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「“最期のとき”を決められない」を観て・・人生の最期のときに延命措置を希望するかしないかは、自分で意思表示が出来るうちに決めておいて、健康保険証サイズのもしもノート(リビング・ウィル)を財布に必携していれば良いだけの話なのではないでしょうか。
今年は例年になく喪中はがきが多く届く我が家です。
それでも、亡くなられた方々の年齢を見ると、
98歳、96歳、92歳、86歳等々で、
友人知人のご両親様が多いのですが、
その中に一枚だけ、今では年賀状だけのお付き合いになっていた、
夫の大学時代の友人(66歳)が亡くなったとの喪中はがきがありました。
すると夫が、
「問題は亡くなった年齢じゃないよ。最期の日までお元気だったのか?
それとも長患いで寝たきりだったのか?それが一番の関心事だよな・・。」と、
今までは自分の死及び終末期医療についてはタブー視していた夫が珍しく、
老いと死について自分から、そういう話をしてきました。
少しづつですが、自分の死に付いて考え始めたようです。

そこで私は、これはチャンス!とばかりに、夫がゴロゴロしている居間で
わざとらしく録画しておいたクローズアップ現代
“最期のとき”を決められない」の視聴を始めてみました。


録画機器は居間にしかないので、嫌でも見ざるを得ない夫。
「またそんな番組かい?」と言いつつも一緒に観ていて、
観終わってから夫が言いました。

「僕はあんな風になってまで生きていたくないな。
面倒なので書面に残す気は無いけど
無駄な延命治療はしないで、
死んだら使える臓器は必要な人に全部上げてくれていいよ。」

これで、夫の意思を確認できました。
私よりも先に夫が終末期を迎えても、
“最期のとき”は決められる」ことになりましたが
臓器移植について、年齢制限はないのだろうか?
との疑問が持ち上がりました。
使い古した臓器でもお役に立つのかしら?と思って調べたら、
「提供者の年齢は、おおよそ「心臓=50歳以下」、
「肺=70歳以下」、「腎臓=70歳以下」、
「膵臓=60歳以下」、「小腸=60歳以下」とされています。
しかし個人差がありますので、この年齢を越えていても
医学的判断により提供可能な場合もあります。」
だそうですので、もちろん検査して貰って可能であれば、
夫の遺志でもあるので、ヨレヨレ臓器であっても臓器提供をします。

ところで、話が逸れますが、
私と親交のあるシニアorシルバー世代の皆様方は、
日本人の平均寿命が2013年度では、
女性は86.61歳、男性は80.21歳なので、
自分たちもその年齢前後までは確実に生きられる!
と思っている人が多いようですが、
これは数字に因る単純なマジックで、
約半数の人は平均寿命までは生きられずに死を迎え、
残りの約半数の人は平均寿命を超えても生きていられるということです。
ですが、老いの現実として、上記の動画「“最期のとき”を決められない
の中の人のような状態で生かされることも覚悟しておかなければなりません。



人生の最期は、比較的苦痛がないと言われている
老衰(自然死)で死ぬのが一番幸せな死に方だとは思いますが、
それに当て嵌る人は、平成17年都道府県別生命表の概況によれば、
男性で2.1%、女性では6.29%です。
ということは、男性で運良く老衰で死ねるのは100人に2人です。
お気の毒さまですが、こればかりは自然の摂理で、
致し方がありませんですわね。(^_^;)

極端な死に方(虐待死や死刑等)で無くても、
病気、事故、自死・・のどれかで、半数の人間は
平均寿命まで生きられずに死んでゆかねばなりません。

その昔、私と同い年のいとこ(一人息子でした)は
20歳で交通事故で亡くなりました。
3年前には知り合いのご夫婦の一人娘が幼子を残して交通事故で亡くなり、
夫の甥は40歳でガン死し、最近では先週、娘のママ友(30代後半)が、
小学生の子二人を残して自死(世間には心不全で死亡と発表)しました

これが、老若男女を問わず、死の現実なのです・・。


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上記画像は私の運転免許証(裏面)、健康保険証(裏面)、
終活セミナーで貰ってきた健康保険証サイズの「もしもノート」の
リビング・ウィルのページ(個人情報の都合上、加工してありますが、
自筆署名部分には、日付、本名、住所、生年月日を署名)ですが、
いつも財布のカード入れに入っています。
私は献体登録をしているので臓器提供はできませんが、
一つの案として、前期高齢者と呼ばれることになる65歳以上の人には
健康保険証や運転免許証の裏面に臓器提供の意志の有無の他に、
延命治療の意志の有無も表示して貰えれば・・と思いました。
「□ 延命してほしい □ 延命しない」にチェックさえしておけば、
どんな状態でも生きたい!と願う人は生かされますし、
延命用の管類に繋がれてまで生きていたくない・・と思う人は、
自然死ができます。

ところが、第三者から視て植物状態と思われていても、
患者の耳は聞こえていて、意識もあるが、体を動かせない・・
だけの人もいるかもしれませんが、それらは運命と思いましょう。(^^;)

また、延命するかしないかは自分で意思表示が
出来るうちに決めておくことが前提条件となりますが、
医療機関も、残される家族や親族も
延命するかしないか?の壮絶な葛藤の淵に立たされることもなく、
死にゆく人の遺志を尊重できると思うのです。

今回は喪中はがきから、我が夫婦の終末期と死を考えさせられましたが、
ときどきでも、自分や身近な人の死を見つめ、考えることは、
限りある生の時間を有意義で豊かにしてくれるのではないでしょうか。

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テーマ : シニア・エッセイ ジャンル : 日記

tag : 臓器提供の意志の有無 延命治療の意志の有無 リビング・ウィル “最期のとき”は決められる “最期のとき”を決められない

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プロフィール
Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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