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原発ジプシー
原発ジプシーとは、wikipediaによると
日本のフリーライターである堀江邦夫が1979年に発表したノンフィクションである。
日本において原子力発電所(以下「原発」という)の定期点検時には、
原発を運転する電力会社の社員ではなく、関電プラントなど原発の保全業務を担当する会社の
下請け企業に一時的に雇用された労働者が、点検業務にあたる。


私の甥(30代)もまさに原発ジプシーである。
電力会社の正社員ではなくて、下請会社に在籍している。
原発で働いていることは口にしたが、原発内部の仕事内容はタブーらしく、
多くは語らなかった記憶が蘇る。
一年ほど前は中部電力が保有する中部地方の原子力発電所にいると聞いた。
もしかしたら・・
今現在は福島第一原発の現場作業員として呼び出されているかもしれない・・。

メディアは協力会社だの関連会社だのとオブラートに包んだような言い方をしているが、
実際は、複数のピンハネの構造で成り立っている下請会社及び孫請け会社であり、
危険極まりない現場で作業をするのは電力会社の社員ではなくて、
下請、孫請けの社員たち=原発ジプシーなのである。

詳細はこちら→原発で働く人→下請け労働者々
原発で働く労働者は下請け、孫請け・・・
と8代も下の会社に雇われている場合も少なくありません。
そのため劣悪な労働条件下、安い賃金で働かされます。
例えば電力会社から労働者一人当たり1日15,000 円支払われたとしても、
中間にいる親方がピンハネするために、
実際に労働者が受け取る賃金はそれよりずっと少なくなってしまいます。
さらに、被ばくしたり、ケガをした場合は下請け業者が、
上の業者や電力会社に気兼ねして握りつぶしてしまい、
表に出さないことが通常です。

被ばく労働の実態が社会に知られていない原因がここにあります。
原発は事故がなくても、仕事の中で被ばくをしいられている労働者がいなければ
絶対に動かないことをよく理解しておく必要があります。



ついでなので、今回のようなレベル5相当以上の大事故には至らなかったが、
日本の過去の⇒wikipedia 日本の原発事故を調べたら、
まだ記憶に新しいものから、記憶にないものまであるわあるわ!
興味のある人は上のリンク先(wikipedia)を見てください。



この時期にまた、玄海原発2基「5月にも再開」九電社長(2011年03月31日更新)のニュースを目にした。

狭い国土に非稼働を含め55基もの原発がある日本。
いつ、あの「3.11」の日と同クラスの巨大地震が何処かに起こらないとは言えない。
ゆえに、今生きている人々はたまたまあの場所に居なかったという
偶然の産物なのだと思わざるを得ない・・。

自然の猛威には逆らえないことを身を持って知ったはずなのに、
政財界の人々は、
「1000年に一度の巨大地震」や「想定外の津波」を
言い訳に責任逃れをしている。

電気というエネルギー供給事業会社は独占企業であり、
嫌なら買わなくてもいいという商品ではなく、
嫌でも買わざるを得ない。
そして電気事業会社の幹部は自民党政権時代からの天下りが多いと
昔から新聞紙面やニュースで見聞きしていた。
利権が絡めば、この非常事態においても、住み慣れた土地を追われ、
放射性物質から逃げ惑わなければならない人々のことなど、
所詮他人事なのだろう・・。
そして、今後も原発事故は起こり、その度に国民は右往左往し、
安定した電力供給も得られない状態が続くだろう・・。



スーパーやデパートに溢れかえるモノ、モノ、モノ。
それらのモノを作るには原発に依存した膨大な電気エネルギーを必要とする。
そしてモノを買えば、いずれは捨てる場所とそれらを処分するために、
再び膨大な原発に依存した電気エネルギーを必要とする。
その悪循環という矛盾から目をそむけさせ、
「買う=消費」だけを取り上げ、
それを科学技術の進化or経済だと思っている奢り高ぶる人々がいる。


考えてみるまでもなく、
人間社会などというものは初めから不公平で成り立っている。

そして、いつの世も天災人災に関わらず多大な犠牲や
不公平感を強いられるのは名も無き人々なのである。
退避命令で避難所から避難所を渡り歩くことを余儀なくされている
福島第一原発周辺の人々も、或る意味「原発ジプシー」ではないだろうか。

復興だの希望だの夢だのを繰り返し語るACのCMも虚しく耳を通過してゆく・・。
原発に依存した邯鄲の夢が永遠に続くことはない。

今ここに私が、そして、原発ジプシーをしている甥が、
そして、避難所から避難所を渡り歩かざるを得ない福島第一原発周辺の町の人々が、
不公平感と苦難の道を強いられながらも、
此の世の今という時間を生きて居るということは、やはり偶然なのだろうか・・。
110331r
生くことは偶然なりき死すことは必然なりきと無常の風吹く
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テーマ : 思ったこと・感じたこと ジャンル : 日記

tag : 原発ジプシー 邯鄲の夢

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Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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