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週刊誌の新聞広告「老いた親の捨て方」と「一銭もかけない死に方」から読み解く、老いと死に対する社会の考え方の変遷
3月10日の付けの週刊誌の新聞広告に気になるタイトルを見つけて切り抜いておきました。
老いた親の捨て方」(週刊現代)と一銭もかけない死に方(週刊ポスト)です。

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扇情的でヒステリックで売らんかな根性!が見え見えの、
毒々しいタイトルばかりが並んでおりますが、
広告のタイトルを見ただけで、実際に買ってまで読もうとは思いませんでした。
それでも、「老いた親の捨て方」と「一銭もかけない死に方」には、
現代の世相を反映するものと解釈し、
記事の中身を勝手に推測して、妙に納得してしまいました。


老いた親の捨て方」に関しては、
以前にこのブログで書いた「親孝行したくないのに親がいる」
http://towardthelastgoodbye.blog136.fc2.com/blog-entry-34.html

あまりにも状況が似ていることに興味を覚えたのと、
一銭もかけない死に方」に関しては、
この歳になるまであらゆる葬儀に参列した経験から、
私自身が死者を悼むとは?死者を弔うとは?については、
何度も何度も考え、何冊もの関連本を読んだ結果、
仏陀の教えそのものには偉大なる哲学者としての敬意は払いますが、
現代の葬式仏教は無意味であり、葬儀にはお金をかけることが本質ではない」
という考えに至ったからです。




週刊現代2014.03.13号
 

大特集 みんな悩んでいる「老いた親」の捨て方

第1部 親を捨てるか妻から捨てられるか
第2部 大丈夫、本当はみんな「捨てたい」と思っている
第3部 共倒れになる前に捨てなさい

愛情を注ぎ、立派に育ててくれた両親。
時は流れ、あなたは定年。親は80過ぎ。
感謝の気持ちは忘れない。
けれど、いつまでも「親子の情」に引きずられていては
自分の人生を失うことになります。


第1部 決断ひとつで、天と地ほどの差がついてしまう
親を捨てるか妻から捨てられるか

「15年前、母が認知症を発症したのを機に、同居を始めました。
私はまだ54歳で働いていたし、家は狭い建売住宅。
高校生の娘も二人いたので妻は抵抗があったようですが、
私は強引に母を引き取り、妻に介護を任せたのです。
そこからすべてがおかしくなりました……」

------------------------------------------

我が夫婦の両親はもうこの世にはいませんが、
私の年代(60代前半)ではまだまだ
80代~90代の親の
介護問題で悩んでいる人が多いのです。

先日のこと、老健に入所していた友人の御母堂様
(90代前半・移動は車椅子・要介護3)が、
やっと終の棲家となる特養(個室)に入所でき、
友人は費用が20万円から10万円に減ったと喜んでいました。

さらには、御母堂様は命に関わる持病を3つ
(糖尿病、大動脈瘤、心臓病)も抱えているため、
もしかしたら、環境の激変に耐え切れずに心身が衰弱し、
完全寝たきりになって加齢によるボケ症状も進み
老い先は短いだろうと予想し、
早々に葬儀社に見積もりを出してもらいに行ったというのです。

ところが、案に反して、
老健よりも特養の環境が御母堂様に合っていたのか?
それとも、たまたま運良く、良い特養に入所できたのか?
急速に身体状況が改善され、移動も車椅子を使わずに済むようになり、
頭の中もクリアになってまだらボケ症状も消えたらしいのです。

その御母堂の一人娘である友人(60代前半)は今も、
「親を介護施設に預けた=親を姥捨て山に捨ててしまった・・」
という罪の意識に苛まれながらも、それしか方法がなかった....。
と自分を慰めつつ、母にはもっともっと長生きして欲しい!と思う反面、
今は母親の預貯金で施設費用を賄っているのですが、
母親に年金収入がないため、
後2年ほどで母名義の預貯金を使い果たしてしまう計算になるので、
もし、母親が今後において2年以上長生きをすれば、
今度は彼女に費用負担がのしかかってくるそうです。
そのことを考えると早くあの世に逝って欲しい...
という相反する想いが交錯していることも打ち明けてくれました。

今の世の中は親に介護が必要になったら、
「親子の情」や「家族の絆」とかいう綺麗事で片付く問題ではなく、
「老いたらお金を持っていること」が必須条件なのでしょう。





さて次は・・・

週刊ポスト
の「一銭もかけない死に方」の裏技だそうですが、
一銭もかけない死に方」について、
私が思い付いた裏技は献体登録しかありませんでした。
ご遺体を引き取りに来た大学のスタッフが、
ご香典代わりなのか?ウン万円の寸志をそっと置いていったという話もあり、
「一銭もかけない」どころか、不謹慎とは思いますが、
大学によっては、お礼がいただける場合もあるようです。(笑)



不慮の事故死等ではなく、
病気で普通に病院で亡くなったと仮定して、
すぐに遺族が登録先に電話連絡をすれば、
日中ならば、その日に、夜間であれば翌日の日中に、
大学から委託された業者が迎えに来ますので、
死亡した病院には献体する旨の事情を話しておくと、
強欲で金儲け主義の経営者の病院であるとか、
もしくは病院出入りの葬儀社と繋がりが深い看護師長が
余程の欲深女?でない限りは、搬送委託業者が迎えに来る時間まで
病院の霊安室に置いてもらうことも可能です。

すぐにご遺体を大学に引き渡してしまうのは偲びない・・。
せめて一晩だけでも住み慣れた我が家に帰してあげたい。
と思うご遺族は自宅に自家用車でご遺体を連れ帰って、
ご遺体に寄り添い、永別(わか)れの悲しみに浸って、
ある程度までのグリーフケアを完了?させることもできます。

また、ご自宅に戻られたご遺体は思いのほか早く腐敗が進むので、
夏場であれば、どうしてもドライアイスが必要になります。
急場しのぎとして、サーティーワン等のアイスクリーム店があれば、
事情を話して有料で分けていただくか、もしくは近くの葬儀社で購入するかして、
ご遺体の処置は万全にしなければなりません。
献体は新鮮なご遺体でないと防腐処置が巧くいかないそうです。
つまり、産地直送の目ん玉の澄んだ鮮魚状態でなければ、(笑)
登録していても引取りを断られる可能性もあるらしいです。

更には、搬送業者がお迎えに来る時間までに、
役所や役場に死亡届けを出して、
埋葬許可証は必ずもらっておかなければなりません。

そして、ご遺体と一緒に埋葬許可証をお渡しすれば、
各大学によって違いはありますが、1~3年後には、
大学の担当者がご遺族同席の元で荼毘に付してくれます。
なお、火葬、お経(希望すれば)、献花等の費用は、
すべて大学で負担してくれます。

自分で棺を買い置くことも、火葬場の予約も、搬送もしなくて良いので、
献体=ボランティア葬ならば、今話題の「0(ゼロ)葬」よりも
医学の発展に貢献できるメリットもあり、
死亡した病院から大学の献体用安置室への直行であれば、
正真正銘、一銭もお金はかかりません。


話が逸れますが、嫁いびりの激しかった姑に仕え、
そのわがままな姑の介護を長年に渡って強いられることもあります。
もしも、「こんな糞婆ァのために葬式代なんて一銭も払ってやるものか!」(笑)
と、お考えのお嫁様方は早めに、また姑が認知症になる前に、
憎い姑をおだてたりすかしたりして、検体登録を勧めましょう。
盆と正月に菓子折り一つで顔を見せ、お嫁様の作ったご馳走をバカ食いして
「じゃ、母をよろしく~」と帰ってしまう小姑には、憎い姑から、
た~んまりと法定相続金が入りますが、
お嫁様であるあなた様はどんなに耐えても尽くしても、
毎夜、悔し涙で枕を濡らしても、
たった一円の相続もできないのですから・・。


話を元に戻します。
医学生による解剖後の火葬時には
柩を開けて顔を見せてはもらえません。
細部の神経組織に至るまで解剖されますので、
切られの与三状態といいますか、いや、それよりももっと凄く、
多分、全身がパッチワーク状のフランケンシュタイン状態だからでしょうか・・。

なお、遺骨を受け取るか、受け取らないかについては、
各大学の指針及び都合により、全骨お持ち帰りの所と、
引き取りたくない場合は合祀墓に入れてくれる大学もあります。
葬儀費用一切なしで、合祀墓というお墓まで用意してくださるのなら、
ボランティア葬(献体)もいいな・・とお思いの方は
登録しようとする医科系大学や医学部のある大学が、
合祀してくれるのか?それとも全骨お持ち帰りしなくてはならないのか?
をよく調べてから登録されることをお勧めします。


それにしても・・・
老いた親の捨て方」と「一銭もかけない死に方」ですか・・?

う~ん。歳は取りたくないですが、自然の摂理には逆らえません。
今の日本で、天寿を全うするというその実態は、
ほとんどが寝たきりで紙おむつを当てられ、胃ろうを付けての天寿全うです。
そのような状態では、尊厳もへったくれもないように思うのは
私だけでしょうか?

日本がベルギーやオランダやアメリカの一部の州のような、
死の自己決定権(安楽死法案成立)は私が生きている間は望めないでしょう。

死は避けられない宿命としても、PPK(ピンピンコロリ)
で逝けなかった場合の死に至るまでの過程においての家族との軋轢や葛藤、
また、己が心身の苦痛はどうしても避けたいものです。
それには、時の流れに身を任せていては、どうにもなりません。
シニア世代と呼ばれるようになれば、大震災や津波から生き延びることも然り、
すべて事前におおまかな準備をし、心構えを構築しておくことが、
老いや死を考える上ではとても重要なことなのではないでしょうか?
そのときになって初めて慌てふためかなくて済むためにも・・。



以下、※週刊ポスト2010年12月17日号から引用
http://www.news-postseven.com/archives/20101208_7529.html

経済的に不安を抱える人の急増を背景に、
葬祭に金をかけない苦肉の策として、
大学病院の「献体」に事前登録者が殺到している。
献体とは、大学の医学部や歯学部で行なわれる人体解剖学実習の教材として、
自らの遺体を提供すること。献体のために大学病院に運ばれた遺体はどうなるのか。
都内私大医学部関係者が解説する。

「病院や斎場からご遺体が運ばれてくると、
まずホルマリン液を動脈から体内に注入してホルマリン漬けにします。
その後、今度は2~3週間ほどアルコール槽に漬け、
それが済むと専用の遺体保存冷蔵庫に安置されます。
その状態で、約2年間“待機”していただくのが一般的です。
冷蔵保存庫内は遺体の臭いが移るのを防ぐための仕切りがあり、
一体ごとにパウチされる。最近では、100体ほどを収容できる冷蔵室もあります。
ご遺体の性別や死亡時の年齢、死因にもよりますが、
古いものから順番に解剖実習に回されます」
 
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テーマ : シニア・エッセイ ジャンル : 日記

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Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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