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2016年1月からのマイナンバー制度導入では、医療と介護サービスを利用すればするほど、個人の保険料は引き上げられ、その結果、国民皆保険制度は崩壊の危機に陥り、否応なく民間保険への加入(当然ですが歳を重ねるほど保険料も高い)を余儀なくされます。
2015年10月から、住民票を有する国民の皆様一人一人に
12桁のマイナンバー(個人番号)が通知され、
2016年1月に施行されるマイナンバー制度ですが、
内閣官房のホームページには、
当たり前ですが良いことしか書いてありません。

歳を重ねれば、誰しもが医療機関に通院する日数が増え、
本人にも家族にも喜ばしい死に方と思われる、
ピンピンコロリで逝けなかった(逝かしてもらえなかった)場合は、
医療と介護サービスの利用が否応なく増えていきます。

また、マイナンバー制度に組み入れられている「社会保障個人会計」は、
個人が利用した医療と介護サービスが多ければ多いほど、
利用回数に応じて、個人の健康保険料と介護保険料を
引き上げていく仕組みになっています。

つまり、国としては、高齢者はあまり病院に行くな!
介護サービスを利用するな!ということなのでしょう。
先日、ある方のコメントへの返信でも書きましたが、
私の知り合いで、病院好きな健康オタクのC子さん(70歳)がいます。
彼女は腹部に何の自覚症状もないのに、主治医から、
「一度検査でもしましょうか?」と勧められたから・・
というだけの理由だけで、一泊入院で大腸の内視鏡検査を受けて、
一個だけあったらしい、放っておいても問題ない程度の
良性の小さなポリープを切除したり、
本人には自覚のない白内障にも関わらず、白内障の手術を受けたり、
また、一昨年、人工股関節置換手術を受け、
「介護保険で要支援2を勝ち取ったのよ!」と自慢しつつ、
「さぁ、プールでリハビリだ。買い物だ。温泉旅行だ。」
と、杖も突かずに、毎日元気に外出というか、
糸の切れた凧の如くに遊び回っていて、
家に帰ると疲れがドッと出るからと、介護サービスを利用して、
週に2回ほど、ヘルパーさんに食材の買い物と掃除をお願いしているそうです。

その話を聴いて、
「本来の医療と介護サービス利用の考え方が間違っているんじゃない?」
と思いましたが、本人は当然の権利だと主張しています。

それでも、2016年1月施行のマイナンバー制度が導入されたら、
彼女の保険料は引き上げられ、
利用したくてもできなくなる・・とは思いますが、
C子さんの場合は問題外として、
問題なのは、今まさに医療機関に足繁く通ったり、
在宅医療の担い手に訪問してもらい、
定期的に病状を診てもらわなければならない人と、
老老介護離職介護等で家族の身体的及び経済的負担が大きく、
切実に介護サービスを利用しなければ、被介護者も介護者(家族)も
にっちもさっちもいかない状況におかれている人々です。
そういう人たちにも
「医療と介護サービスを利用すればするほど、
個人の保険料は引き上げられ・・」が降りかかってきます。

被介護者にそれなりの蓄えがあるとか、民間保険に加入している場合は、
「介護をカネで買う」ことでなんとかなるかもしれませんが、
このマイナンバー制度は、代議士である息子のために、
都知事選において、脱原発という心にもないパフォーマンスを演じた、
あの小泉元首相時代の小泉構造改革の頃から、
財界が切に熱望している制度なのです。

とにかく、私のように名も無き下々の民で、
それなりの老後資金しかない人は、
人は老いれば必ず死ぬもの・・ということを何度も自分に言い聞かせて、
ある日突然ポックリ!で逝けるように、
家の中で心筋梗塞や脳出血で倒れても、
完全に息を引き取ったことを見届けるまでは、
慌てて救急車を呼ばないようにと、家族に頼んでおかないと、
半身不随ならまだしも、寝たきりで生きながらえることになり、
おまけに胃ろう等で生ける屍にさせられたり、
またまたおまけが付いて、介護者(親族)の負担が増え、
双方に多大な経済的+心身的な苦痛が強いられることは必須です。

(私の亡き母は63歳のときに脳出血で倒れ、
半身マヒと言語機能を失って、18年間、寝たきりの日々を過ごし、
最後の5年間は胃ろうで生きながらえました・・)

そうは言っても、上記の意見は私個人の今現在の想いであって、
そのときになれば、どう変わるかは分かりません。
100人いれば100人の顔の造作がそれぞれ違うように、
死生観についても価値観は人それぞれです。
死の自己決定権は家族ではなくて、個人にありますので、
胃ろうを付けても、生きたい人は生きればいいですし、
すぐに救急車を呼んで、延命を望む人は、そうなるように、
予め、身近な人に伝えておけば良いと思います。
生ける屍なんて嫌だ!と考える人は、事前指示書を準備しておくか、
意思表示ができるときに、また認知症になる前に、
口頭で家族に伝えて置くほうが賢明だと考えます。

ただひとつ確かなことは、人は独りで生まれ、
年齢に関わらず、いつの日にか必ず独りで
死んで行かねばならないという事実だけです。



毎度のことながら、余談が多く、
マイナンバー制度の話から逸れましたが、
本来であれば、マイナンバー制度は、
多岐にわたる議論が必要にも関わらず、
お上の決めたことには声も上げず、
無関心を心地よく思う国民性をいいことに、
庶民には詳細をほとんど知らされないままに進められて行くのです。
マイナンバー制度に関わらず、他の諸々の庶民イジメ施策も同様です。

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テーマ : 今日のつぶやき。 ジャンル : 日記

tag : マイナンバー制度 社会保障個人会計 老老介護 離職介護

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Re: No title
こんばんは。

私のリアル生活の中で知る限りでは、
記事中のC子さんのような方は極一部ではないか?と思いたいところですが、
やはり、医師に言われたからと、必要のない薬を処方してもらったり、
必要のない検査をする人は他にも存在します。
ただ、理解していただきたいのは、歳を重ねると、
老い→死が身近になるので、死の恐怖心から主治医は絶対者になり、
なんでも言うことを素直に聞いてしまうのです。
個人的にいつも思うのは、自分で健康寿命を維持する努力と共に、
高齢者には死をタブー視せずに、死に関する教育(メメント・モリ)をも
同時に勉強していただく必要もあるのでは?と思う昨今です。

それから、私は介護保険が施行される直前に、
県主催の介護ヘルパーの講習に通って資格を得て、
短い期間ですが、家事ヘルパーをした経験があります。
そのときの利用者様のわがままとモンスター振りには驚かせられました。
やはり、年下様が懸念されているように、
解っていない人が多いのです。『医療保険と介護保険の趣旨を・・』

それでも、
年下様のように真剣に介護に向き合ってくださるお若い方がいらっしゃることに、
60代のおばあさんである私はホッとしています。
ありがとうございます。m(__)m
No title
解っていないのだと思います。
医療保険と介護保険の趣旨を・・・。高齢者にはとても多いと思います。若い人は利用そのものが少ないので介護や医療現場の人しか深くは理解していないかもしれません。

 どちらの保険も共助の精神で成り立っていることをどれほどの人が理解しているでしょう?
 どんなに素晴らしい制度でも維持していくには高齢者も現役世代の人も共に協力していかなければ続けることが出来ないのに・・

 マイナンバー制度ですか?お上は進めるでしょうね。介護、医療保険を自由に使わせないようにするために考えたのでしょう。
 お上のすることが正しいのか、そうでないのかは解りません。ただ介護、医療保険は誰にとっても必要な制度です。私はあなたより随分と年下ですが、この制度が長く続くことを願って自分に出来ることはしていこうと思っています。
 
 
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Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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