の人が身近にいたら、
戦地での体験や戦争中の庶民の暮らしを聞いてみることに私は大賛成だ。
聞かれないから話さないだけであって、
聞けば話してくれる人も私の周りには大勢いる。
認知症予防と称して、マージャンをしている暇があるのなら、
戦時体験を話して欲しいものだ。

それとも、そういうことには背を向けて、
日々の目の前の小さな幸せだけに目を向け、
再び、皇国の民として、子や孫たちを
ギブミー・チョコレート」「ぜいたくは敵だ進め一億 火の玉だ!」
のような、誰しもが国と自分たちの狂気に気付かず、
食べるものもない集団催眠状態の社会を体験させますか?


「戦争は、その経験なき人々には甘美である」ビンダロス(古代ギリシャの詩人)
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tag : 平和憲法 赤紙 特定秘密保護法 ギブミー・チョコレート ぜいたくは敵だ 進め一億 火の玉だ 0戦闘機 戦争オタク 皇国の民

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Re: No title
おたま様。素晴らしく意義のあることをなさいましたね。
その聞き取りの冊子をお持ちでしたら、少しづつでもその詳細な内容をおたま様のブログ等に
転載していただければ嬉しく思います。
No title
戦後50年の節目の時に「キキトリ」をして冊子を作りました。
1945・8・15 どこで何をしていたかというとっかりを提示すると、誰もが長時間話をしてくれました。本には載っていない生々しい体験でした。
焼き尽くし奪い尽し強姦し死体の上に旗を立てる。
旗が無いのでシャツを破り、転がっていたチャンコロ(そう言いました)の腕を
グルグル擦り付けて日の丸を描いた
そんな話でした。皆さん。淡々と話されました。
ほとんどの方が亡くなられました。
聞いておいて良かったと思います。

ひゃくたはん。あんなにアホとは知りませんでした。
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Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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