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大往生のピンピンコロリで逝った友人二人のそのご尊父様と配偶者様のあやかりたい死に方とその遺族の潔いあの世への見送り方に想うこと。
しばらくプールにこなかったプー友(プール友達)二人・・。
約一ヶ月半ぶりにプールに来た二人が言うことには、
A子さんはご尊父様が亡くなり、B子さんはご主人様が亡くなって、
その後始末に追われていたらしい。

以下はその二人が詳し話をしてくれた内容です。

先ずはA子さん(60代後半)のご尊父様(大正2年生まれの101歳)は、
足腰はだいぶ弱くはなってきたものの、認知症もなく、
朝は散歩と称して普通に電動三輪車に乗って、
ゆっくりと近所の大きな公園を散策し、花木を愛でながら家に帰ってきて、
純和風の朝食後は午前中をかけて新聞を隅から隅まで読み、
昼食後は短歌と俳句を趣味とされていて、新聞への読者投稿を楽しんいるという、
ご長寿老人だったそうなのですが、
4月の桜満開の頃に、普通に夕食を済ませ、
好きなテレビを見て、8時頃に床に付いたのですが、
翌朝、いつもの電動三輪車散歩の時間になっても起きて来ない。
不審に思ったA子さんが様子を見に行くと、
体にはまだかすかな温もりは残っていたが、
既に息をしていない状態だったという。
急いで救急車を呼んだが、救急隊員の方からは、
もう死亡してますね・・と言われ、
不審死扱いという理由で警察が呼ばれたそうですが、
さすがに年齢が年齢なので、形式上の検視の結果、事件性は無し。
ということになったそうです。
歌詠み人でもあり、西行に心酔していたA子さんのご尊父様は、
願わくば花の下にて春死なんその望月の如月の頃」に亡くなり、
A子さんは「父は本望だったと思うわ。」と言い、
父の兄弟姉妹は皆死に絶えてしまっているので、
家族だけでの直葬の際には、ご尊父様が復員後に庭に植えたという桜の木から
桜花を集め柩に花びらを敷き詰めて、お見送りしてあげたそうです。
そして、生前にご尊父様がA子さんも知らないうちに予約しておいたという、
桜の下に眠る「桜葬」と言われる墓地に折を見て遺骨を埋葬する予定だそうです。
毎年桜の咲く頃には、お花見と命日の墓参と日帰り旅行を兼ねて行けるので、
A子さんは父は良い選択をしてくれたと思うわ。「桜葬」オススメよ。
と楽しそうに話してくれました。

もう一人の友人B子さん(70代後半)も、
やはり桜が満開の頃にご主人様(80歳)を亡くされたのですが、
ご主人様はその日も普段通りに朝食を食べ、普段通りに食後のお茶を飲み、
普段通りの台詞を言い、
「さぁ、俺よりもイイモノを食ってるお犬様に引きずられて
散歩にでも出かけるか・・・・・」
と椅子から立ち上がろうとしたその瞬間に、
B子さんの目の前で、まるでスローモーション動画を見ているごとく、
フワ~~~~~~ッと椅子から崩れ落ち、
ピクリとも動かなくなったので、
B子さんはこれは尋常ではないわ!大変だわ!と急いで救急車を呼び、
救急病院に運んでもらったのですが、
到着した時点ですぐに死亡宣告(心筋梗塞)をされたそうです。

B子さん曰く。
「主人は望んでいたピンピンコロリで逝けてさぞかし満足していると思うの。
介護でわたしの手を煩わすこともなく、
主人は潔い良い死に方をしてくれたと思ったわ。
わたしもあやかりたいけど、こればっかりはね・・・」
と言っていた。

「それで、どのような規模のご葬儀をしたの?」と、
我が夫のもしも・・・のときのための参考までに訊いてみた。

「えっ葬儀?葬儀とは言ってもね、
主人は、俺が死んだら、欲ボケ坊主のお経、戒名、仏壇、供養、お墓も不要!
火葬だけで良い!近所も友人も兄弟は呼ばんで良い!
世間には知らせずに、ひっそりと逝かせてくれ!が口癖だったから
わたしと隣町に嫁いだ娘とその家族だけの見送りで荼毘に付してきたの。
遺骨はね、まだ家にあるけど、近々海に散骨するつもりなの。
散骨も主人の遺言だったんだけど、そういう人生観だったのよ。
それから、常識的に考えて、主人の兄弟には知らせたほうがいいかしら?
それとも主人の遺志を尊重して知らせない方がいいのかしら?
と迷いに迷ったけど、結局知らせなかったわ。
だって、主人には兄がふたりいるけど、80代の高齢者で北海道に住んでてね。
一人は半寝たきり、一人は認知症で、ここ何十年も付き合いも電話もないのよ。
だから訃報を知らせたら、主人の兄のご家族にご迷惑かと思って・・。
散骨が終わったら、死亡通知書を書くわ。
故人の強い遺志により、香典、お供物はお断り致します。
の文面を添えて・・・」

だそうでございます。

そこで一緒に話を聴いていた、
命の灯が消えるのは今日か?明日か?
の御母堂様(施設入居中の92歳)のいる
C子さん(60代前半)は、前々から、故人となった人の兄弟姉妹には、
本人、もしくはその代理である血縁者が来る来ないは別にして
知らせるのが世間の常識であるというスタンスを絶対に崩さない人である。
ちなみに、C子さん御母堂様は、
常々、「家族だけのこじんまりとした葬儀でいいよ・・」
と言っているらしいが、
B子の母親の兄弟姉妹は彼女を除いて全員が亡くなっており、
その子どもたち・・つまり付き合いはほとんどないが、
世間の常識として、母親のもしも・・・のときは、
B子の従兄弟と従姉妹に知らせるつもりでいるのだという。
そして、B子は一般葬を執り行うべく、葬儀場も会員として会費を払い、
お寺様の紹介もしてもらう旨の登録を済ませて来たそうである。

しかし・・・・A子さんとB子さんの話を聴いているうちに、
C子さんの、御母堂様のもしも・・・のときは何が何でも葬式仏教で!
の信条が少しづつではあるが揺らいできているのが見て取れたのでした。
それは、B子さんが、C子さんに対して、
「そうねぇ、C子さんのお母さんは、地域の有力者かなんかだったの?
それだったら、超豪華なお葬式でも、遠くの親戚もみんな呼んで、
なんでも好きにおやんなさいよ。
でも、この辺は人間関係も、地域のしがらみも、なぁ~んにもない都会なのよね、
主人のときも、火葬場で見送る人が2.3人の直葬が多かったわよ。」
と言い添えた言葉が揺らがせたのだと思うのです。
そして、私の心の中ではC子さんの予定している葬送よりも、
A子さんとB子さんの葬送に軍配を上げていたのでした。

私自身、母の葬儀のときに約55年ぶりに逢った、
超忙しい個人病院経営の従兄弟(母の妹=故人の息子)に
「母の闘病中には伯母さんには毎日通って貰って、
大変お世話になりましたので、
お知らせを受けて、お線香だけでもと思って診療を抜け出してきました。
午後から手術があって、すぐに戻らなければなりませんので、
申し訳ありませんがすぐにお暇(いとま)します。
それから、僕の母も無くなっていますし、伯母さんも亡くなりました。
伯母さんへのご恩は忘れていませんが、
できれば、今後はこういうお付き合いはもうお互いに止めませんか・・」
と言われたことに、何十年も付き合いがない親戚よりも、
近くの他人のほうが大事と考える私は、大賛同したことがあったので、
私的には、もし夫の「おくりびと」になったなら、
世間体や葬儀費用の問題などではなく、
故人の人生観及び死生観を尊重したいと思ったのでした。
ところが、我が夫からは「直葬でOK!」以外の意思は伝えてもらっていない。
それに、「あなたの直葬のときに、
もし姉さんたちが生きていたら、呼ぶ?それとも呼ばない?」
なんて、あれから4?年の夫婦であっても、
そんなことは口が裂けても訊けない。(^_^;)

それにしても、
「夜、普通に床に入ったら、朝には苦しんだ様子もなく亡くなっていた。」
「食後、フワ~~~~~~ッと椅子から崩れ落ち、そのままコト切れた。」
これぞまさしくピンピンコロリ!究極のまた最高の死に方ですね。
ホント、私もあやかりたいと思いました。

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tag : 欲ボケ坊主 不審死 検視 願わくば花の下にて春死なんその望月の如月の頃 直葬 桜葬 ピンピンコロリ 死亡通知書

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気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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