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超高齢化社会で献体希望者が増加
献体とは、医学および歯学の発展のため、
また、力量の高い医師・歯科医師を社会へ送りだすために、
死後に自分の肉体(遺体)を解剖学の実習用教材となる事を約し、
遺族が故人の意思に沿って医学部・歯学部の解剖学教室などに提供することである。


独り暮らしの友人B子から電話で「献体」の相談を受けた。
今現在エンディング・ノートを作成中なので、
この際思い切ってあなたのように献体という選択肢も視野に入れて考えたい。
何処に、どのように申し込むのか?と・・


「今現在は希望者が多すぎて登録できないかもしれないけど、
できれば家から近い医学部のある大学か医科大学に一応電話で聞いてみたら?」
と答えた。
 
彼女が言うには「えっ?大学病院に申し込むんじゃないの?」
との答えが返ってきた。

世間では献体というものはその程度の認識でしかないのだろうか・・。




ところで、「何故献体をしたいのか?」を訊ねたら、

子供に多大な負担をかけたくないのと、葬儀費用の節約を考えてのことと、
今現在臓器移植を待ち望んでいる人々の為に少しでもお役に立ちたいから。
と言う。

返事を聞いてまたまた唖然・・・

『「献体」と「臓器移植」とはまったく別次元のことであり、
それに葬儀費用の節約とは言っても、
葬儀とは残される者が自分たちの世間体や気持の整理のためにするわけだから、
献体遺体は火葬はできないだけのことで、葬儀を済ませてからの献体もOKなのよ。』

と、詳しく説明したが「献体」のなんたるかを理解して貰えたかは不明・・。




いつ見たかは忘れたが、タイトルのインパクトで売る週刊誌の広告見出しには、
「葬式を出すお金もない貧乏高齢者が続々と献体登録!」
などと書いてあったが、おいそれと登録できるものではない。

その昔は医学部学生の解剖実習用遺体が不足し、
死刑囚を解剖実習していたという噂話も聞いたが、
類のない加速度で進む超高齢化社会を迎えた今、家族関係も希薄化し、
献体でもして一切の葬儀関係をしない!と考えている人々も増えている。

友人B子も今申し込んでも満員(安置室の保存設備関係で・・)
だと断られるかもしれないが、
もし、献体登録への意思が固いのなら、
すぐに諦めずに登録希望申し込みを継続して欲しいものだ・・。


献体を受け入れる解剖学教室では、
防腐処置の必要性から出来る限り新鮮な遺体を望んでいる。
故人となった人が生前に希望しており、
その遺族の方も、通夜も葬儀も希望しないなら、
病院の安置室から電話をすれば、
解剖学教室の係の人が24時間対応で指定葬儀社の車で遺体の引き取りに来てくれる。
ただ、事故死、自死等で遺体の損傷が激しければ献体は無理になる。


私自身は十数年前に既に献体登録を済ましてある。
あの時も1番目と2番目に連絡した大学の解剖学教室では
「現在は満員に付き登録はできません。」と断られ、
3番目に連絡した医科大学でやっと空きがあると言われた。

ただ、配偶者と兄弟姉妹の自署による署名と捺印が必要であり、
兄弟姉妹はすぐに署名捺印をしてくれたが、
我が夫は署名捺印を約一年間渋った末にやっとOKしてくれた。

子供は私の希望通りにしてくれるとは思うけれど、
私が夫よりも先にあの世へ逝くことになった場合には、
その時点での我が夫の胸先一つでどうなるかは判らない。
献体登録先に遺体引き取りの連絡をしなければ献体はできない。

私が献体登録をした理由は別な機会に書くとして、
是非とも綺麗な遺体?で献体に望みたいと思う。
それに、手術で身体のパーツを切ったり貼ったり縫ったりしているので、
医学生の為にも、今後の医学の発展にも、少しはお役に立つとは思っている。

お断りしておきますが、献体はあくまでもボランティアであり、
登録しているからといって、その医科大学や大学の医学部が入院の際に
特権などは与えてはくれません。

私の献体は、私が生きた証としての最後のボランテァアであり、
私の生を支えてくださった皆様への恩返しと次世代へのご奉公だと思っています。
110303r
振り向けばそこはピエリス続く道永久(とわ)の眠りを惑わすような
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Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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