*All archives* |  *Admin*

あれから40年・・・老妻たちの逆襲計画
振り返れば、私はと言えば、なんの取り柄もなく、何の才能もなく、
ましてや人様に誇れる特技を身に付けることもなく、
6?年の日々を無為に生きてきてしまった感が強い・・。
それでも二人の子どもたちは可もなく不可もなく育ち、
それぞれに良き伴侶を見つけて家を出て行き、
「おふたりさまに」なって、なんの進歩も進化もないまま約10年が過ぎ、
そして、今年、私の結婚生活も丁度40年となった。
日数で数えると14776日。よく今まで持ったものだと思う。
離婚の危機も何回かはあったものの、今まで一緒に居ることができたのは、
ひとえに私の我慢と忍耐のたまものであると思っている。(^_^;)
夫も同じことを思っているのも確実だが、そこは無視することにする。
なぜなら、男と女の脳の作りには決定的な違いがあり、
永遠にお互いを解り合うことはできないからである。

そして今日、40肩のリハビリに通っているプールで、
婆様たちの社交場=ストレス発散の場となっている
プールのある施設のロビーの一角で、もしも生まれ変わったら、
再び今の及び既に彼の世の住人となっている旦那様と出会いたいか?
の話になった。
そこに居た、私を含めて5人の婆様たち(結婚生活40年~45年。内2人は未亡人)は、
皆が皆、きっぱりと否定した。

いつも旦那様と一緒に仲良くプールに来ている婆様もいるのだが、
彼女はもし、生まれ変わってもまた今の旦那様と恋をして結婚したい。
と言うのだろうな・・と誰もが思っていたら、
あらら!なんとまぁ、期待を裏切り、一番先に「絶対に嫌っ!」と否定した。
結局は5人が5人とも、あの世に逝ってまで、
今の夫及び彼の世の住人となった夫とは絶対に関わりたくないというか、
生まれ変わりによるこの世での廻り合いも拒否した。

ということは、当たり前の話しではあるけれど、男女ともども、
過去も含めた現実の結婚生活にも、大いなる不平不満が昇華されずに溜まっている。
未亡人の場合も、相手が死してなお、心の奥底には不平不満が燻っていると推測できる。
それに別な人のほうが幸せになれると思っている節もある。


このときと場合に、それぞれのご主人様に対する不平不満が出るわ出るわ。
以下はそのときのそれぞれが発した個人的思いの概要である。     

C子(老いてもどこか色っぽい美しき未亡人)
私が風邪による高熱で寝ているときに、
自分の分だけコンビニでお弁当を買ってきて、
居間でテレビを見ながら独りで大声でげらげら笑いころげて弁当を食べ、
そのまま寝てしまった夫の姿を見て、風邪が治ったら、
社交ダンスで鍛えたこの脚で顔面に回し蹴りを入れてやろうかと思ったわよ。

D子(年相応のそれなりのお顔の未亡人)
高校、大学と受験生が2人もいたときに、フィリピンパブのおネェちゃんに入れ上げて、
生活費を半分に減らされたことを未来永劫、私があの世に逝っても許さないわ。
夫は仏式で葬儀をしたので極楽浄土、私はキリスト教式で葬儀をする予定なので
天国に行くので、合うことはないだろうと思うけど・・。

E子
一日中テレビが恋人の如くにテレビの前に座っているのが気に入らないのよね。
健康の為に少しは動いたら?と言っても、私のいうことなんか無視して、
テレビと一体化したお地蔵さんになってしまっているのよ。
あら、寝ているわ。と思ってテレビを消すと、
「なんで消すんだ!見ているぞ!」と言ってまた電源を入れさせるのよ。
できるものなら、映画の「リング」の貞子のように、
私がテレビの中から出て行って脅かしてやりたいわ。
sadako
F子
2人とも、もう無職なのだから条件は同じ、家事は分担すべきよねぇ。
と思いながらも、夫の昼食を準備してきて、
直後にまた夕飯のメニューを考なくちゃいけない女の立場の弱さが悔しいわ。
それに、甘すぎるだの、塩辛いだのと口答えする分、飼い犬より始末が悪いわよね。
たまには自分で夕飯を作れっ!っていうのよ。

N代
前夜と翌朝に、友人と会うから出かけます。と言っているのに、
そんなことはすっかり忘れ、毎回、出かけるたびに、
何処に行く? 誰と行く?何時に帰ってくる?俺の飯は? と訊かれるのよ。
帰ってきたら夕食に毒を盛ってやろうかと思うことが数知れずあるわ。
ただ毒の入手方法をしらないから、思うだけにしているけど。


こんなことを言いつつも、みんな一朝一夕で婆さんになったわけでもなし。
ずる賢い狸婆様たちは家に帰れば、心にもない言葉を発し、
夫といういい歳をしてもまだまだ子ども的な男の自尊心を擽りつつも上手く操り、
また世間には世帯主の男としての立場を守り、
リップサービスの多用で家庭内の平和を保っているのである。

思い起こせば・・私は若き日になにを血迷ったのか、
気の迷いで結婚して、あれから40年の月日が流れ去った。
あの時は超イケメンに見えた夫も今では頭髪もお寂し山のただのジジィ。
かくいう私も半白髪で老眼鏡を手放せないただのシワシワババァ。
ときどき動悸がするんだけど、間違っても「トキメキ」の胸キュンじゃなくて、
心筋梗塞の前触れだと思うのよね・・( 一一)
だって、韓流スターだの、いまどきのイケメン俳優にも全く興味なし。
このまま、二度と胸キュンを体験することもなく、徘徊老婆になっていくのね・・。

結婚直前になにげなく見てもらったある手相見から、
「貴女は男で苦労する手相をしておる。」
と言われ、結婚してから気が付いたけど、あれから40年・・・
もう、時既に遅しね・・・。
それでも、心の片隅ではまだ「おふたりさま」でいられることに安堵し、
一応はそれなりに健康な夫に感謝をしているのかもしれない・・。
夫婦とは何事もお互い様ではあるけれど、
時の流れとは、また老いるとはこういうものなのねぇ。

致死量の幸福ください永遠に貴方を愛し続けますから
関連記事

にほんブログ村 シニア日記ブログ 女性シニアへ



テーマ : 「生きている」ということ ジャンル : 心と身体

Secret
(非公開コメント受付不可)

Re: パワー全壊?いや全開
ひなた様。こんにちは。

いつの日か、とは言いましても、
近い将来には必ずやこの世から消えて行かねばならぬ我が身です。
一度きりしかない今というこの瞬間(とき)を泣きながらよりも、
笑いながら過ごしたいと思っています。
性格上でしょうかねぇ?少々?ひねくれた笑いの形ではありますが・・・。
毎度、コメント、ありがとうございました。(*^_^*)
パワー全壊?いや全開
ほんとに可笑しくて、何度も吹き出してしまいました。なすよ様ユーモアのセンス 抜群です。たとえ夫に不満がなくても、生まれ変われるのなら、別の方と別の人生 歩んでみたいと思います。いろんな人がいていろんな生き方あるでしょうしね。あの世では、仏様になった夫によしよししてもらって、とぴっきりの気持ちになって、またこの世に舞い戻るのもいいかなぁ?まだお迎えは遠そうなので、なすよ様の楽しくピントのあった講釈を手本にしていきたいです。なすよ様にお会いしたいほどファンです。
Re: NoTitle
けいこ♪♪♪様。はじめまして。

私は忍耐強いのでしょうかねぇ・・?( 一一)
自分ではよく判りませんが、
あれか40年・・・
も経ったのは事実。
溜まりに溜まった
「たそがれちまった悲しみ」を、
笑いのオブラートに包み込み、
限りある生の今という瞬間を
面白可笑しく、また楽しく生きています。
コメント、ありがとうございました。(^_-)-☆


NoTitle
こんばんは☆
いつも楽しいですが、今回は腹がよじれるほど笑わせていただきました。

ほんとにね~~

私は忍耐浅くてひとり身になりましたが、どうぞ楽しい夫婦漫才、これからもお聞かせくださいね☆
検索フォーム
人気ブログランキング
にほんブログ村
福島は今...
プロフィール
Author:千風
気が付けば、シニア.........。 老眼鏡無しには新聞も本も読めず、 体の各部位が少しづつ、 壊れゆく 今日この頃、 この世での 残り時間を思うと、気持ちだけはアセアセ、ジタバタ、 ドタバタ。 心に反比例して 体の動きは うだうだ、だらだら、 とろとろ、のんべんだらりん、だらだらりん・・ついでに座布団に つまづいて すってんころりん。 ころころりん・・。 そんな明日をも知れぬ シニア女が老いと死の狭間で 揺れ動く、 切なくも哀しい乙女心。 じゃなかった・・(^_^;) 「お婆心?」を 時には超真面目に、 また或る時はユーモラスに、 独断と偏見思考で綴っています。
最新の世迷言
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
お気に入りブログ
ブロとも申請フォーム
月別アーカイブ
読書メモⅠ
商品紹介
Twitter
読書メモⅡ
永遠の世界への旅立ちグッズ