*All archives* |  *Admin*

7年間行方不明だった認知症女性。家族に生活費1000万円超請求か?から一転、人道的見地から請求すべきでない。と館林市が特例措置。 

名古屋高裁が4月24日、
電車にはねられ死亡した認知症の91歳男性の遺族に、
JR東海への振り替え輸送代など損害賠償359万円の支払いを命じた。
昨年の一審判決から減額したものの、
認知症の人を介護する家族の責任を重く認めたことに変わりない。

 事故は2007年、愛知県大府市で発生した。
当時、認知症が進んだ男性は要介護4で、
要介護1の妻(91)と2人暮らし。
横浜市に住む長男の妻が男性の自宅近くに移り住み、
手分けして在宅介護をしていた。
男性はデイサービスから帰宅した夕方、
長男の妻が屋外で片付けをし、
自分の妻がまどろんだ間に外に出て
徘徊(はいかい)中に事故に遭った。

 判決などによれば、
電車事故の前にも2回、男性は徘徊で保護され、
家族は自宅玄関にセンサーを設置したり、
警察に連絡先を伝えたりしていた。
また、男性が外出したがった際は長男の妻が付き添い、
気が済むまで一緒に歩くこともあったという。

 それでも、一審は「民間のホームヘルパーを依頼するなど、
在宅介護に支障がないよう対策を取るべきだった」と指摘した。
二審は別居の長男の責任は認めなかったが、
同居の妻について「監督義務者の地位にあり、
行動把握の必要があった」と断じた。


このひどい賠償命令の報道を知ってから、足腰の丈夫な夫には、
認知症にだけはなって欲しくないわ・・と思っていたら、
先日、東京都台東区の認知症の女性(67)が
2007年に群馬県館林市内で保護され、
今月12日まで身元不明のまま民間介護施設に入所していて、
7年の時を経てのご主人様と感動?の再会場面をニュースで見た。
そのときに私が思ったことは?といえば、
ご主人様に7年間の介護施設入所費用を含む生活保護費の
請求書が来るのだろうか?
ということだった。


その後の国と行政の対応と進展を時系列で追ってみた。

田村憲久厚生労働相は13日の閣議後会見で、
この女性の生活費の負担について
「どういう解決方法があるのか検討する」と述べた。


認知症女性:7年不明 家族に生活費1000万円超請求か  
毎日新聞 2014年05月15日
◇群馬県館林市も苦慮
東京都台東区の認知症の女性(67)が
2007年に群馬県館林市内で保護され、
今月12日まで身元不明のまま民間介護施設に
入所していた問題で、女性の7年間の生活費が、
市から家族に請求される可能性のあることが分かった。
7年間の生活費総額は1000万円を超えるとみられ、
市は国や県と協議し慎重に対処するとしている。


群馬県内のある行政関係者は
「今回のケースを知って『認知症の家族を見捨てても、
行政が金を出して施設が世話をしてくれる』
と考える人が出てこないか心配だ」と話す。


館林市は16日、
これまでかかった7年間の生活費を女性側に請求しない方針を決めた。
市は「認知症に起因し、社会全体で考えるべき問題。
人道的見地から、請求すべきでない」と判断し、特例措置を示した。


館林市はとても良い前例を作ってくださったとは思うのですが、
あくまでも特例措置であり、
他の行政では保護期間の生活費を請求されるかもしれません。

認知症800万人時代において、且つ、老老介護の場合は、
親やパートナーが認知症にでもなったら、
認知症対応の民間介護施設に入所させるか、
もしくは在宅で鍵をかけて閉じ込めて置くしか方法はないのでしょうか。

国と行政側の本音としては、

「今回のケースを知って『認知症の家族を見捨てても、
行政が金を出して施設が世話をしてくれる』
と考える人が出てこないか心配だ」

に、如実に顕れています。

人は皆、嫌でも老い、そして病気で死んで行かなければなりません。
こんなにも老いることが厳しく切なく哀しいことだとは・・・
若い頃は想像もしていませんでした。

お金を出したくない国と行政にとっては、
老老介護殺人老老介護共倒れなどは眼中にないのでしょう。
今の世の中、人生の先達としての老人の尊厳や人権は
どこに葬られてしまったのでしょうか。
この国で老いるということは過酷な現実が待っているということなのです。

にほんブログ村ブログランキング
関連記事

にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへ



テーマ : ひとりごとのようなもの ジャンル : 日記

tag : 認知症 損害賠償 徘徊 在宅介護 監督義務者 特例措置 認知症800万人時代 老老介護殺人 老老介護共倒れ

Secret
(非公開コメント受付不可)

検索フォーム
人気ブログランキング
にほんブログ村
福島は今...
プロフィール
Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
最新の世迷言
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
お気に入りブログ
ブロとも申請フォーム
読書メモⅠ
商品紹介
Twitter
読書メモⅡ
永遠の世界への旅立ちグッズ