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天災と人災のトリプルパンチの渦中で見た我欲
地震、台風、噴火等の自然災害では、明日は我が身・・とは思いながらも、
そのこと自体はどこか漠然としていて、
私の周りの人たちを観察すると、被災者の方々への関心は薄い。
それでも、個々のシンパシーには大きな差があるので、
共感力の高い人は我が事のように思う人もいるかもしれないが、
この世の中、このような前代未聞の地震と津波と原発事故の
トリプルパンチの渦中にも関わらず、
善の心だけを前面に押し出す、心に余裕のある人ばかりではないようだ。

何処ぞやの知事様が、
『我欲に縛られ政治もポピュリズムでやっている。
それが一気に押し流されて、この津波をうまく利用してだね、
我欲を一回洗い落とす必要がある。積年たまった日本人の心のあかをね。
これはやっぱり天罰だと思う。被災者の方々、かわいそうですよ。』
とのたまわれたとか・・・。
さすがにその後は発言を撤回されたそうだが、
天罰などという言葉は、何の罪もなく、落ち度もなく、
日常の繋がりの中でただ偶然にそこに居ただけで津波に巻き込まれてしまった人々と
被災された方々に向ける言葉ではない。

だが、「天罰→被災者」と語彙の一部だけ捉えて報道するマスコミも
我欲そのもの・・・。
知事が言いたいのは、
被災者の方々が罰を受けたのではなく、
日本人全体が我欲に縛られ天罰を受け、
その罰の場所がたまたま東日本太平洋沖に近い地域であった。
そして、他の日本人の我欲の代表として犠牲になった。
と言い替えることもできる。
べつに弁護しているわけではないが、
言葉の全体像を見ないで、一部の語彙だけを取り上げ、
善人ぶって攻撃するという行為も、
都知事を嫌う人の「我欲」ではないだろうか・・?

ここで視点を変え、「我欲」という語彙部分だけを取り上げれば、
今の現状を見るにつけ、どこか納得する部分もある。
現在、首都圏のスーパーでは乾電池も、米も、パンも、レトルト食品類も、
インスタント麺類も、缶詰類も、トイレットペーパーも、ティッシュペーパーも、
納豆も、すべて売り切れである。
道路は、ガソリン給油渋滞で4車線のバス車線停留所区域まで、
給油待ち乗用車で埋め尽くされている。

いくら、政府のおエライさんが、声を荒げて
「品物はあります。冷静に!」などと言っても、
一度火が着いたら最後、買い溜めに走る群集心理に因る我欲を抑え込むことは難しい。





あれから、9日目・・

安全神話が脆くも崩れ去った原発。
99%安全と言われていたが、残り1%は安全ではなかったことが露呈され、
未だ収拾の付かない前代未聞の原発事故の渦中にある。
この世の中1%の意見も疎かにしてはいけないことを身を持って知った。
そして、自然災害というものは人智を超える想定外の事象であることも・・・。

我が地域にも風向き次第では高濃度の放射性物質が飛んでくる可能性があり、
目に見えないがゆえにますます恐怖感だけが募る。
何処ぞの知事様風に言えば、
私の「我欲」目がけて放射性物質が風に乗ってやってくるのだろうて・・。


原発専門家といわれる何人もの方々(おそらく原発推進派、
もしくは批判しながらも推進派であろうか・・)
が各メディアに出ては、最悪チェルノブイリだとか、
最悪スリーマイルだとかの言動や記事を何回も見聞きした。

昨夜のニュースでも、
「原発事故で想定し得る最悪のシナリオを教えて欲しい!」
と声高に訴えている行政の長がいたが、
想定し得る最悪のシナリオなど発表しようものなら、
首都圏は大パニックになり収拾が付かなくなることは明白。
集団我欲で他の地域にまでパニックを引き起こしてはならない・・。
指揮系統機能は完全にマヒし、
ますます自分で自分の首を絞めることになりかねない。


おおよその人は、口には出さないだけで、
既に最悪のシナリオは解っているとは思うが、
強いて言えば、情報を見聞きできる環境にある一般人は、
今流布している数々の情報から自分自身で分析判断する目や耳を
持つしかないのである。




世界一の原発大国である米国では、この有事の際の日本人の冷静さや、
福島第一原発の作業に当たる東電の協力会社、子会社の無名の人々を
表向きでは「フクシマ50」(3/19日現在では580人)と呼び、声高に称賛しつつも、
福島第一原発上空には、米軍が無人偵察機グローバルホークに加えてU2偵察機を投入し、
原子炉建屋内部の解析などに当たっているとのメディア報道もある。
自国(米国)での想定外の、そのまた想定外の原発事故に備えた
恰好の原発事故実習中・・なのではなかろうか。
と考えると、これも米国という国の「我欲」だと思えてくる。


※参考  世界の原子力発電所設備容量



福島原発で作られた電力は主に首都圏で使われている。
私もその恩恵に預かり、原発近隣に住む人たちのことなど何も考えず、
いままでの生活を享受してきた。
それも見直す良い機会であると思うようになった。

今はただ耐えるのみと思い、今までにない超節電に努めているが、
それでも、たかだか2~3時間の停電ごときで怒り、
我が区域は計画停電地区に入っているだの、入っていないだの、
不公平極まりないだの・・・・
で苦情を言い大騒ぎしている人も身近には大勢いる。

そしてまた時期を狙ったかのように、
カルトと言われている新興宗教の人が続けて来た。
私にとっては神の押し売り訪問勧誘・・彼らにとっては布教活動というらしいが、
「信じる者しか救われません。不老不死の命が欲しくありませんか?
あなたも楽園に行きませんか?」
とインターフォン越しに言われたりしている。
「津波で亡くなられた信者の方々は楽園に逝かれたのですか?
そこは何処にあるのですか?」
と訊いて見たかったが時期が時期なのでそれは止めた。

どうやら、宗教関係者にとっては不安を煽っての絶好の布教時期であるらしい。
また、投資家などは、未だ避難所で寒さと飢餓と闘いながら、
生活物資不足の中、ストレスが溜まる避難生活を余儀なくされている人々が大勢いるときに、
復興関連銘柄として被災された方々の不幸を餌にして、
株で儲けようと蠢いているとの話しも聞く。
義援金詐欺も紙面に載るようになった。
やはり・・人間の根本なる基は我欲の塊としか思えない。
私には我欲が無い・・などとは言わないが、
今はその我欲を出来るだけ封印しなければ、
復旧、復興には膨大な時間と財源を要することになり、
増税もやむなし・・の可能性大であろう。

今はただ踊らされず、自ら踊ることなく、
唯一の信頼できる情報源だと信じるしかない
政府発表の記者会見に耳を傾けることにしたい。

今現在も福島第一原発の被災事故現場では各方面から集められた現場作業員の方々が、
被曝覚悟、もしくは死をも覚悟?で、不眠不休で戦っていらっしゃることだろう。
今も予断が許さない状態であるらしい・・。ただただ頭が下がる。
110320r
救世主(メシア)なる人が現れ数世紀人の獄見ず来世のみ説く
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気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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