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原発はテクノロジーではなくてイデオロギーだった。
先日、「低線量の放射線は体にいい」と強調する東電顧問の元参院議員まで現れ、
びっくらこいてしまった。

(老眼の人は画像をクリックすると大きな紙面になります。)
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原発は安心安全の科学的裏付けは無視され、東電、官僚、経済界に因る
利権癒着イデオロギーのみで建設され稼働されていたとしか思えない。

原発事故などという、起こってなどほしくない事故は、
絶対に起こらないという思いこみと、
事故のことなど考えたくない、見たくないという思いで、
そういうことからを背けることで
チェルノブイリスリーマイルの数々の教訓を無視し、
JOCの事故後に国の予算30億円で開発された
原発事故想定用の無人遠隔操作ロボットも、
東電の「「活用場面はほとんどない。」
と思いこみの判断から実用化もされず結局は廃棄になった。
つまり、30億円=国の予算=我々の税金をみすみすドブに捨てたことになる。
テクノロジーイデオロギーに掏り返られる背景には、
今尚、累々と続いている政財官の癒着の構造に起因する。
それでも市井の人々は、選挙という唯一の行使権でそれさえをも許す。
それだけ、東電の株主が多いということなのだろうか?



今現在表だってはマスメディアに現れるのは東電、現政権、原子力保安院だが、
他にも忘れてはならない原子力関係機関として、
原子力保安院の天下り先として名高い
独立行政法人 原子力安全基盤機構/JNES(ジェイネス)がある。
なぜ、専門家集団を自認するJNESが前面に出てきて
事故収束に指揮権を発揮しないのだろうか。
天下りを叩かれるのが嫌だから?
それとも、要請されないから?
貝になり押し黙っているほうが攻撃されないから?

そこで、独立行政法人ジェイネス 原子力安全基盤機構/JNES
の詳細を見てみた。↑


(8) もし、放射線事故がおきたら!?のデジタルパンフレットでは、
原発事故で漏れた放射性物質を含む水を作業員が雑巾で拭いている絵がある。
ド素人の私でさえ、放射性物質の怖さは知っている。
笑うに笑えない絵であり、これが専門技術者集団の機関としての
「放射線事故がおきたら!?」の際の認識なのだとしたら、
いまどきの幼稚園児にも笑われるだろう。

その「専門技術者集団」の行動指針にはご立派なことばかり書いてあり、
シビアアクシデント対策にも
「原子炉の炉心の重大な損傷に至る事象(シビアアクシデント)の発生防止や影響緩和について、
実効性のある対策を講じるため解析・評価、試験研究などを行っています。」

などと書いてあるが、
「シビアアクシデントの影響緩和実効性のある対策を講じるため解析・評価、試験研究」
をしていたのであれば、収束さえ見えない原発事故に自ら望んで進言すべきではないのだろうか。
報道されていない部分で進言しているのかどうかは確認のしようはないが・・。


JNESの主要業務

・原子力施設等に関する検査、安全管理審査、確認等業務
・原子力施設等の安全性に関する解析及び評価業務
・原子力施設等の安全規制に反映するための調査、試験及び研究業務
・原子力災害の予防、原子力災害の拡大の防止及び
・原子力災害の復旧に関する業務
・原子力の安全の確保に関する情報の収集、整理及び提供



科学的・合理的判断

・私たちは、「専門技術者集団」として、科学的な知見に基づき合理的に判断する。
・公正・中立
・私たちは、業務の「高い公共性」に鑑み、法令に従って、公正・中立性を確保する。
・透明性の確保と説明責任の遂行
・私たちは、業務遂行の透明性を確保するとともに、
  「説明責任」を果たすために、広く内外に情報を発信する。

自己研鑽

・私たちは、「技術は生きている」との認識のもと、広く内外に知見を求め、
  専門家としての自己研鑽に励む。

理念

・強い使命感を持つ
・科学的・合理的な判断をする
・中立性・公正性を保つ







JNESの主要業務を見る限り、「原子力災害の復旧に関する業務」についての動きは、
私の目には今のところは皆無?だけれど、
なんとご立派な原子力関係の機関でありますことやら・・。


風評被害の元凶でもあるマスメディアが
原子力安全基盤機構/JNES(ジェイネス)を記事にしない理由も、
未だに原発事故の影響を安心安全と軽い言葉で報道し、
真実を言おうとするフリーランス・ジャーナリストを降板させるのも、
御用学者ばかり出すのも、
おそらくは、東電から年間数百億円と言われている
超高額な広告費を出す大スポンサーだからだろうか。


社会に支配的な集団によって提示される観念=イデオロギーでは、
早期の復旧も復興も成し得ない。
浜岡原発もやっと停止したが、福島原発よりも近距離にある我が家。
たかだか2~3年でまた再稼働されてはたまらない。
原発城下町の交付金とか行政の維持運営とか雇用の問題とか、
目の前の利益だけに拘っているとまた同じことを繰り返す。
いまこそ、自然エネルギーへの転換を図りながら、
将来的には日本の全ての原発を廃炉にする方向に迎えば、
世界に名だたる自然エネルギー先駆的国家となり、
時間はかかっても経済は回復すると思う。

結局は原発事故の賠償金も電気料金値上げによって、
また復興税という名目により全て我々下々の国民が負担することになる。

今こそ、国家、階級、党派による政財界のイデオロギー利権癒着構造と、
一部の株主を儲けさせる社会を変える良いチャンスに巡り合えた・・。
と思うのだが、下々はまた負担を強いられ、格差はさらに拡大し、
逆に政財官はさらに肥え太るという
今までと何も変わらない社会が続くのだろうか。
節電など、遥か昔から実行し、倹しい生活を送っている私だが、
放射性物質の汚染という想定され得ることから回避でき、
平穏な暮らしを求めるのは贅沢なことなのだろうか。

今すべきことを今ここで為しゆかむただそれだけが救いとなれり  
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テーマ : みんなに知ってもらいたい ジャンル : 日記

tag : テクノロジー イデオロギー フリーランス・ジャーナリスト チェルノブイリ スリーマイル JOC 遠隔操作ロボット 原子力保安院 原子力安全基盤機構 JNES

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Re: NoTitle
ノヴェリン様。 こんにちは。(*^_^*)

> スポンサーを批判しないマスコミの罪は大きいと思います。

最近、すべてのマスメディアが信じられなくなってきましたが、
それでも、自分の身を守るために新聞だけは読んでいます。
罪など感じていたらマスコミに身を置くことなどできないのでしょうね・・。
NoTitle
こんにちは!
スポンサーを批判しないマスコミの罪は大きいと思います。
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Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
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